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お世話様です。下記の映像 ショルティの鬼気迫る「ジークフリートの葬送行進曲」(リハ)ですが、
映像の2分13秒あたりで、第一Vnが立って演奏しています。そして、4分48秒あたりになると、おもむろに座り始めます。
なんで、Vnは立ってリハをしているのですか?そして、なんで途中から座り始めたのですか?
お分かりになる方ご教示下さい。

A 回答 (2件)

ショルティの「指輪」の録音風景ですから、1958~1965年ごろですね。

有名な「デッカ」の録音ですね。
「神々の黄昏」は最後の1965年に録音されたようです。

録音時期:
『ラインの黄金』:1958年9月24日~10月8日
『ワルキューレ』:1962年5月6日~18日、10月21日~11月5日
『ジークフリート』:1964年5月下旬~6月上旬、10月26日~11月26日
『神々の黄昏』:1965年10月29日~11月19日
録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール

当時は、その後のステレオ録音で一般化するような「マルチマイク、マルチトラック録音」はまだ確立されておらず、デッカ録音チームは「デッカ・ツリー」と呼ばれるマイクのセッティングを使っていたそうです。基本は「マイク3本」です。
↓ 「デッカ・ツリー」の少し技術的な記事
http://flac.aki.gs/bony/?p=3779
http://www.recording-research.com/2018/05/14/%E6 …

このマイクセッティングはある意味で「ワンポイント固定マイク」ですから、オーケストラの配置によって「マイクに入りやすい音」と「マイクに入りにくい音」があったのだろうと思います。「録音音場の均一性」を保つために、マイクのセッティングはほぼ固定していたのだと思います。
ヴァイオリンが立って弾いているのは、おそらくこの「マイクへの音の入り方」を「オーケストラ側の配置」で試行錯誤した結果なのではないかと思います。通常の配置だとヴァイオリンの後ろの方は音がマイクに届きづらいので立って弾くとか、ヴァイオリンを少し大きく録音したいので前の方も立って弾くとか。「音の遠近」を、マイクのセッティングではなくオケ演奏者の配置やマイクとの距離で調節していたのでしょう。
「臨場感のある、生に近い音」を録音するために、当時のエンジニアたちはいろいろ創意工夫したようです。それがレコード会社ごとの音の特徴にもなったようです。

しかも、かなりの確率で「一発録り」だったようです。その意味で「勢い」とか「一期一会」的な熱い演奏が多いのでしょう。
カール・ベームのスタジオ録音が面白くないのは、マルチマイクで数多くのテイクを録音し、よいところだけつなぎ合わせるような編集をして「平均的、優等生的」な音になっているせいなのだと思います。ライブ録音は結構面白いのに。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。そして、詳細なるコメント謝々です。
昔のスタジオ録音って、そうゆう風に録っていたのですか。ボーッと生きてました。

お礼日時:2019/09/01 14:09

Vn は立って演奏した方が弾きやすいです。


座ったのは弾くことがやさしいところではありませんか。
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この回答へのお礼

そんなわけない。

お礼日時:2019/09/01 14:06

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