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鉄道の直流1500Vについて。

日本では、多くのところで直流1500Vが採用されています。
なぜ、1500Vなのでしょうか?

1600Vでも1400Vでも良さそうな気がするのですが
わざわざ1500Vにする理由をわかりやすく知りたいです。

 よろしくお願いをいたします。

A 回答 (3件)

嘗ての電気鉄道架線電圧は600V・750V。


これは、直流モーターの動力に適したモーターの端子電圧が300V~750Vになっていたから。
端子電圧が300Vなら、モーターを直列に繋げば加圧電圧は600Vになります。

1輌編成でポール集電の電車が、1輌でトコトコ走っていた時代は、600Vでも良かったのですが、編成の両数が増え、高密度高頻度運転となると、低電圧では十分な電力が送電できません。

電気に詳しい方なら分かると思いますが、同じ太さの架線なら、電圧を2倍に昇圧すれば送れる電力は2倍になります。
架線を太くすれば、送電ロスを減らせ、電圧降下を押さえられます。
そこで、安全性と経済性を検討した結果、1500Vに落ち着いたのです。
実際の電車が受電する電圧は、1350V~1650Vと幅があります。

ちなみに、直流1500V区間でも、VVVF(周波数電圧可変制御)による交流モーター電車が主流になっています。
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この回答へのお礼

低電圧で充分な電力が送電できないことと、安全性と経済性の結果1500Vとなったと明確にお答えいただきましたので、ベストアンサーにさせていただきます。
お忙しいところありがとうございました!!

お礼日時:2019/11/26 22:27

元々は600ボルトでした。

これは現在でも路面電車で使われています。鉄道初期の電機製品は国産はありませんでしたから輸入した電動機や制御機器が600ボルトか1500ボルトだったと思われます。世界的に見ても架空線電化だと1500ボルトが多いようですね。
なお、第三軌条では国内は750ボルトも存在します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E6%B5%81 …
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この回答へのお礼

お忙しいところご回答ありがとうございます!!

お礼日時:2019/11/26 22:24

キリが良いと言うことです。


かつては電車の性能については電圧降下を見込んで1350Vでの性能を用いていました。
現在は逆に送電電圧を1650Vとして1500Vでの性能を表示しています。

鉄道の場合変電所からの距離や負荷は大きく変動しますから標榜する電圧には大体そのあたりくらいの意味しかありません。
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この回答へのお礼

電車の性能についても解説いただきありがとうございました!!

お礼日時:2019/11/26 22:25

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