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ずっと以前に新聞のコラム記事で読んだだけなので、
信憑性には疑問符なんですが、
そのコラムの通りだとすると、
麻原彰晃被告は、すでに廃人同然のように思えました。

ところで、話は変わりますが、
被告が廃人といって記憶にのぼるのが、
薬害エイズ訴訟の元帝京大副学長 安部英被告です。
彼の場合は、「心神喪失により善悪の判断が困難」という理由で、
公判は途中で「停止」になったと覚えています。

そこで心配するのは、
麻原彰晃被告ももはや「善悪の判断」はできてないんじゃないでしょうか?
弁護士団の戦略や裁判官の判断によっては、
「公判停止」になってしまいませんか?
それとも、「心身耗弱」と「痴呆(ボケ)」は法的に区別されるのでしょうか?

誤解のないように付け加えますが、
私はもちろん、旧オウム信者でも現アーレフ信者でもありません。
また、法律的なことも全然知らないのですが。

お礼が少々遅くなるかもしれません。勘弁してください。

A 回答 (2件)

弁護団や家族は公判停止を狙ってますね


http://www.nishinippon.co.jp/sokuhounews/2004112 …
高裁が却下しましたが。
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20 …

 これらは刑事訴訟法314条「被告人が心神喪失の状態に在るときは、検察官及び弁護人の意見を聴き、決定で、その状態の続いている間公判手続を停止しなければならない」に基づくものです。

 心神喪失状態なら、重度の分裂症など精神疾患であろうと痴呆であろうと=っと、いまは統合失調症に認識症でしたっけ=関係はありません。どちらにせよ心神喪失に変わりはありませんから。

 しかし、この措置はあくまで「停止」でありまして、被告人が心神喪失から回復した暁には裁判を再開することになっています。もっともそうした状態から回復した例というのはあまり聞いたことがありません。

 で、この決定は裁判官が独自に行えるのではなく、同条の4項に「前三項の規定により公判手続を停止するには、医師の意見を聴かなければならない」とあります。
(麻原に関しては、医師の意見も聞いた上で、裁判官が面会し「応答があった」としていたと記憶しています。一方娘らは「コミュニケーションは全く取れない」と主張しています)

 この規定は何のためにあるかというと、自己防衛出来ない人間を一方的に裁くのはフェアではないという観点から設けられています。また、日本の刑法体系は要するに「善悪の判断が出来る(=責任能力のある)人間」を対象にしています。ですから、責任能力がなかったり、そもそも人間でなかったり(動物や自然災害。中世ではこれらも被告人たる資格があったのです)といったものはカヤの外なのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

参考URLもありがとうございます。
やはりそういう戦略があるのですね。
安部被告の後半停止の報道を聞いたとき、
そんなことがあるんだと意外に思ったので。

自己防衛出来ない人間を一方的に裁くのは
フェアではないという観点は理解できますが、
麻原被告の場合は罪状が罪状だけに、
公判が停止となったら、世論は認めそうにありませんね。
もちろん判決は世論が出すわけではありませんが。

お礼日時:2005/02/01 20:26

・「心身耗弱」と「痴呆(ボケ)」は法的に区別されるのでしょうか



区別されます。

麻原は「心神喪失により善悪の判断が困難」(責任能力がない)ではないです。
逮捕当時はどう考えても普通に受け答えしてましたら。

ちなみに、麻原は刑務所には絶対に行きませんけどね(死刑囚は違う場所にいるため)

この回答への補足

下記「お礼」の21行目、

誤)廃人になってしまったのでしょうか。

正)廃人になってしまったのでしょう。

です。

補足日時:2005/01/29 23:24
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
少々行き違いがあるかもしれませんので、
私の質問文を補足します。

「心身耗弱」と「痴呆(ボケ)」は、
もちろん、法的にも医学的にも区別されるのですが、
自分の公判について「善悪の判断」ができるかどうか
という一点での区別という意味でした。

つまり、理由はボケであれ、病気であれ、事故であれ、
目の前で行われている裁判について、被告人自身が
理解が不能(受け答えが不能という以前に)と裁判官が判断した場合、
安部被告と同じ事になってしまいはしまいかという疑問です。

また、「責任能力のあるなし」というのは、
裁判でよくつかわれる用語ですが、
これは、--私の浅薄な知識では--犯行時点での、
被告人の精神状態を問うものだと思っていましたが、
間違いでしょうか。

もちろん、逮捕時点での麻原は、普通に受け答えし、
その後の幾度かの裁判でも、裁判官とのやりとりがみられました。
(常識的な我々から見れば、内容的には常軌を逸した答弁でしたが、少なくとも会話は成り立っていました。)
しかし、その後の拘束期間中に、
おそらく廃人になってしまったのでしょうか。

その点では、薬害エイズの安部被告も、
起訴された時点、また幾度かの公判では、
やりとりが可能だったにもかかわらず、
いつのまにか「心神喪失」になっていました。
報道が下火になっていた時期だったので、
「いつのまにか」という感が否めませんでしたが。
だからこそ公判が中途にもかかわらず、
「停止」という結末になったのだと思っていました。

これに即して言うなら、
麻原被告が、逮捕当時の精神状態ではなく、
現在の精神状態がどう扱われるのかということを質問したかったのです。

お礼日時:2005/01/29 23:15

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