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先日、テレビでアメリカン・ミュージック・アウォーズだったかな?そんなテレビがあったんですが、韓国のBTSが何かを受賞し、パフォーマンスを披露していました。
BTSは欧米諸国でも大変人気で、英語ではなく韓国語の歌詞で歌っても一緒に大合唱されるほどだと聞いたことがあります。
実際、欧米諸国の方はあぁいうアジアのアーティストってどういう風に映っているのでしょうか?

私はなんとなく、映画で日本の映画や監督が受賞しても、韓国のBTSが躍進してもどことなく特別扱いというかあ腫れ物にさわるというか、そんな風にされているような気がします。

最近では映画をとるときでも白人、黒人、アジア人がすべてエントリーして出演していないと人種差別的に問題だと聞いたことがあります。

A 回答 (1件)

例えばBTSに関していえば、実際に欧米でものすごい売上実績を誇っているので、それだけ欧米にあるお店やパソコンでBTSの商品にお金を出している人がいるということです。



一方でおっしゃるように、昨今の娯楽産業では、「あらゆる人種にチャンスを与えないと、受賞も増えないし、受賞が増えないとますますチャンスが減る」という考えのもと、作品や授賞式で多様性が目立ちますよね。そして受賞候補に投票する人たちの多くも、心から応援したいと思って多様な人種に投票しているのでしょうけれど、確かに、そのせいで本当に実力のある白人(しかも移民)が受賞を逃しているのではないかと思われる場面はあり、受賞した有色人種の人もわざわざ「この賞は(白人の)ヴィゴ・モーテンセンに行くべきだ」などとスピーチをしたりはします。

ただ、現実世界でもあらゆる人種に権利や機会が行き渡るなか、かつては使用人でしかなかった欧米のアジア人を含む有色人種が、ファッショナブルで知的で品格があって、なんなら金持ちな、カッコいい存在になってきて、白人のあいだでもアジア人に対するイメージが変わってきているのは事実です。そして並行して、かつては白人になりたいと思っていた有色人種の人たち自身も、ありのままの自分たちを誇らしく思うようになってきました。

というか、そもそも「アジア人」というくくりではなく、「たまたまこういう顔をしていますが、アメリカ人、フランス人です」という捉え方が一般的になってきました。

さらには、かつてはレコード会社の重役などが「きっと売れる」と認めない限り、宣伝やデビューの準備に力を入れてもらえませんでしたが、インターネットが普及したおけげで、普通の中高生自身が、カッコいいと思ったものをどんどん拡散し、レコード会社やテレビ局や映画会社も、「あ、こういうのも売れるんだ」と気づいて後押しするようになりました。例えば、ポケモンのタケシが、目が線なのに売れると判断されて久しいです。

テクノロジーの発達で、零細企業でもアーティストや作品を売り出しやすくなったのも功を奏していて、BTSも韓国国内ですら型破りな存在でありながら、彼らを後押ししたベンチャー企業があったからこそ売り出すことができました。

もちろん、こうして買ってくれそうな人は増えていても、その人たちに情報を届ける手段がないと商品がそこにあるのか知りようがありません。その点、K-POP業界は国際市場における宣伝に熱心です。つまり、各国の市場を研究し、売り込む語学力などのある人材を確保し、ネットワークも築いています。BTSも歌詞こそ韓国語ですが、インタビューにはメンバーたち自身が英語で答えられます。

近年、日本の映画人やアニメ業界の人材が国際市場に進出しているのも、海外用の宣伝資料や、字幕版や吹き替え版を作る際の素材に力を入れているのが大きな要因でもあります。

そもそも、作品を発信するアーティストたち自身が、グローバル化した世の中で生まれ育ってきているので、作る作品も自ずと世界に通用するものになってきています。

というわけで、確かに、「多様、多様ってうるさいなあ」と思える面もありますが、実際にファン層は拡大していて、宣伝も進歩していて、もちろん実力も世界規模になっているので、べつに、変人ばかりがアジアを見ているわけではありません。

とはいえ、日本にもヒップホップが大好きな人とまったく聴かない人がいるように、欧米でも特に中高年世代には、アジアのポップカルチャーに疎い人はいます。
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