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聖武天皇は、藤原家に殺されないために非皇族の女性を皇后に迎えたのか?

質問者からの補足コメント

  • なぜ非皇族を妃にしてしまったのか?

      補足日時:2021/05/12 19:05

A 回答 (1件)

聖武天皇の母は、藤原不比等の長女・藤原宮子です。


藤原宮子には髪長姫伝説もあり、不比等が宮中に妃として送り込むために養女にした大変な美人だったのかもしれませんが、それが事実であったとしても、聖武天皇自体が藤原系の天皇であったことには変わりません。

さらに聖武天皇は皇子時代に、藤原不比等と犬養美千代という朝廷と宮中を実質的に仕切っていた大物夫婦二人の娘・光明子を妃に迎えます。
ますます藤原一族と運命共同体的な絆を持つことになります。

聖武天皇は病弱というか体が弱いという弱点もあり、天皇に相応しくないという議論もありました。
そこをある意味強引に藤原一族が力で天皇に押し込んだわけです。

藤原氏と聖武天皇は運命共同体で、その敵対勢力が皇位継承権を持つ長屋親王の一族でした。
ですから、藤原一族は聖武天皇に死なれると長屋親王に敗北することになりますので、仲間の聖武天皇を守る立場です。聖武天皇自身も政敵の長屋親王には、生母の身分が卑しいだの色々云われまくっていましたから、朝廷内でも長屋王に唯一対抗できる勢力として藤原一族を頼りにしていたことは間違いありません。
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