
A 回答 (2件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
再度の登場、すいませんね。
前回は、konko_mさんが、「どうも仏教系の道歌らしい」と書いてらしたので、私もその前提で考えたんですが、今再度歌を読み直してみると、どうも仏教臭が感じられない気がするんですね。違うものではないかと。
いわゆる、諺の類にも、五七五七七の形をとっているのはあります。そして、これは、名もない漂泊の宗教家や芸能人が、各地に落としていったものが根付いたり、集落の知識人が、『大雑書』『三世相』というような、通俗道徳の本(儒教・仏教・道教の教えが混淆している、今、高島易で出してる「暦」みたいなものに近い)の中のことばをアレンジして、伝えたりしたものが多いそうです。
『俚諺集覧』はご覧になりました? 江戸時代に、各地の地域語や俗語、俗諺などを集めたものを、明治になって改訂増補したものです。図書館なら置いてると思います。また『故事ことわざ辞典』などをご覧になることをお薦めします。 ただ、これらの文献をみても、作者までは辿れないと思います。つまり、一般の人々の合作だから。最初の形を、誰かが変えて、また誰かが変えて、残るものは残って、消えるものは消えて……という伝わり方をしたものだから。ほとんど同じだけど、ちょっとした所が違う、なんていう諺があるのも、そのせいです。(例:詩を作るより田を作れ、と、碁を打つより田を打て)まだ読んでないけど、柳田國男『なぞとことわざ』、藤井乙男『諺の研究』(両書とも講談社学術文庫)なんて本もあります。
あるいは、まだこうした成書に入っていなくても、その地方で口伝されている諺もあるかもしれませんしね。
そして、いまも忘れられてゆく諺がある一方、新しくできる諺もある。発想は跳ぶけど、コピーや、流行語なんかは、現代の諺といっていいかもね(ちょっと古いけど「自分をほめたい」なんかそうかも)。
2度目にもかかわらず、ずばりとした回答じゃなくてすいません。ご参考になれば。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
こんな表現ありますか?
-
敷島の大和男児の行く道は赤き...
-
出典元を知りたい ! 『馬に水...
-
名言「若くして旅を…」の出典
-
祭りのあとの“静けさよ”or “侘...
-
鳴いて血を吐くホトトギス?
-
著作権について教えてください。
-
「会うは別れの初め」と「年々...
-
短歌の詠み人を教えてください
-
「指が月をさすとき、愚者は指...
-
肉を切らせて骨を断つの出典を...
-
ニュートンの言葉の出典
-
小林秀雄の「批評とは人をほめ...
-
丹後へつかはしける人は参りに...
-
北硯
-
のどが渇いていれば1人でも馬...
-
ある格言の全文を教えてください
-
どんな髭剃りにも哲学がある
-
「馬齢」という言葉の故事来歴...
-
淮南遺風の出典と意味をお教え...
おすすめ情報