
クラシック音楽すべてについて言えることと思いますが、ここではピアノソナタを例にとって伺います。私は音楽については素人ですが、いろいろなピアニスト(プロ)の演奏を聴いていると、人によってかなり与える印象が違います。今は亡き作曲家がどのような演奏を目指していたのか、そして現代のピアニストでは誰の演奏がそれに近いのか、ということはある程度の推測ができるものでしょうか。それとも作曲家が亡くなっている以上、全く分からないことなのでしょうか。たとえばベートーベンの月光(第三楽章)を何人かのピアニストについて聴きましたが、その中でマレイ・ペライアの演奏に最も感銘を受けました。それと比べると、他のピアニスト達の演奏は受ける印象が少しずつ違っていて、中には同じ曲とは思えないくらいに印象が異なる演奏もあります。もっともこれは私の個人的な感じで、他の人は違う意見をお持ちかもしれませんが...。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
クラシックでは、基本的に楽譜に作曲家の表現したいことが書かれているので、まず楽譜を忠実に再現することが大事です。
作曲家の意志をまずはそこから読み取ります。それがクラシックの大原則です。にもかかわらず、楽譜を忠実に再現しても、演奏家によって曲の表情が全く異なるのが面白いところです。
演奏家がどのように作曲家の意志を読み取って演奏しているのか、解説している興味深い動画があります。これを観ると非常に繊細に曲を読み取って演奏していることがよく分かります。熟練の職人のような演奏技術と、深い感受性が織り合わさって感動的な演奏がなされることがよく分かります。

No.4
- 回答日時:
楽譜に残るのは作曲者が言いたいことのほんの一部だから、すべてを知ることはできない。
闇の部分はどうしても「推測」ということになる。
迫る方法はある。
たとえば、本人が残した自筆府やスケッチ、手記等。
たとえば同時代人が書き記したもの。
たとえば当時の時代背景や経済状況、社会情勢、・・・
ピアノソナタではないけど、ショスタコーヴィチとラフマニノフ。
どちらもロシア生まれだけど、ラフマニノフの意図はかなり明確に分かる。
彼はアメリカに亡命した。
そのアメリカで本人があちこちに語っている。
ソ連にとどまったショスタコーヴィチだとそうはいかない。
推測するしかない。
なにしろソ連体制下である。
うかつに本音を言うとシベリア送りになる。
言いたくても言えなかったことがたくさんある。
それはまさに推測するしかない。
いずれにしても「完璧に」解明することはできない。
そこに「解釈の余地」が生まれる。
それを演奏から読み解くのも、また楽しみの一つだと思う。
No.3
- 回答日時:
先ずは当時の歴史を知り作曲家の人生を知り楽譜を読み解き先人たちの演奏を聴けばわかりやすいと思います。
演奏者は曲の解釈をして演奏を表現しています。クラシック音楽の基礎です。No.2
- 回答日時:
書いた本人は金を得るためにつくります
招かれた金持ちのお気に入りの曲をかいただけ
その楽譜を読み解いて演奏するのは 演奏家の感性
これも聞き手ありきの収入を得るのが目的
どこそこのピアノコンクールで一位を取らんがためのアピール演奏です
その金メダルを掲げることで演奏会を開き収入を得て楽器のメンテナンスなどに使うのです
かつてピアニストがショパンか誰かのルーツをたどり当時使われていたピアノで演奏をして作者の内部に迫るという特集をしていたと思います
招かれたサロンで演奏した曲に手直しを書き込んでいたりしています
カーネギーホールを想定して作った曲など一つもない
そのあとに続々と生まれてきた音楽家という人々は 過去のまねをしないで自分独自のばほーマンスでいかにに客を呼ぶかで生計を立てていますから
音のない曲や 突拍子もない曲を書いて目立とうとします。世の中になくてもいい存在が芸術なんですから。付加価値のために大変な努力をなさっていると思います。
No.1
- 回答日時:
作曲家がどう思って作曲していたかなんて、本人にしかわからないことに決まっている。
まして、ベートーヴェンの時代のピアノというのは、今のピアノとはずいぶん違うものだ。
今とは比べものにならないほどに小さくて、チェンバロに毛の生えたようなものだった。音も貧弱で、チェンバロと違うのは、音の強弱が自由につけられると言うだけのことでしかなかった。だから、作曲家が思ったことと、今の世界の者がピアノの音を聞いて思うのとはずいぶん違っていたはずなのだ。
それなのに曲から受ける感じについて、作曲家がどう思って作曲していたかなんて考えてもたいした意味が無い。
演奏家としても、作曲家の思いを伝えるという人がいるが、作曲家がどう思って作曲していたかなんてわかるはずもないのだから、自分で勝手にこうなのだろうと思いながら演奏しているのだが、当然それは演奏する人によって変わる。
それを聴いた者が良いと思うか、つまらないと思うかは人それぞれだ、と言うことにつきる。
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