
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
> 工業が活発になり、没落貴族などが出てきたそうですが、領地のある貴族も没落したのはなぜでしょうか?
領地のある貴族の多くが没落したのではないです。 多くの貴族はそれなりに有力者だあり続けました。 産業革命が起きなくても、没落する貴族もあります。 運不運や領地経営の失敗もあるし、産業革命で儲かると見込んだ事業に投資をして失敗するものもいます。
~~~ 高校の教科書からの抜粋 ~~~
イギリスでは, 15世紀末以来,領主や地主が農地を農此から取りあげて生
垣や塀で州い込んで牧場にする囲い込み(エンクロージャー)がすすんで羊毛生産が増大し,毛織物工業が国民産業となった。
産業革命は綿工業から始まって, ほかの産業部門にもおよび,工業中心の社会をうみだした。
工業中心の社会をうみだした産業革命は, まずイギリスでおこった。イギリスでは近世にはいって商工業が発達し,豊かな国内市場と有利な投資先を求める資本が用意されていた。
市場向け生産をめざす農業が発達し,産業革命期に急増する都市人口を支えた。大地主は中小農民の士地や村の共同地をあわせて大規模な農地をつくり(第2次囲い込み),すすんだ技術をもった農業資本家にこれを貸し出して経営させた(農業革命)。
土地を失った農民は,農業労働者や都市の工業労働者となった。さらにイギリスは,石炭・鉄などの資源にめぐまれ, また17世紀以来, 自然科学と技術の進歩もめざましかった。
産業資本家をはじめ,産業革命で豊かになった中流偕級が政治的発言力を強めたが,地主階級はその後も長く政治指導力を保持した。
> そこに住む民が潤えば、税金も滞りなく払われてむしろ裕福になるんじゃないかと思うのですが。
「そこに住む民」ってどこのイメージでしょうか。 中流階級が豊かな生活を送ることになっても、貴族の収入が増えることには直接的な関係はないでしょう。 産業革命で労働者となって工場などで生活するものが潤ったということはないです。
> なぜ、今までの爵位持ちの貴族が没落していったのか、知っている方がいたら教えてください
爵位そのものは収入を保証してくれるものではないです。 土地を持っていて賃貸料を稼げる、農業収益がある、莫大な財産を儲かる事業や投資で利を上げることなどで、貴族は豊かさを享受し、これを継承させることができていれば、没落はしないものです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E8%A5%B2 …
20世紀以前、イギリス貴族は大半が大地主だった。保守党の地主議員ベイトマンは著書の中で1870年代の大地主を3000エーカーの土地を保有し、かつ3000ポンド以上の地代がある者と定義している。つまり約1200町歩の土地が必要だった。日本の地主は、地租改正後、明治から大正にかけて地主制が最も発展したとされる時期にあっても、50町歩(125エーカー)もあれば「大地主」と呼ばれていたことと比較すれば、英国大地主たちが持つ3000エーカーの広大さが理解される。当時英国最大の大地主だったサザーランド公爵ルーソン=ゴア家に至っては135万854エーカー(約33万6274町歩)の土地を所有していた。当時の日本で最大の地主だったのは島根県の山林を中心に2万8000町歩(11万3120エーカー)の土地を所有した田部家だが、サザーランド公爵家の所有する土地は実にその10倍以上である。英国大地主たちの所有する土地がどれほど桁外れの広大さだったかが分かる。
しかし広大な土地と屋敷を維持するだけでも費用がかさむうえに、20世紀に入ってからの相続税・財産税攻勢のせいで経済的に没落する貴族が現れるようになった。特に第二次世界大戦後のアトリー政権の社会主義的政策によって貧富の格差が縮められたことで貴族の所領経営は危機的状況に陥った。
No.1
- 回答日時:
ネットで歴史の流れを軽く見ただけで、違っているかも?
1)産業革命で工場主、商人など、貴族以外の階級の力が増大
2)工業生産・商取引で儲けた分は貴族の税収増にはならなかった(のでは?)
3)産業で力を増大させた工場主・商人たちが、貴族の持つ特権を邪魔に思う
4)貴族は「領地・領民を守る」という義務とプライドがあり、戦争となればまっさきに戦場に向かった。
5)ライフル銃、金属薬莢など技術の発展とともに戦場での死亡者が増えた
6)戦場に向かう貴族の跡取りである優秀な長男の多くが戦死。残ったのはできが悪い次男、三男など・・
7)貴族たちが没落してゆく
こんな感じだったかも?
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