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西部邁さんが指摘しておられたのですが、日本のエリートにノブレスオブリージュがないのはなぜなのでしょうか?戦前、日本のエリートは大戦末期になってから赤紙や学徒出陣で国家に強制されるまで決して戦場に行かなかった。イギリスやアメリカでは貴族階級や上流階級の男はわれ先に戦場へ行った。この違いはなぜなのでしょうか?

A 回答 (7件)

明治維新後の廃藩置県で日本政府は兵を良しとしていません

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日本には上流階級=国家社会を守る者、という認識が育たなかったからです。



一つには他の方がいうように「日本の貴族や武家は農民を守る義務を特に負っていなかった」ということもありますが、なにより日本が異民族戦争をほとんど経験していないことが大きく影響しているといえます。

ノブリスオブリージュで重要なのは、実は「権利と義務」の関係で、ウクライナ戦争を見ても分かるように、異国や異民族に占領されるということは「自分が持っている権利・財産・生命を守ることができない」という事を意味するわけです。

だから、異民族と戦争せざるを得ない国々は「国家を維持する義務を負う人たち」がいて、それが特定の階級に留まると「国家の趨勢を考えるエリート」になり、そこにノブリスオブリージュが発生するのです。

で、なぜそれが世界中どこでも「上流」階級になるのか?というと、近代以前の戦争で効果的な兵器のひとつだった馬を飼育し、馬術の技能を高めるのにものすごくお金がかかったからです。また、同時に統治に必要な経済学や法学、建築学や天文学などを教育するにも莫大な費用が掛かったからです。

だから「上流階級」というのは「使役できる農民や町民、奴隷などから富を集め、労働ではなく軍事力や統治能力さらには学識を高めることにお金を使った階級」といういい方もできます。

上流階級にとってみれば《自分達の力や資金の源泉は、自分達が使っている農民などの労働力》であるわけですから、彼らを温存して、彼らの暮らしが成り立つようにするのは当然であったわけです。

これがノブリスオブリージュの根本的な意味です。

ところが日本における「統治権」はかなり分散されていて、統治権者は天皇と公家、実質的な統治を行うのは鎌倉幕府以降徳川幕府までは武家、ただし武家は農民に対して収税と法治の統制権力はもっていたものの、土地は農民個人のものだったので、農村や町の自治は庶民が自分達で行っていました。

これの例として挙げるとすれば、たとえば江戸における町火消と大名火消の併存などがあげられます。火消は行政が行うべきものですが、江戸の町民街は町民たちの自治でしたので、火消も当然に町人が担っていて、逆に大名屋敷は町民たちが立ち入りできないので、幕府や各藩から人選した大名火消が活躍していたのです。

ほかにも江戸や大坂の商業地域の運河とかそこに架かる橋などは町人たちがお金を出し合って作っていて、番屋に詰める人の費用などの治安維持費も町人の自治で賄っていました。

つまり日本の上流階級とされる武家は収税のために庶民の暮らしにある程度の責任を負うとはいえ、異民族戦争をしない日本では西洋貴族のような形では「平民階級以下に対して特段の責任を負っていない」ものだったのです。

>日本のエリートは大戦末期になってから赤紙や学徒出陣で国家に強制されるまで決して戦場に行かなかった。

この点において、一つだけ例外だったのが皇族です。皇族は明治から太平洋戦争終戦までの間に45名が軍人になり、そのうち4名が戦死、6名が軍務中に事故や病気で死亡しています。

なので日本にノブリスオブリージュが全くなかった、というのは誤解で、逆をいえば明治の親政政府からみれば元武士も庶民でしかない、といえます。
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日本は、均一的で、欧米のように


階級意識があまり
無いからでしょう。


それに加え、日本の貴族てのは
お公家さんです。

天皇の配下です。

天皇てのは、神道という日本古来の
宗教の親分です。

神道てのは血の汚れを嫌います。

だから、日本の貴族は、侍という
身分の者に軍事を委ねたのです。

それで、侍のことを武士、という
ようになりました。

こんな貴族が、戦場に飛び込むはずが
ありません。
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大学生の大半は下級武士の末裔か農民の息子だった。


貴族や上流階級ではない。
それに大学生は今後の国づくりに必要な人材だった。特に技術系は戦争の新兵器開発も期待されていた。
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ヨーロッパの貴族は、広大な土地を所有し、全く働かないでも良い暮らしができたそうです。


そのかわりに領主として、領民たちを守るって意識もあったといいます。
ですから、戦争となれば、上流階級の男たちは、我先に戦場に向かうという価値観が育っていたといいます。
第1次大戦までの戦争では、武器の性能が低かったので、貴族が戦場に出向いても、そんなに死ぬ可能性は高くなかったみたいです。
しかし、高性能なライフル銃や機関銃が発明されたことで、戦場に赴いた優秀な貴族の男性の多くが死亡したりして、イギリスの没落を早めたなんて話を目にしたことあります。

日本においては、優秀な指揮官(指導者)は、前線に出向くものではないという考え方が昔からあったと思います。
まあ、この考え方は日本だけではないと思いますけどね。

山本五十六は、ミッドウエー海戦の敗北の責任をとるつもりもあったのか、兵士たちを慰問のため、前線にむかう途中に待ち伏せ攻撃にあって、死亡しましたけど、司令長官の死って、影響でかいですからね。
前線に行かないのも、理解はできます。
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エリートにノブレスオブリージュがないのは当たり前です。


ノブレスオブリージュが求められるのは貴族階級ですね。

>赤紙や学徒出陣で国家に強制されるまで
当たり前でしょう。
それ以前であれば志願兵、職業軍人ですからこれは平民、賎民でも同じですね。
皇族は軍人でも戦地には行かないが貴族は職業軍人として戦地に行っていますね。

>イギリスやアメリカでは貴族階級や上流階級の男はわれ先に戦場へ行った。
事実誤認でしょう。

>この違いはなぜなのでしょうか?
西部邁もアレになったのでは。
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文化の違いです。


一家の長男や、エリート、皇太子、は出陣して亡くなったらヤバいからです。
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