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何故アメリカ合衆国(米国)では人種によって平均寿命が大きく異なるのですか?白人やヒスパニックの平均寿命は長いのに、黒人やネイティブアメリカンは短いのですか?

よく先進国の中では短命と言われるアメリカの国民ですが、それでも白人の平均寿命は一流の先進国(※)より少し短い程度だと聞きます。またヒスパニックに至っては一流の先進国とほぼ変わらない平均寿命らしいですね。
しかしながら黒人やネイティブアメリカンは比較的マシな新興国よりも短いとも聞きます。
これは何が原因なのでしょうか?貧富の差でしょうか?乳幼児死亡率の高さなのでしょうか?

また日本以上の超学歴社会の米国(天皇家が存在しない代わりに学歴によって身分が決まる階級社会です)において白人は大学院修了や学部卒業の方が多いですが、黒人は高卒の底辺労働者が多いです。そして黒人は犯罪率も高いです。これは何故でしょうか?

理由をご存じの方がいらっしゃいましたらご回答よろしくお願いいたします。

※一流の先進国:日本、韓国、香港、マカオ、シンガポール、西側のヨーロッパ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど

A 回答 (2件)

ごく簡単にいうと「人種差別を禁止した社会では、地理的差別が発生するから」です。



欧米に住んだことがある人なら、知っている話ですが、欧米人は人種や宗教差別を口にするのを非常にキライます。その代わり「あの地域は危ないから行ってはいけない。車で通るにしても信号で止まらないようにしたほうがいい」などと平気で口にします。

要するに「危ない地域」とは有色人種が多く住み、所得が低い地域のことを言うわけです。

で、こういう「危ない地域」は行政側のサポートが少なくなります。当然ですが、こういう地域の学校に赴任したい教師も少なくなります。また税金も「治安」と「生活保護」に全振りになるので、それ以外の税金投入がしにくく、ようするに「税金を投下しても、税収が上がらない」場所なので放置される、ということになります。

なので元々待遇が悪く、所得が低かった黒人層がそこに住み、学校の質がよくないのでそのまま貧困が再生産されるのです。

もちろん個人ではそこから抜け出す人もいます。軍隊に入り専門職や学位を取ってお金を稼げるようになる人や、スポーツ選手になって裕福になる人もいますが、大半は地元に埋もれて子供を産み、貧困を再生産するのです。

このような仕組みはどの国、どのような社会にもありますが、公的な平等性=社会福祉があまり確保されていないアメリカでは、他国よりも多く「貧困の再生産」が起きます。

だから、欧米の中でも社会福祉がアメリカよりもマシなイギリスやフランスなどだと「有色人種だから平均寿命が短い」というようなことは、多少は回避されているといえます。
(ただし、差別がない、という事とは違います)
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アメリカだけでなく、元植民地では、先住民がその歴史から社会的不利益を被っていることはデータからも明らかです。


今更言うまでもなく、歴史的背景による社会構造的差別によるものです。
例えば、日本でも不幸や貧困は世代を辿っていくように、迫害された時の苦しみが世代を超えて子孫に受け継がれているのです。
構造的差別と呼ばれます。
大量虐殺され、土地も文化も奪われてきたのですから。
日本人も世界の中ではマイノリティであることをお忘れなく。
これだけグローバル化した社会で、日本の中にいれば、その事実を無視はできません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/06/11 09:23

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