ノルウェー王室は、北欧の神フレイの子孫という事を誇りにしているんですか？

そんなことをどこかで見聞きしました。
ノルウェー王室やノルウェー国民にとって、北欧の神々の一人であるフレイは特別なのですかね？

ノルウェーでフレイを讃えている特別な王室の儀式とかイベントなどあるなら、ぜひ教えてほしいです、紹介サイトなども。
ノルウェーに興味ある人など、皆さんからのいろんな回答を待っていますね。

No.2 ベストアンサー 回答者： phj 回答日時： 2023/08/03 19:41

＞ノルウェー王室は、北欧の神フレイの子孫という事を誇りにしているんですか？

現在のノルウェー王室はグリュックスブルク王朝といい、グリュックスブルクの家系は元々ドイツの出身でギリシャ王なども輩出している家系なので、北欧神話と全く関係ありません。なので「王室が特別な儀式をする」ということはない、と思います。

ただ、ノルウェーには伝説的な王オーラヴ2世（Olaf II Haraldsson）という人がいて、キリスト教の聖人にもなっている伝説の人物なのですが、彼の人気は非常に高く、今でも「聖オーラヴ祭」が行われているようです。

この聖オーラヴはキリスト教をノルウェーに根付かせた人物とされていて、それが理由で聖人に列せられているのですが、オーラヴ自身はノルウェー領域を征服するのにあたって「自分は初代ノルウェー王ハーラル1世の子孫（これは事実）であり、フレイ神の子孫である」と統治の正当性を主張していたようです。

なので、聖オーラヴはキリスト教の聖人でありながら北欧神フレイの子孫であり、となると初代王朝もフレイの子孫ということになるので「ノルウェーはフレイに祝福された土地」という誇りにつながっているのだろうと思います。

でも現在のノルウェー王室は全く関係ないです。

蛇足ですが、この聖オーラヴのスペルは"Olaf"です。英語読みすれば「オラフ」ですね。アナ雪のオラフの名前はここからイメージしている（北欧の精霊というイメージ）ことは間違いないです。

この回答へのお礼

現在のノルウェー王室は特別な儀は行っていないんですね。

でも古代には伝説的なノルウェー王がいたようです、オーラブ２世ですか
北欧の神フレイの子孫であることを誇りにして、主張していたようです。
アナ雪も参考にしているんですね、回答ありがとです、ベストアンサー差し上げますね。

お礼日時：2023/08/08 19:17

No.1 回答者： gldfish 回答日時： 2023/08/03 19:07

具体的な式典や祭事の話ではないですが。

日本で皇室が神・天照の子孫だってことになってても、あくまでそれは神話の話であって、信じている日本人が何人いるのやら。
ノルウェーもそれと同じでしょう。伝統や格式や思想、国民のアイデンティティとして大事にしてるとしても、信じているかはまた別の話。

ヨーロッパはクリスチャンのイメージあると思いますが、例えばイギリスなんかではミサに行く若者も殆どいなくて宗教離れが進んでいるそうです。あと殆どが火葬で墓を持たず、森に遺骨を撒くのが主流の一つになってるらしいです。

そういう意味では、仏教徒であることは自覚していてもそれに関して殆ど行動はしない（弔いの時のみ）の日本人とスタンスは似ていると思います。
勿論、日本の長い歴史の中で、神道や仏教の精神は日本人の精神性に無意識に大きな影響は与え、「海外とは明らかに違う、日本人っぽさ」を形作っているとは思いますが。

この回答へのお礼

ふむふむ、ノルウェーも北欧神話を伝統やアイデンティティとして大事にしているんでしょうね。　信じているかは別の話であるようです。
最近のヨーロッパは宗教離れが進んできているんですね、回答ありがとです。

お礼日時：2023/08/08 19:15