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列王記に詳しい方

ヤロブアムが黄金の牛に祈りを捧げていたところ、ユダ王国の預言者が来て予言する→預言者捕えられる→ヤロブアムの身体の硬直→神殿が崩壊する。

のようなストーリーがあるかと思いますが、なぜ祈りを捧げていたのか、なぜ神殿が崩壊したのか、なぜ硬直したのかご存知の方教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

とりあえず、列王記 上 11章~14章を読んでみて、その範囲で想像するのがイイと思います。



ヤロブアムは有能な若者であった。預言者がヤロブアムを見つけて、ヤロブアムに使命を与えたのです。 ヤロブアム自身が神への信仰から行動をしたということではないです。 
A:ヤロブアムに与えられた使命は、「自分の思う通りに支配し、イスラエルの王となれ」です。 
B:そのような使命を与える目的は「ダビデの子孫を苦しめる」です。
C:ヤロブアムがする支配の方法?について条件があり、「私の戒めにことごとく聞き従い、わだ僕ダビデと同じように掟と戒めを守る」ことです。

 わが僕ダビデと同じように支配をして、ダビデの子孫を苦しめるという部分を読むと、奇妙です。 しかし、列王記上を読むと、ダビデの子ソロモンに神は承認を与えているのですが、11章には、その後にソロモンが、妻や"他の神"の影響も受けるようになって、"神が怒り(嫉妬し?)"、神はソロモンに敵対したのです。 このような過去の事情をヤロブアムは教えてもらっていないし、たぶん知らないのです。

> ① なぜ祈りを捧げていたのか、

ヤロブアムはイスラエルの王となって支配をすべき使命を受けていて、イスラエルの民を率いてエフライム山地にいます。ここには神殿がないので、イスラエルの民がエルサレムの旧地レハブアムに戻ってしまう危険を感じて、ソロモン王の作っていたのと似せて神殿を造り、祭壇や金の獅子の像なども造って、祈りの場として、ヤロブアム王自らが祈ったのです。
単純にみれば、神から与えられた使命を果たすこと、王であり続けるために必要な行為と考えていたからです。

> ② なぜ神殿が崩壊したのか、
> ③ なぜ硬直したのか

(神から使命を与えられ・神に承認されているもの)と(神)の意思疎通の方法には{預言者を通したり、そもそも言葉たらずであったり}と重大な欠陥があります。
(神から使命を与えられ・神に承認されているもの)には、(神)の真意というか、時々気分が変わる神のそのときの意向が分からないことになっています。
神には、そのとき、(ヤロブアムは神に造反した)と感じられたのです。で、祭壇の破壊、祭壇上の捧げ物を灰にするという神の攻撃がされ、ヤロブアの身体に異常(手をしびれさせて動かないようにする)を起こしたのです。
しかし、ヤロブアムが神への取りなしを頼んだので、神は自分が行きすぎ、判断ミスもあったのかと思ったのか、「どうも、意思疎通の方法が悪かったので、このような事態が何度も起きちゃうのかもしれない」と反省して、ヤロブアムとの関係回復をすることにして、手のしびれは元に戻すのです。
でも、同じことは繰り返されて、神にしてみれば、13章の最後にあるように、ヤロブアムは再々、神の気持を逆なですることになるのです。

列王記に限らず、聖書を読むと、神にしてみれば、人間側の違反・背信・神を疎かに扱う行為が頻発するのです。 つまり、神が具体的に指示して人の側があらかじめ了解・納得していたことに反したのではなく、人の側にしてみれば「え!?、そんなこと聞いてない」というケースの続発です。
なので、いろいろの事例集と聖書としてまとめて、聖書を細部まで読むことで、神の意向や気分を損ねることがないように、人間側が神の意向や思考の状況、好き嫌いなどを推定して、配慮しないといけないということなのでしょう。
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この回答へのお礼

まじで助かりました、ありがとうございます!!!!!

お礼日時:2023/08/31 17:43

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