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雷が木とかに落ちる確率とかってあるんでしょうか?たまに凄い音が鳴ったりしますがあれは落ちたってことですか?

A 回答 (6件)

何人かの人がおっしゃることには正しくないこともあります。



雷は高電圧実験施設でデモする高電圧による絶縁破壊の放電とは違います。
また、必ず一番高いものに落ちるわけでもありません。

上空の大気にたまった電荷に対して地上に反対極性の電荷が溜まった部位が生じますが、それがどこに生じるかは地表から下の大地の状態によって変わるようです。

だから、地表の物体に雷が落ちる確率を決めるパラメータには地下の状態を含めないといけなく、木があるとなんぼとは簡単には言えないようです。

その意味では『ある特定の地域の中で落ちる可能性の分布』というのは過去の落雷情報を集めると作れそうです。





雷には大きく分けて『雲間雷』と『対地雷』の2タイプがあります。

いわゆる『ゴロゴロ』鳴っているのは雲間雷、つまり、空中の電荷が溜まっている場所同志の間で放電してその音が聞こえているというものです。

それに対し『ピシャ』とか『ドドーン』と言う感じで聞こえるのが対地雷、つまり、空中の電荷が溜まっている場所と地面の間で放電して音が聞こえているものです。

対地雷を『大気の絶縁を破壊する放電』と言う人が居ますが、今日までの研究からはそれは間違いと言うことがわかっています。
その本当の答えはこうです。

積乱雲の発達のような大気中の空気の乱れや強い流れが起きると、そこには大気中の水などの粒子の衝突や摩擦、分解などを通して静電気が発生し、なぜかそれが大気中のある領域にたまるという現象が起きます。
その現象を全て明確に説明できるまでには現在の科学は進んでいないようです。

大気中にたまった電荷に対し、地上側にはそれと逆極性の電荷が誘導されます。
上空に生じる電荷の量が多くなるほど地上に誘導される電荷も増えます。

このとき、その電荷の量が増え、大気の温度や湿度などの条件がある状態になると、それぞれの電荷が溜まっている領域のある部分から、対向する部分に向かって大気(空気)をイオン化した線状の領域が伸びていくのだそうです。

その線状の領域はじりじり伸びるのではなく、ある瞬間に数十メートル延び、ちょっと時間を置いてまた数十メートル延びるという段階的に成長するものだと言います。

そのイオン化した領域と言うのは目には見えないそうですが、段階的に伸びる部分は、雷の光の姿であるギザギザした姿をしているのだそうです。

そのことから、このギザギザ伸びていくイオン化した大気の部分をステップリーダーと言うのだそうです。

何故かはわかりませんが、多くの場合は地上から上空に向かって伸びるステップリーダーの方が伸びる速度が早く、毎秒数十メートルとかと聞いたように思います。

その空中から地面に伸びるステップリーダーと、地面から上空の電荷が溜まっているところに向かって伸びるステップリーダーは、しまいには空中のどこかで出会います。

ステップリーダーは線状にイオン化した大気ですから、いわば電気をよく通します。
つまり、それらが出会うとその瞬間に上空にたまっていた電荷と地上に有機された電荷とは『ショート』状態になって一気に大きな電流となって流れて中和します。

大電流故に放電路では高熱が発生し、周囲の大気を急激に膨張させるので『ドーン』という音になって聞こえます。
また、あまりの電流の大きさから大気をプラズマ化し、そのエネルギー状態が平常に戻るときにエネルギーを吐き出して光になります。
ステップリーダーはステップ状にギザギザと伸びていくので、そこを流れる電流もギザギザの経路を流れることになります。
なので、そこから発生する光もまたギザギザした形になるという訳です。

これが雷です。

質問者さんがおっしゃる『たまに凄い音が鳴ったりします』というのは、多分この落ちたときの音だと思います。

地上側でステップリーダーが伸びていく起点になるのは、尖ったものとか角のあるモノの角の部分と言われていますが、必ずしもそうとは限らないようです。

雷と言うとだいたい 1000~4000m 上空の電荷の溜まったところとの放電現象ですから、地上のたかだか数メートルの高さの違いなんて誤差のようなものですから。

なので、金属のものをつけているかどうかとかは、落雷に会うかどうかとはあまり関係はないかもしれません。
それより、そもそも落雷しそうなところに居たかどうかと言うことが重要だと私は思います。

ただ、じゃぁどこが落ちやすい処かはよくわかりません。
なので、ゴロゴロ聞こえ出したら屋内に入るなどで対応するのが唯一効果的なことだと思います。

ちなみに、屋根やピラーが金属の自動車の中なら、その車に雷が落ちても大丈夫です。
ただし、ものすごい音と光は間違いなく発生しますし、たぶん衝撃もあると思いますし、その瞬間に安全に運転を続けられるものではないと思います。

なので、落雷しそうなところを走っていたら道路わきの安全なところに止まって目をつぶり、車体には触れないように身を室内の中央に寄せ、耳をふさいで雷雲が去るのを待った方が良いと思います。

できれば森や住宅地の中に入るとか、陸橋の下に車を止めるとかと言った具合に、自分よりはるかに大きく上の方に何かがあるところに逃げ込んだり退避するのがいいと思います。

これも雑ネタですが、飛行機の落雷、あれは飛行機を狙って雷が落ちるのではありません。

飛行機が不幸にして偶然ステップリーダーを横切るように飛んだその瞬間に、上空からのステップリーダーと地上からのステップリーダーが出会って雷の大電流が流れたというものです。

多くの飛行機は機体が自動車と同様に金属でできていますから中に乗っている人や荷物や機器、燃料なんかに影響はありませんし、影響がないように機体は作られていますから安心できます。

ただし、樹脂でできている鼻先のレドームと言う部品などは吹っ飛ばされたりしますが、それはそれでそうなってもいいように期待は考えられて作られていますから安心してください。

雷についてのトリビアでした。
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雷は一番近い場所にある高いものに落ちます。



木と避雷針とでは、避雷針の方に落ちやすいと思われがちですが、木の方が近い場所にあれば木の方に落雷します。

また、木の方が高いから木の近くにいれば安全かというとそうではありません。
雷の落ち方には三種類の落ち方があります。

直撃雷:最も破壊力がある雷です。
側撃雷:落ちた雷が他の物体に放電する雷です。
誘導雷:磁界が発生して、磁界の範囲にある電流が流れない物体にも影響する雷です。

この中で側撃雷と誘導雷の場合は木の近くでは危険です。
ではどこが安全かというと建物や乗り物の中です。

1.鉄筋コンクリートの建物の中
2.車・バスの中
3.電車の中

この3つの場所はとても安全です。これらが近くにあればその中で雷が去るのを待ってください。
しかし普通の家は、コンセントや電化製品、壁や天井の近くは側撃雷の危険があります。壁・天井から1m以上離れた電化製品のない場所で雷が去るのを待ってください。
これらのどれもがない場合は、背の高いものから4m以上離れた場所で雷が去るのを待ってください。

人が落雷にあう確率は1000万分の1の確率です。これは宝くじに当たるのと同じ確率です。
年間平均20人が落雷による人身事故にあい、その内70%の14人の人が亡くなっています。

(この回答の典拠:https://life-hack.xyz/archives/192.html)
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そらあるでしょ。


 自分は30年くらい前に夕立の豪雨をマンションの室内から見てた時、グウ山30mくらい離れた電柱のトランスに雷が落ちたのを見たことがあります。
「パシっ」と言うデカいけど乾いた音がした方を見るとトランスから白い煙。瞬間家中の電気が止まりました。
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アメリカでの研究で確率が出ています。


雷が木に落ちる確率は、1年間に5.6%。つまり100回雷が落ちたらそのうちの5,6回は木に落ちているということです。
https://bugwoodcloud.org/resource/files/25278.pdf
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確率というか・・・・・



空気の層は絶縁効果があるので、通過する空気層の距離が短いところに雷は落ちやすいです

ですから平地で有れば、高い木の梢や電柱など地表から出っ張っているものの方が落雷の確率が上がる

そのために、ゴルフ場など回りになにもないところで雷に遭遇したら
できるだけ姿勢を低くして落雷を避けましょうと呼びかけられています
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この回答へのお礼

発雷確率が50%らしいんですが雷雨になるんでしょうか?大気は不安定だそうです。

お礼日時:2023/09/18 11:47

空気中に溜まっている電気はどこかに捕まって地上に逃げたいと思っていますから地球上に突き出たところに捕まろうとしますから高い建物に落ちます


木とは限りません
ゴルフをしている人のベルトのバックルに落ちることもあります
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