低容量ピルのことや、避妊効果の仕組みについて詳しい方、教えてください。 1Dayスタートピルなんです

低容量ピルのことや、避妊効果の仕組みについて詳しい方、教えてください。

1Dayスタートピルなんですが、最初生理開始日1日目から飲み始めその後毎日飲み続けていく・・となると思うのですが、ネットで調べると上記のように正しい飲み方を守れば1日目から避妊効果ありと書いてありました。

もちろん絶対じゃないことや、飲み続けていくことで最大限の効果を発揮していくものとは承知の上なんですが、
そもそもなんで1日目から効果あり！と言えるのか、
どういう仕組みでその理論が成り立つのか知りたかったので質問いたしました。

ちなみに妊娠をしたいと思った時は、飲むのやめればいいだけですか？

副作用が出ると聞きますが、
薬を飲んだその日から副作用が出ることも
ありますか？(個人差はあるとして)


どなたか教えていただけると幸いです。

No.1 回答者： northshore2 回答日時： 2023/10/28 08:47

ピルの知識を持とうとする前に、正しい妊娠の仕組みを理解しましょう。

そもそも正常な生理周期の女性なら、生理期間中のセックスで妊娠する事は在りません。
それは排卵する様な卵胞（卵子）が体の中に無いからです。
健康で卵子を育てる能力の高い女性でも、排卵する様な卵子を育てるには生理開始日から10日間以上かかるのです。

精子は酸性の環境に極めて弱く、生理中は最も酸性度の高い時期になります。
妊娠する可能性の出る排卵時期でさえ、膣内に射精された精子は30分で99％が死滅するか受精できないような致命傷を負ってしまいます。
また精子は、子宮内に侵入できても免疫機能に拠り殺されてしまいます。
最長3日間ほど生き延びれるのは、卵子と出会う卵管膨大部まで泳ぎ着けた精子達だけです。
卵管膨大部は精子の生存を助ける、弱アルカリ性の体液で満ち溢れているからです。

普通の薬は飲めば小腸から成分が吸収され、肝臓を経由し血液内に入り患部に届きます。
そして２～３時間後には血液中の成分濃度は最高になり、オシッコや便に混ざり排出されるのに24時間～48時間掛かります。
こう言う意味から１日目から効き始めると言っているのです。

ピルを飲んでいた期間にも拠りますが、ピルの服用を止めて直ぐに妊娠できる人は稀な存在です。
厚生労働省がピルを認可する時に、ピルの服用を止めて元の自然な性周期に戻るのは大体３か月後で90％の女性だと調査・報告しています。
しかし、10％近くの女性は3ヵ月誤でも自然な性周期を回復しません。
中には1年以上戻らない女人もいます。

参考URL（低用量経口避妊薬（ピル）の承認を「可」とする中央薬事審議会答申について）
（経口避妊薬（ＯＣ）の安全性についてのとりまとめ資料）
https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/1106/h0602-3_ …

副作用は1日目から出る人も居るでしょうね？
ピルを飲むと大概の女人は初期に出る事が多いようですが、全く出なかった女人が数年後にいきなり出る人もいます。
ハッキリ言って飲んでみないと分かりません！

ピルで避妊しようとしている人には、必ずこの動画を見る事をお勧めしています。

参考URL（ピル先進国英国からの警告 1/2）


参考URL（ピル先進国英国からの警告 2/2）
https://www.youtube.com/watch?v=_eTtRGrm70s&t=24s

つい最近、この動画の回答をしたら、「昭和の動画」と馬鹿にした質問者がいました。
ピルの主成分である合成卵胞ホルモン剤と合成女性ホルモン剤は新薬も開発されていますが、殆どは昭和の時代から変わっていません。
むしろ、日本でも血栓症により3人の死亡事故を起こしたヤーズ配合錠の合成黄体ホルモン剤は第4世代の新薬でした。

普通、血栓症は合成卵胞ホルモン剤の方が起こしやすく、その為に極力成分量を少なくし、ギリギリ避妊が出来るように低用量、超低用量ピルなどと進化？して来ていたのです。
しかし、合成黄体ホルモン剤でも血栓症は引き起こすのです。

ヤーズ配合錠の合成黄体ホルモン剤（ドロスピレノン）は、血栓症の専門医からは以前から評判の悪い（血栓症引き起こしやすい）薬だったのです。

アフターピル（緊急避妊薬）であるノルレボ錠は合成黄体ホルモン剤だけの薬ですが、使われている合成黄体ホルモン剤（レボノルゲストレル）は実績のあるひとつ前の第3世代の薬を使用しています。