No.6ベストアンサー
- 回答日時:
No.2 です。
「お礼」に書かれたことについて。>評価するためにはまず聞くことが必要です。でもすべてを聞くことなんてできませんよね。ですからメディアなどの評価は必要です。
はい、そうだと思います。
(「1時間で、古今東西の名曲の古今東西の名演奏を聞いたことになるCD」などがあったら、ぜひ買いたいものです)
なので、「この人とは趣味が合う」「この評者のいうことは理解できる」という「推し」評者、逆に「この評者のいうことは的が外れている」「この人は趣味が合わない」といった「まゆつば」評者といった「評者の評価」を行うことや、評価記事の「言い回し」の傾向を自分なりに把握して、その上で「評価」を読解することが大事かと思います。
「評者、評論家」は、音楽業界や掲載紙から何らかの報酬や恩恵を受けていますから、あからさまに悪いことは書きません(そういう評者には「評価依頼」が行かなくなりますから)。また多くの読者から嫌われたりそっぽを向かれることもしません(読者が読まなくなりますから)。従って、そこそこ「迎合的」なこと、当たり障りのないことしか書きません。
それを、読者の側でどのようにスクリーニングするか、ということかと思います。
あなたのおっしゃる「評価が高いんですよ」というのもの、言葉通りに受け取ってよいものかどうか、よく見極めた方がよいと思います、きっと。
今やいろいろなメディアがレーティングを出していますが、それらは聞くきっかけとしてはとてもよいと思っています。そういったものがなければ、私も表題に上げた河村尚子氏の演奏に出会うこともできなかったかもしれません。fpの表現は衝撃的でした。
No.7
- 回答日時:
60代後半の往年のファンです。
ベートーヴェンのピアノソナタを最初に聞いたのはケンプの2枚組LPだったので、懐かしいです。中学生の頃です。
どう思うかって、何も思いませんよ。個人の趣味ですから。
私自身は、誰が良いとか悪いとかではなく、「ああ、この人はこうやって弾くんだ」って感動があるから、評論なんか無視して色々と聴いています。
だから、どんどんCDが増えていってしまいます。
時にはがっかりな演奏もありますが、掘り出し物にめぐり合ったときや、入手困難盤を手に入れたときは嬉しい限りです。
ありがとうございます。私もあらゆる音源を聞きたいですが、時間がいくらあっても足りないので、聞くものを選ぶのにメディアの評価を参照しています。
No.4
- 回答日時:
No.2 です。
追加でひとこと。ある年代以上のクラシックファンは、「クラシック音楽は高尚で、重厚長大なものである」という価値観があり、それを象徴するのが学校の「音楽室」に掲げられた「しかめっつらのベートーヴェン」なのだと思います。
バックハウスや指揮者のフルトヴェングラーは、まさしくそれ象徴していると思います。
(私は、ケンプにはそれと違ったイメージを持っています)
質問者さんがおっしゃる「往年の」というのはこういった世代かと思います。
でも、こういった世代も「時代に即した」多様な価値観で聴いていると思います。
若い人たち、特に「のだめカンタービレ」を知っている世代以降は、クラシック音楽をもっと自由にのびのびととらえていると思います。
クラシック音楽も、日常の身の回りにある音楽のひとつであるという認識かと思います。
演奏者の側も、聴衆の側も。
(もちろん多様化の時代ですから、若い人にも「重厚長大」を好む価値観の人も多いです)
最近では、下記のようの曲の演奏も行われますし、日本人ピアニストがアンコールで「私はこの曲が弾きたくてピアニストになりました」といって坂本龍一氏の「戦場のメリークリスマス」を弾いたのを聴いたこともあります。
モーツァルト/ヴォロドス「トルコ行進曲」
「二律背反」「単純二元論」ではなくて、「多様化」した価値観でクラシック音楽も受け入れられるような時代になっているのだと思います。
自分の価値観に合うかどうか知るためには、まず聞くことが必要です。でもすべてを聞くことなんてできませんよね。ですからメディアなどの評価は必要です。
No.2
- 回答日時:
クラシック音楽の演奏にも、「トレンド」とか「時代の推移」があります。
通俗的な言い方をすると「流行」「はやり」です。
でも、決して「表面的な」「見てくれの」という浅いものではありません。時代考証だとか(作曲法、演奏法、当時の楽器やホール、聴衆のレベルなど)、それを「現代の楽器で演奏する」こととの意義だとか、さらには「録音・再生する」という「本来一期一会である演奏の固定化」だとか、そういったもろもろの「知見」や「見解」の結果です。
時代考証に係わるものは「HIP = Historically Informed Performance」などと呼ばれることもあります。
↓
https://www.kanzaki.com/music/hip.html
それは「様式」「スタイル」と呼ぶものであって、「優劣」「優れた演奏かどうか」という基準とは別物です。あくまで「多様性」であり、演奏家なりの「真摯な演奏」の追求ということです。
ただし、聴衆の側には「個人の好み」が存在するでしょう。
どういった演奏を好むか、どちらをより高く評価するかは、そういった個人の判断基準や好みによって異なるのは当然のことです。特に昨今の「録音・再生」で聴くスタイルでは、「繰り返して聴きたいと思う」「さらりと聞き流せる」方が「よく聴かれる、好まれる」ことになるのだと思います。
「個性的なとんがった演奏」は、一期一会のコンサートでは「オッ!」と耳が向きますが、録音で繰り返して聴くと「あざとい、わざとらしい」と感じることも多いです。
また、「多数が支持する」「多くの人の評価が高い」からといって「より優れている」という意味にはなりません。
今でも、ベートーヴェンに関してはバックハウスが最高という人も多いと思います。そして、そういう人は「最近のさらりとした流れるベートーヴェンはベートーヴェンらしくない」というかもしれません。
別な質問に「フルトヴェングラー」に関するものがありましたが、あれはあれで「その時代」の演奏様式です。(カリスマ指揮者による巨匠的演奏)
それを「素晴らしい演奏(時代を越えた)」という人もいれば、「時代がかった、上から目線の誇大妄想な演奏」という人もいます。
どちらも正当な評価だし、どちらの評価・意見もあり得ると思います。
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