No.7ベストアンサー
- 回答日時:
ddeanaです。
補足にあるURLをそれぞれチェックしました。まず
https://x.com/hikaru1032/status/1806319869631332 …
についていですが、この報道の日付を確認なさいましたか? 2021年7月7日です。この時はまだ新型コロナウイルスの治療薬で、あれがいいのではこれがいいのではと色々検証中の時期です。だからこの報道も医学的に深く検証したというよりこういう事例がありますよという紹介でしかありません。
そしてこうした事例をもとに、日本での治験が行われ、結果私が前回答でお知らせしたとおり、1年後の2022年9月、優位性がないということで治療薬としての承認申請そのものが取り下げられたのです。したがってこの報道は当時としてはそうだったというだけで、イベルメクチンが新型コロナ治療薬として有効という証拠にはなりません。
ちなみに、2023年5月、北里大学によるイベルメクチンの臨床論文が出ましたが、ここでも新型コロナに対するイベルメクチンの効果を示すことはできませんでした。
https://www.asahi.com/articles/ASR787GV5R78TIPE0 …
次に
https://x.com/hikaru1032/status/1667871578867240 …
についてですが、あなたのご質問は肝臓がんには触れておらず他回答者へのお礼でも新型コロナの治療薬としてどうなんだろう?と思わせる記述しかありませんでした。よって私も新型コロナの予防や治療に限ってお答えをしました。ただ、イベルメクチンが胆管癌を抑制することは九州大学の2015年マウスを使った実験で確認されており、もし肝臓がんの抑制にも効果があるのであれば、それはそれで素晴らしい発見だと思います。
ただし、現在までのところあくまでマウスを使った実験のみで、人での治験が行われておりませんので、人にとって同じような効果があるかないかは、将来を待ちたいと思います。
No.6
- 回答日時:
>コロナにかかってもうなおったんですけど、イベルメクチン飲みなね^_^と、父から言われた
新型コロナの予防薬としてはまったく効果はないので、飲まなくて正解です。
イベルメクチンは2022年9月26日に製薬会社が新型コロナに対する有効性が見られなかったとして治療薬としての承認申請そのものを取り消していますので、お父様には新型コロナに関する薬ではないとはっきりお伝えください。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/ …
既回答にもある通り、イベルメクチンは寄生虫を駆除する薬です。副作用についてはリンク先のお薬の説明欄に細かく書かれてありますので、ご一読ください。あなたには多分今のところまったく必要ない薬だと思いますが。
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se64/se6429008 …
No.4
- 回答日時:
用量、用法を守って飲むなら大丈夫です。
つまり医者があなたにはイベルメクチンが必要であると診断し、処方し、(その処方に従って薬剤師が出したイベルメクチンを薬局で受け取り)、医者の指示に従って服用するなら、です。
イベルメクチンは駆虫薬です。それ以外の効果はありません。
つまり、医者がそのように指示したのならば、あなたのお腹の中にはイベルメクチンが作用する寄生虫がいるということです。
基本的には牛や馬の大型家畜によく使われますが、人間にまったく使われないということはないので、こういう話になります。
ところで、ここから先はちょっと「くすりのききめ」とは別の話になります。
そして実はここからがすごく大事な話です。
ここ数年、新型コロナ肺炎が猛威を振るいましたよね。
それで、なぜかわかりませんが、「イベルメクチンが新型コロナに効く」というでっち上げが流れました。ごく初期ですね。
世界的にです。アフリカと中近東は残念ながら存じませんが、アメリカや南米ではそうした噂が駆け巡りました。
で、どうなったか?
アホな人々(でも「自分は賢い、医学や公衆衛生の専門家や医者、薬剤師よりもわかっているんだ!」と思い込んでいる人々)が、こぞって新型コロナウィルスに効くと思い込んでイベルメクチンを飲んだんです。
アホです。愚行の極みです。愚か。
イベルメクチンは、寄生虫にしか効きません。
(ちょっとだけ背景を説明しておきます。
この「イベルメクチンは新型コロナに効きまぁす!」という噂は、とある論文が出どころなんです。この論文、査読前という非常に怪しい状態で世を駆け巡りました。
話を巻いていうと、まあぶっちゃけこれ内容が捏造だったんですよ。結果をでっちあげて、効果があるように見せかけていたわけ。
ということが明るみに出て、もう撤回されています。もうどこのまともな医学雑誌にも載せてもらえないでしょう。
でも、この論文を書いた会社は結果的に大儲け!しました。もう笑いが止まらないほど大儲けしました。なぜでっちあげをしたのか、動機がわかっちゃいましたね。まあそういうわけです。世の中、悪事を働いて儲ける機会に敏感に人もたくさんいるということ、よく覚えておいてほしいです。あなたが人生の窮地に陥ったとき、そうした人々が寄ってくるはずだからです。)
話を戻します。
イベルメクチンは新型コロナに効果があると信じて、飲んだ人がたくさんいた、という話ですね。
なお悪いことに、イベルメクチンは大型家畜用、つまり人間よりはるかに体重が重い生き物用の製剤が多いんですよ。体重が500kg、800kg用の薬を、その10分の1の体重の人が飲んだらどうなると思います?
薬は、体重当たりで飲む量が決まっているじゃないですか。
つまり、飲んだ人々は副作用でえらいことになりました。
新型コロナでパンクしそうな病院に、さらに負担をかけたアホがいっぱいいたというわけ。
だから、何が大事な話かというと、
もしも、「新型コロナにイベルメクチンが効く」とあなたに勧めてきた人がいるなら、残念ながらその人はアホであり、肝心のところで重大な過ちを(自信満々で)犯すので信じてはならない人だということです。
それがあなたの身内出ないことを願う。
頼るべき専門家をバカにし、バカを騙すために詐欺師が流した噂を鵜呑みにしながら、自分は(大勢の馬鹿と違って)賢いんだ、真実を見抜けるんだ、と思い込む人というのはこの世にたくさんいます。
そして、新型コロナ対策に良いと思ってイベルメクチンを個人輸入して飲んじゃったりするんです。
そういう人は、新型コロナ禍でだけ愚かなのではありません。
今後、似たような局面で必ず、自信満々でデマに踊らされ、致命的な間違いをやりかねない人です。あなたが窮地に陥ったときに、善意のつもりであなたを地獄に突き落としかねない、要注意人物です。
あなたが距離を置きやすい人ならいいいんですけど。
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