宗教と日本のポップカルチャーについて

質問です。

この度、ヴァチカンの教皇庁が、2025年の聖年に向けて新たな公式マスコット「ルーチェ」を発表しましたが、皆さんはどう思いましたか？


私の第一印象としては、とてもキュートであるとともに、キリスト教の要素がふんだんに含まれているデザインで、しかも多様性を意識してか、違う人種のキャラクターも用意されていて、全方向に対するアピールと配慮が出来ているなーと思いました。

それを踏まえた上で、「え、あのお堅いキリスト教が……しかもその総本山がこんな可愛いマスコットキャラクターを出していいの？　大丈夫？」と驚愕しましたね。

ただの若者の文化だと思われていた日本の「カワイイ」や「ポップカルチャー」が、まさか宗教にも認知され、取り入れられるなんて夢にも思わなかったと言いますか。なんだか、色んな意味で日本のこういうカルチャーの存在価値が、もう一段階レベルが上がったような気がします。

宗教の世界にも受け入れたということは、より多くの人々に日本のアニメや漫画文化が今後、色んな意味で注目されるようになるということで、「もう下手なことはできないぞ」っていうある種のプレッシャーを感じますね。

事実、発表後にネットではキャラクターへの賞賛の声がある一方で、批判の声も多く上がっているようでした。「キリストの数千年の伝統を汚すんじゃない」とか「これは冒涜だ！」「名前が悪魔的だ」といった悪い印象を受けているようですね。

そういった否定派たちの意見も理解できますが、そもそもキリスト教も偶像崇拝禁止でしたからね。でも布教の際に分かりやすく説明するためにそういった銅像とか絵画を使って信者を獲得してきましたので、今回もそれと同じ流れなのかなと感じましたね。聖人とかではなく「巡礼者」なので、崇拝の対象にはなりませんけどね。

とはいえ、賛成派と否定派で争いが起きているのは事実なので、これが過熱していって、事件とか戦争の火種にならないことを祈るばかりですね。キャラクターを好きになった一ファンとして、「このマスコットが原因で戦争が起きた」なんてことになったら純粋にショックですし。

この先も、誰もが納得できる形で日本のポップカルチャーと宗教やそれ以外の事柄と手を結ぶことが出来たらいいなあと願っています。

No.3 回答者： tukachann 回答日時： 2024/11/06 21:45

ゴメンね。

この質問があることに気づかないで、類似質問をしてました
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13955934.html

　クリスチャンじゃ無い普通の日本人の感覚ですが、キリストって権力拡大や莫大な富の蓄積を望んだでしょうか。あるいは異教徒の大量虐殺を望んだでしょうか。そんなことは望まなかったと思います。でも、キリスト教って富や権力、虐殺の歴史ですね。
　それって、それぞれの時代に人々が自分たちに都合のいい解釈を加えたせいじゃないでしょうか。

　そのマスコットはキリスト教徒では無い日本人から見たとき、微笑ましさを感じます。でも、クリスチャンの立場で、人間の判断では無く、キリストやマリアなど信仰の対象となる人物が見たときに、おおらかに微笑んで受け入れるか、教義のイメージ改変に迷惑そうな顔をするか、そんな点で考えてみるべきかもしれません。

No.2 回答者： 春閑 回答日時： 2024/11/04 17:41

カソリックは、聖書重視で厳格なプロテスタントとは違って、布教活動については発足時より非常に柔軟でした。

そもそも論で言えば、プロテスタントから攻撃されている「聖母マリア」にしても、布教成功の足掛かりとして女性信徒を獲得するために発案されたものでした。
イエスの復活には、マグラダのマリアなど女性教徒が重要な役割を果たしており、彼女たちも布教活動を行っていました。
おそらく彼女たちの布教活動が女性を中心に行われており、その成功が「聖母マリア」の思想を産み出して行ったのではないかと思われます。

今回のマスコット「ルーチェ」による布教キャンペーン開始の話を聞いて、カソリック成功の原点である「聖母マリア」のことを想い起こしました。
歴史的にも布教では度々たいへんな困難に直面し、その都度組織防衛と拡大のために現実的な知恵を絞ってきたバチカンらしい行動であると思います。

No.1 回答者： tanzou2 回答日時： 2024/11/04 06:31

この度、ヴァチカンの教皇庁が、2025年の聖年に向けて新たな公式マスコット「ルーチェ」を発表しましたが、皆さんはどう思いましたか？

　↑
「葬送のフリーレン」を想いました。





この先も、誰もが納得できる形で日本のポップカルチャーと
宗教やそれ以外の事柄と
手を結ぶことが出来たらいいなあと願っています。
　↑
かつて、ルターの宗教改革により
信者を減らしたカトリックは、信者獲得のため
国家と組んで、外国布教に努めるように
なりました。

これが、アジア、アフリカ、中東への
侵略、植民地化になった訳です。

こういう歴史を鑑みると、隔世の感が
します。