なぜ韓国の大統領は、李垠皇太子殿下の帰国を認めなかったのですか?政敵になるのを恐れたからですか?教え

なぜ韓国の大統領は、李垠皇太子殿下の帰国を認めなかったのですか?政敵になるのを恐れたからですか?教えて下さい。

No.1 回答者： 春閑 回答日時： 2024/11/16 18:02

当時は王族に忠誠心や親近感を持つ韓国人が多かった。

しかし、李承晩自身は、朝鮮を立憲君主制にしようという改革派の両班で
、高宗に投獄されるなど、国王については相当恨んでいただろう。

しかし、彼は英語が話せたので、特赦されて米国に派遣された。国王の狙いは、米国に日本の動きを牽制してもらうことにあったが、国王を恨んでいた李承晩は逆に国王を否定して朝鮮の民主運動家として米国内で基盤を築いていった。
そして日韓併合が始まると、李承晩は米国の後ろ盾を得て、他の独立運動家
とともに「大韓民国臨時政府」を上海で立ち上げ、彼は初代大統領となった。

朝鮮王朝は日清戦争後に「大韓帝国」に国名を変えていたが、「大韓民国臨時政府」と国名の「帝」を「民」に変えた時点で、李承晩が王族を国から追い出すつもりだったことは明らかだ。

戦後の「大韓民国」は、形の上では「大韓民国臨時政府」を継承した国家ということになっている。初代大統領はやはり米国の後押しで李承晩が就任した。李承晩が元国王など王族の帰国を拒否したのは当然のことでしょう。