
A 回答 (12件中1~10件)
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No.11
- 回答日時:
#5です。
お礼ありがとうございます。他の方へのお礼欄で
>本格的な無人戦闘スタイルへと移行すると、素人目線では結局、戦争しやすくなると云った思いが再度、生じてきました。
とあるので、補足します。
質問者様は「戦闘行為」しか見てないです。#5にも書きましたが、戦争は「国家の目的を達するための手段」です。この点がテロと違う所です。
で、それを踏まえると「無人戦闘が増えても、戦争しやすくはならない」です。
なんでならないか、というと「無人では戦争の目的を達することができないから」です。
たとえば、ウクライナ戦争が無人戦争だったとしましょう。今かなりそれに近い状態ですが、結局兵員が現地にいます。そしてどれほどドローンが増え、ドローンによって犠牲になる兵員が増えても兵員投入を止めることはありません。
なぜなら「ウクライナの土地を占領したいから」です。そのためにはロシア人がその場所に居なけばなりません。いくら無人機がウクライナ兵を追っ払っても人間がその場所にこなければ「占領」にはならないからです。
逆にウクライナ戦争でウクライナ軍が善戦しているのは、彼らにとっては「ウクライナ領土にロシア人が入り込まない」状態なら「勝ち」だからです。
なので、防衛するウクライナ軍は兵員を使わなくてもドローンで無人攻撃してロシア軍を領土内に入れない、入っても殲滅できれば勝ちなんです。
なので戦争を起こそうと思う側、からするとむしろ「目的を達成するのが困難」になる場合もありますし、兵員の多大な犠牲というリスクを上回るだけの目的達成ができるかどうか、慎重にならざるを得ません。
ということで、無人戦闘がいくら増えても、戦争そのものがやりやすくなるわけではないのです。
そもそも無人戦闘だけでは勝利できないことは、太平洋戦争で日本をどれほど空襲して何十万人の日本人が死んでも、原爆で何万人も死んでも、日本は降伏しなかった、という事例があります。
当時のB-29は今の無人戦闘機と同じ、ほぼ撃墜されないやりたい放題の爆撃だったのです。それでも(それだけでは)日本人は降伏しませんでした。
無人戦闘が増えても、戦争はやりやすくならないです。
No.10
- 回答日時:
(No.8のお礼への回答)
確かに無人戦闘技術の普及は「戦争のハードル」を下げる可能性がありますが、それが即座に戦争を容易にするとは限りません。むしろ複雑化する傾向もあります。
まず、なぜ「戦争しやすくなる」と感じられるのか、素人目線の直感の根拠としては、無人機や自律兵器を使えば、自国の兵士の死傷リスクが減少するため、戦争開始の政治的・世論的コストが下がる。つまり人的被害リスクが低下するのではないか。
また、無人兵器を用いた「限定的な攻撃(空爆や斬首作戦など)」が簡単に実施できるため、全面戦争でなくとも、「小さな衝突」が頻発しやすくなり、戦争の敷居が心理的に下がるのではないか。
ドローンなどは従来の戦闘機や戦車よりも安価なため、中小国や非国家主体も導入しやすく、経済的コストが相対的に低下するのではないか。
などではないかと思われます。
そう考えられても、それでも「簡単に戦争が起きるわけではない」理由があります。
まず、無人戦争には高度なセンサー、AI、通信衛星、電子戦対策などが不可欠です。それらを維持・運用するには、専門的人材・組織的訓練・資金が必要で、「簡単に始めて終われる戦争」ではありません。無人戦争にも高い技術・インフラが必要です。
また、対抗技術も同時に進化しています。サイバー攻撃、電子妨害(ジャミング)、GPS撹乱、無人機迎撃用レーザー・ドローンなど、防御側の技術も発展しています。攻撃してもすぐに無効化されたり、報復されたりする可能性が高いです。
そして、国際法・倫理的制約が強まっています。自律型致死兵器(LAWS)については国連や各国で議論が活発化しており、政治的・倫理的正当性が問われる時代です。世論や国際社会の目も厳しく、行動は慎重にならざるを得ません。
むしろ無人化が「戦争を複雑にする」側面もあります。
一つには、戦争の主体が不明確になります(無人機による非正規攻撃/代理戦争)。そして閾値が曖昧化します(宣戦布告なしの「グレーゾーン戦争」)。AI判断ミスによる誤爆・誤認といった新しいリスクも発生します。
総括すると、無人戦争技術の進展によって、一見すると「戦争がしやすくなった」ように見えるのは確かに自然な感覚です。しかし、現実には次のような反作用が存在します。
・技術的な敷居が依然として高い
・相手も対抗技術を保有・発展させている
・戦争の「法的・倫理的・政治的コスト」は変わらない、あるいは増している
したがって、無人化=即戦争が容易になる、とは限らず、むしろ新たな抑止力や複雑性を生むというのが、専門的視点からのバランスの取れた理解といえるでしょう。
この回答へのお礼
お礼日時:2025/07/14 14:28
なるほど。
私のレベルでは、とても手の届かない世界なのですね。
(大体が“閾”と云う字さえ、お初に出会ったような次第で。辞書での説明を見ても??でした。)
No.8
- 回答日時:
(No.4のお礼に対する回答)
攻撃が簡単になったという趣旨の思慮のない回答がなされるかもしれませんが、ドローン使用は世界各国どの国でも行なわれるため、防衛もそれに対応したものになります。
お互いがドローンを主力兵装とする以上、ドローンが使われることを前提とした防衛思想になり、攻撃する側はその防衛網を突破する必要があります。
ドローン攻撃など想定されていないから容易に攻撃できるだろうなどと安易に考えるのは軍事を知らない幼稚な素人考えにすぎません。
日本もすでにドローンを始めとする無人兵器導入を計画しています。
2027年までにUAV(無人戦闘機)、UGV(無人地上車両)、USV(無人水上航走体)、UUV(無人水中航走体)などの無人アセットを配備し、既存部隊の最適化の運用実証を行なっています。
そして2030年代には、AIを活用した群制御、複数アセットの同時運用能力、地理特性に応じた機種開発などを加速化し、本格的な無人戦闘スタイルへ移行します。
No.5
- 回答日時:
テロを含めて「自分達の犠牲を最小限にする方法で攻撃をするのは簡単になった」といえます。
たとえばドローンを使えば毒ガスを都心で撒くのに、死ぬ危険を冒して運搬する必要がないわけです。
しかし「国権の発動たる戦争」なら、ドローン程度ではやりやすくなりません。
もしドローン程度で「やりやすく」なるなら、弓矢ができた時・鉄砲ができた時・航空機ができた時・ミサイルができた時、などいくらでもターニングポイントがあったわけです。
「国権の発動たる戦争」と書いたのは、戦争自体が「国の利益のため」に行うものだからで、始めること自体は難しくないですが「人的犠牲や財産の目減り、コストの負担を超える利益を得て終わりにする」のは、昔も今もすごく難しいです。
普通の政治指導者は「勝利の目的(終わりにする目標)」を決めて戦争に入ります。
それを怠ったのが日本の大東亜戦争、そして目論見が思いっきり外れたのがプーチンのウクライナ侵攻です。
No.4
- 回答日時:
逆です。
人命を尊重するからこそドローンという機械を使って兵器同士、あるいは基地などの軍事施設攻撃を行なうのです。決して民間人や一般家屋が標的ではありません。
兵員という人的資源がなくても、機械力によって争われる結果、より技術力、工業生産力、経済力が問われ、その損耗は国力を著しく低下させるため、戦争を忌避する結果になります。
先日のイスラエルとイランの間でもミサイルの撃ち合いに終わり、両国間や関連勢力間での全面戦争にならなかったのはそうした理由も背景にあるためです。
No.3
- 回答日時:
やりやすくはなっていないと思います。
誰が何を言ったかよくわかりませんが、現時点でドローンというのは戦闘行動半径とペイロード、速度などの非常に低く、対電磁波や装甲など大きな弱点も持っております。限られた条件下では大変有効ですが、すべての領域で有効というわけではありません。したがって現時点でドローン万能だ、なんて考えてしまう方はその方面の知識が不足しているんではないかと思います。今後どうなるかはわかりませんけれど。
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