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夏目漱石の「神経衰弱」とは、現代で言う「うつ病」でしょうか。教えて下さい。

A 回答 (1件)

当時の「神経衰弱症」は、現在のように細かく区分され、


きちんと診断基準のある精神病とは違って、けっこうアバウトで曖昧だと思います。
鬱病も心身症もノイローゼも自律神経失調症も、
「神経が参ってるな」と取れる症状がでている場合、
だいたい神経衰弱にされた感じがします。

ただ、夏目漱石の「神経衰弱」の診断書は、熊本の第五高等学校を退職するさい、
漱石自身が医師に依頼してそのように書いてもらったものです。
当時は、公務員が辞職するときは病気を表向きの理由にするのが作法だったそうで、
退職に診断書が必要だったのです。

漱石の場合、現代の診断基準によって診察するのは不可能なので、
本当に鬱病だったかどうかはわかりませんが、症状からいって鬱病(+心身症)であっただろうと言われますね。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりごめんなさい。
ありがとうございました。凄くためになりました。研究者がこのことに何か書いているものはあるでしょうか。
 他にも芥川とか太宰とかはどうだったのでしょう。

お礼日時:2005/07/20 13:12

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