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人間はどのようにして物事をわすれるのでしょうか?
その過程をわかりやすく教えていただけないでしょうか。また時間的な原因以外に原因はありますか?よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

忘れるということについて、時間的な原因以外に原因はありますか?とのことですが、誰にも思い当たる原因として「忘れちゃいたいこと」「忘れられたら楽なのになと思うこと」は、日常生活の中で、いとも簡単に忘れるものです。


たとえば「これやっといて」と、やりたくないことを頼まれた時「何で私がそんなことやらなくちゃいけないのよ」と思った時などは「あっ、しまった、忘れた!」と、なりませんか。
私は人が「忘れた、ごめん」と言うときは「忘れたかったんだな」と、つまり「いやなことだったんだな」と心ひそかに思います。
どんなに忙しくても、たとえば日本中の銀行が「明日一日にかぎり、手持ちの一円玉を持ってきたら一万円札と交換します。」と宣言したとしたら、たぶん誰もそれを忘れることはないだろうと思うわけです。
人は忘れたいことは忘れることができる、ということです。忘れるというより『失念する』というべきかもしれませんが。
もっと深刻な例では、幼い頃とんでもなくひどい目に会った経験を人は自己防衛の為に忘れ去るものだ、という考えはよく理解できます。
成人して人格に問題が出てきたときや日常生活にゆがみがあらわれて、本人が精神分析を受けて徐々に、そういう記憶が厚い抑圧のベールの下から現れるということもあるわけです。
ずっと前、心理学の本に書いてあったことを私流に思い出して書いてみました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
忘れたかったから忘れる・・それは思い当たります~。この面で人間って自己防衛がしっかりして、自己中なんだなって感じました。そして弱いから、忘れることが人間には不可欠なのかもしれないと思いました。
わかりやすい例もあげていただき参考になりました。

お礼日時:2005/08/06 22:57

ごきげんよう。



この質問に回答するには、「覚えるってどういうこと?」「忘れるってどういうこと?」というような、記憶のメカニズムについて説明するとよいのかな、と思います。長くなりますがごめんなさい。あと、専門家ではないので知識や考え方が古いものであったらすみません。

認知心理学における研究によって、それまで単に「記憶」と呼ばれていたものが、より細かく区別/分類されるようになってきました。たとえば保持時間という観点からでは、

■感覚記憶:
 目や耳から入ってきた情報を、そのままの形でほんのわずかな時間だけ保持する記憶
 次を見るのに必要なので、テレビや本の少し前の部分を少しの間だけ覚えておく
■短期記憶:
 電話をかけるまでのわずかな間だけ、電話番号を覚えておくというような記憶
 覚えられる量には限界があって、保持時間も長くて30秒程度
 ■長期記憶:
 覚えられる量は無限大で、ほぼ永久に覚えていられるといわれる

という感じに分けられます。

ここまでの話から言いたいのは、「覚える」「忘れる」というのが、記憶の定義や分類によってすごく変わってくるということです。

感覚記憶の段階を「覚えた」「忘れた」と考えると、私達は日常生活の一瞬一瞬で「覚えた」「忘れた」を繰り返しており、その数は両方とも非常に膨大な数になります。短期記憶の段階でも、何かを覚えようとして頭の中に入れたとしても、そのうちの多くはすぐに忘れてしまうでしょう(ですから試験の前に単語帳を暗記しようとしても、なかなか全部は覚えられないのですねえ)。

この感覚記憶や短期記憶の段階は、「忘れる」のがある程度デフォルトであって、時間が経過したり(「減衰」)他の情報によって妨害されたり(「干渉」)ということが起こります。逆に「忘れないようにする」ためにはいろいろな努力が必要なわけです。

さらに、長期記憶についても、上では「覚えられる量は無限大で、ほぼ永久に覚えていられる」と書きましたが、実際はどれくらいの量や時間、記憶を保持できるのかについては、わかっていないのが現状です。
たとえば十数年前の記憶が普通すぐには思い出せないのは、「本当に忘れてしまった」のか、「覚えているが、手がかりが無くて思い出せないだけ」なのかもわかりません。現時点ではそれがどちらなのか、確かめる方法がありませんから。長期記憶の段階での「忘れる」過程がどうなっているのかは、最先端の研究レベルでもわかっていないでしょう。

他の方々も強調なさっていますが、「忘れてしまったと思っていても、実は覚えていて、その記憶が引き出せなくなっているだけの『場合がある』」というのがポイントかな、と思います。
ただし、このことは「長期記憶はなくならない」とはイコールではないことに要注意です。「忘れていない」と断定はできません。


あまり長くなってもしょうがないので、以上をふまえて回答まとめ。

【私の回答】
「忘れる」というのがどういうことか、そしてその過程は、記憶の定義や分類によって変わってくる。

感覚記憶や短期記憶の段階:「忘れる」のがある程度デフォルト
忘れる要因:記憶システムそのものの容量限界、
      時間の経過(「減衰」)、他の情報による妨害効果(「干渉」)

長期記憶の段階:長時間/膨大な量の記憶を保持できるが詳細は不明
「本当に忘れてしまった」のか、「覚えているが、手がかりが無くて思い出せないだけ」なのかを確定させるのは現時点では不可能(忘れるメカニズムは、存在するかどうかもわかっていません)

No.3さんがあげていらっしゃるように、外傷や薬物や心因性による精神障害/記憶障害もありえますが、それによって、記憶そのものが失われたのか、記憶検索メカニズムやそのルートがダメージを受けたのか、確定はできないでしょう。

訂正や追加等ありましたら、また。
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この回答へのお礼

たくさん書いてくださりありがとうございます!お礼が遅くなって申し訳ないです。
自分でも少し調べてみましたが、記憶にもいろいろあるのですね。短期記憶であったら忘れたことも可能性としては高い。長期記憶は思い出せない、もしくは忘れたかということですね。でも裏づけは取れない・・と。人間のナゾ・・!
受験中に覚えたこと(世界史、英語など)が思い出せなくて非常に悔しいです。覚えていた記憶があるのにそれ自体を思い出せないなんて皮肉ですよね。

お礼日時:2005/08/06 22:50

♯1です。




2、3の方が言うように、忘れられた出来事も、心にしっかり記録されているようです。それに関しては、心理学や催眠の分野、その他の科学でも立証されていることですし、間違いないです。

そうなると、「忘れる」というのは、記憶が無くなるわけではなく、「スムーズに記憶を引き出せなくなる」といった意味になるんでしょうね。

あと、責任もそうですが、「有用である」と判定されたデータも忘れづらいようですね。
物事の価値がわかる人は、それだけその物事について詳しいですしね。

あと、肉体的苦痛、精神的苦痛を感じている期間の記憶は、かなり引き出しづらいものになるんですよね。苦痛を再体験(ふたたびあじわうこと)したくないからでしょうね。
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この回答へのお礼

かなり今さらですが回答ありがとうございます!
今もどこかに今までの人生の記憶を持って生きていると考えるとすごいですね。思い出したいようなそうでないような・・。関係ないですが、最近年上の人を尊敬する気持ちが出てきました。

お礼日時:2005/08/06 22:42

そうですね、hanptyさんの書いた通り忘れることはありません。

ただ思い出すための「鍵」が無いということです。
記憶に関わっていた物や人・風景などが「鍵」になります。簡単に書けば連想って事です。
思ったより人は連想で物事を記憶しているようです。だから、その連想の繋がりが全て切れれば思い出せなくなってくる事もあると思います。
また、時間的な原因以外であれば、
脳の障害による記憶障害や精神異常、薬物の作用などがあると思います。
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この回答へのお礼

忘れることはないんですね。じゃあ忘れるっていう言葉があるのっておもしろいですねー。
連想する際につながっていたものが切れてしまった時思い出すことができなくなる・・ということですか。どうもありがとうございました!

お礼日時:2005/07/25 23:04

忘れる事は無いそうです。

ただ思い出せないだけで。
重要度が低そうだと思い出しにくい。
よくある例えですが「記憶の引き出し」ですね。
どおでもいい事はそもそも記憶する情報が少ない。昔の事は引き出しの奥。引き出しの数を増やしても、今度はどの引き出しに入れたのか試すだけで探すのと同じ時間がかかる。
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この回答へのお礼

重要度によって変わってくるのですね。子供の頃のことを思い出したいのですができません。私にとって大事ではなかったのかな~
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/25 23:05

忘却のメカニズムは簡単です。




物事に対して無責任になった時、人は忘れます。


逆に言うと、責任感の強い人ほど忘れにくいです!

経営者の方や政治家など、責任の大きい人ほど記憶がはっきりしていて、平均的な人間とは比べ物にならないレベルの記憶力の人もいます。

逆に、どうでもいいや、他の人にやらせときゃいいや、などと無責任な人ほど、物事を忘れやすいです。

自分の責任の範囲外のことも当然忘れやすいです。


記憶喪失は、その期間の出来事に関して、「責任を持てない」「自分で何とかすることが出来ない」と思った時起こるようです。

強姦されてまったく抵抗できなかった少女などは、その時の記憶がすっぽり抜けていることがありますが、同じ理屈です。
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この回答へのお礼

なるほど!責任ですか。何か信頼にもかかわりそうですね。忘れっぽいのはマズイですね。どうでもいいことは思い出せなくなる・・ある意味うまくできてますねえ人間って。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/25 23:08

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