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現在、海外に在住しているのですが、先日、日本のアニメを愛好するこちらの大学生から、天空の城ラピュタについての質問を受けました。それは、「なぜ、ラピュタの王家の末裔が、城を捨てて地球に住むようになったのか。」というものでした。

私自身一度、その映画を一度も見たことがなかったので、DVDを借りて見したが、やはりなぞが解けません。

検索をかけて調べたのですが、うまく回答を得ることができませんでした。どなたか、御存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけませんでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 ええええぇぇぇぇ・・・??


 巨神兵ってラピュタの兵器なの・・・??
 使徒はナディアのアトランティスの兵器、なみの新説だ・・・。


 最後の方でシータがムスカに「ラピュタがなぜ滅びたかわかる」と言って、ゴンドアの谷(シータの故郷)の歌の話をします。その内容を考えると、まずおぼろげながらわかります。
 要するに言いたいのは、高度な科学技術でつくった飛行石の力を使って大地を捨てた(空に浮かび上がった)けど、結局は土と大地の実りがなければ人は生きられないということ。
 ラピュタは地上の国を支配し、搾取する立場として繁栄を極めましたが、搾取され続けた地上は絶望と疲弊によって次第に荒廃していきます。
 王族をはじめとした生き残った人々は、高度な科学文明を持っていても滅び行く一方の世界を目の当たりにし、空中都市ラピュタとその文明を捨て、大地を耕して生きることを選んだんです。

 ムスカはその末裔でありながら、野心から再びラピュタの文明を復活させ、世界を支配しようと考えました。
 そしてシータの家に伝わる飛行石を奪い、基地に向かうために飛行船に乗りました。
 そこに空中海賊ドーラ一家(ラピュタは宝島のような所と思っている)がそれをかぎつけ、襲ってきたところから映画は始まります。
 とりあえず映画だけじゃなく、小説版(アニメージュ文庫)を見るといいです。
 って、海外じゃ買えないのか・・・。日本の友人に送ってもらうとか。

 とりあえずラピュタの元ネタはガリバー旅行記でして、極端に科学文明が発達しながらも国土は荒廃した国、というのがモデルです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA% …
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この回答へのお礼

そうですね、小説版で是非読んでみたいと思いました。
映画を見た印象と、こちらで教えていただいたことも総合して考えると、この映画はとても哲学的に深みのある作品ですね。ずっと知らないでいたことが残念になりました。宮崎監督のの他の映画もこれから見てみたいと思います。
御回答、大変にありがとうございました。

お礼日時:2005/09/17 18:38

DVDをご覧になったというのは、日本語の?


それとも外国語にふき替えられたものでしょうか?

最後のほうで、シータ自身のことばで
「どんなに文明が発達しても、かわいそうなロボットを使っても、大地から離れて生きられなかったのよ」
(みたいなカンジの)セリフがありました。
人は大地を離れて生きてはいけない、ということだと思いました。

例えば宇宙。快適な宇宙旅行になるように努力していますが、やっぱりずっとあそこで暮らしたくはないと思います。
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この回答へのお礼

DVDはこちらのレンタルショップで借りたものなので、英語に吹き替えられたものを見ました。
大地に根をはって生きること、ということがこの作品の重要なモチーフなのだと気づきました。
日本に住んでいたのに、このようなすばらしい映画の事を知らないでいて、かえって外国の人から知らされるというのは、なんだか恥ずかしいです。
御回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/17 18:49

 ソドムとゴモラの街を焼き払った炎とは


これの事だと、ラピュタから青い光線が
地上に放たれると大悪発が起きるシーンが
ありますよね。

 ソドムとゴモラの街が焼き払われた話というのは
旧約聖書に出てくる話なんですが、要は
ラピュタは地上の悪い人間たちと長い間戦って、
圧倒的な戦力で勝ってきたということです。

 巨神兵はラピュタの武器の1つで、
1000年前の火の七日間と呼ばれた
大戦争で、巨神兵の放つビーム砲が世界を
焼き尽くしたことになっています。

 ラピュタは空中都市なので、地上がいくら
破壊されても自分たちには関係なかったから
世界を焼き尽くすことに躊躇しなかったのでしょう。

 旧約聖書を見ると、ノアの大洪水のように
邪悪な人間達を全滅させるために
神が地球規模や大都市の規模で破壊を試みた内容が
出てくるのですが、結局何もよくならなった
ことになっています。

 これら神の仕業がソドムとゴモラの街と
同様、ラピュタのやったことだとすると
上空から神の視点で、力を振るっても
何もよくならないということがわかります。

 結局、何をするにも大地を大切にしない
考えはいい結果をもたらさない。
それには地上の影響を受ける大地に
根を下ろして生活しないといけない
というあたりが、ナウシカが先祖から
受け継いでいる、大地と共に生きよう
という言葉に表れているんです。
 

 
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この回答へのお礼

ああ!だから、「根をおろす」ということが何回も発言にあったり、根っこのイメージがたえず画面にあらわれてくるのですね。

早速の御回答、大変ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/17 17:04

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