
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
水木センセイとは違うので、妖怪そのものズバリは出てきません。
“喩え”として妖怪が出てくるって感じでしょうか…
人間の業とか事件のからくりとか…
私も京極夏彦さんの作品は大好きで、京極堂シリーズと百器シリーズ(榎木津探偵モノ)、百鬼夜行等々を読みました。
最初はあの分厚さと“みっしり”と埋まった(しかも漢字割合が異様に高い)
ページに引いてしまいますが、読み込むうちに物語にどんどん引き込まれていきますよ。
まあ確かにうんちくが多いので、好き嫌いが分かれるかも知れませんが。
嵌ると抜けられません(笑)
京極堂モノと巷説モノどちらか、といえば、私は京極堂を先に読まれるのをお勧めします。
戦後間もなく、という時代設定が少し不可思議な、何ともいえない雰囲気を漂わせています
(洋館とか旧華族とか軍とか、いかにもな設定がテンコ盛り)。
登場人物のアクの強さや描き分けも、前者がより顕著だと感じます。
特に京極堂シリーズに登場する榎木津礼二郎は型破りです。
ちなみに京極さんの作品には「ルー=ガルー」もあり、こちらもお勧め。
現実世界と違う世界観がお好きということならぴったりではないかと。
(近未来の少女たちのお話。SFっぽい)
御回答有難う御座いました。自分も”みっしり”と埋まってて、分厚い本が好きです。
お勧めの通り、「京極堂」の第一巻(何やったっけ?)を買ってみようと思います。
ただ高いのが玉に瑕。高2にとっては痛いんです。
No.4
- 回答日時:
No.1さんも書いてらっしゃいますが、京極堂シリーズは、実際に妖怪が出るわけではありません。
「妖怪」は、いわば、人の心が生み出すものであり、様々な現象を説明する道具です。
また、一話一話が長い物語ではありますが、京極堂のうんちく話も、ちょっとした挿話もすべて結末に向けての伏線になっています。
何の関係もなさそうな話が出てきても、それは結末まで読むと、「ああ、そういうことか」と納得できます。
質問を読む限りでは、京極夏彦氏の著作は未読でしょうか?
もし、長編小説や、ミステリーがお嫌いでなければ、問題なく読めると思いますよ。
「巷説百物語シリーズ」も、京極堂シリーズと同様です。
ミステリーとしても楽しめますが、「必殺○○人」のように、悪者を成敗する、といった要素もあるので、京極堂シリーズとはひと味違った楽しみがあります。
ご質問の「どちらがお薦めですか」というのは難しいですね。
京極ファンの私としてはどれもおもしろい、と感じていますから。
ただ、京極堂シリーズは、どれも長編ですから、中編を集めた「巷説百物語シリーズ」の方が読みやすいかもしれません。
もう一言付け加えるならば、どちらを読むにしても、まず第一作から読んでみることをお薦めします。
京極堂シリーズ「姑獲鳥の夏」
巷説百物語シリーズ「巷説百物語」
というのは、登場人物が次作や次次作で重要な役割を担うことがあり、また、そうした前作の事件やエピソードが伏線として利用されている、という場合が多いからです。
途中から読むと、「これ、だれ?」「何のこと?」となりかねませんので。
なお、どちらのシリーズも新書版や、文庫版が出ていますので、入手はしやすいかと思います。
また、文庫でも分厚かった京極堂シリーズは、分冊版が出ていますので、手に持ちやすくなっています。
ご回答有難う御座いました。
伏線なんかたくさん出てくると、意地でも読みきってやろうとむきになって読んでしまう癖があります。
まぁどちらを買うかは、いろいろと考えて買おうと思います。
値段的には・・・・・か。

No.3
- 回答日時:
私は京極堂シリーズしか読んだ事がないので、どちらがオススメとは言えませんが、先の回答者さんも書かれていますが、京極さんの作品は「みっしり」で、読み応えたっぷりです。
正直、最初は読み進めるのが苦痛ですが、そこを抜けた後の面白さはなんともいえません。
アクが強いので好き嫌いがはっきり別れますね。
でも、ハマれば本当におもしろいので、是非読んでみて下さい。
京極堂シリーズを順にあげていくと
「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」
「魍魎の匣」(もうりょうのはこ)
「狂骨の夢」(きょうこつのゆめ)
「鉄鼠の檻」(てっそのおり)
「絡新婦の理」(じょうろうぐものことわり)
・・・と、この後も続きます。
やはり第1作目の姑獲鳥から順に読まれることをオススメします。
本屋さんなどで探してみてはいかがでしょうか。
「はまれば」ですか~。
そればかりはどうしようもないですもんね~。
マァとりあえず1巻を買ってみることにします。御回答有難う御座いました。
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