プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

シックス・デイを見ました。すごく面白かったのですが、2つの矛盾的がどうも気になってしまい、質問させていただきました。矛盾をうまく説明する方法があったら教えてください。

矛盾1: 大人のクローンを半完成品から、ほんの数分で作ってしまいますが、おかしいと思ったのは、あのあらかじめ用意されている半完成品のクローンのDNAは、本人のDNAとは違うのではないでしょうか(本人のDNAだとすると、短時間に育て上げることは無理なので)? そうだとすると、出来上がった、クローンは、別の人間になってしまうと思うのですが。

矛盾2: クローン製造会社のオーナー(名前を忘れました)は、死ぬ間際に、自分のクローンを必死に完成させようとしますが、出来上がったクローンは、結局のところ、他人に過ぎない(譬え、それが、記憶まで含めて自分の完全なコピーだったとしても)、すなわち、元の自分が死ぬことに変りはないのではないでしょうか? 我欲の強い人間がそれで満足できるとは、とても思えないのですが。

A 回答 (1件)

かなり本気で考え込んでおられるようですが…。


身も蓋もないことを言ってしまいますと、その矛盾をうまく説明する方法はないと思います。

科学的に考えれば、おっしゃる通り半完成品の「素体」なんてものは存在し得ません。
そんなことが可能なら、ヒトの生殖活動も必要なくなってしまいます。
もちろん「本体」の記憶がクローンにそのままコピーされることも、現実的にはありえません。

矛盾2についてですが、記憶まで完全にコピーされたクローンが出来上がるのだとすれば、本体は死にますが
クローンは目覚めた時点で「クローンを作ろう!」と思った時点までの本体の記憶を持っているわけです。
それは結局、死ぬまでの記憶を喪失しただけの状態と変わりませんよね。
ゲームのリセットボタンを押したかのごとく、人生がそこまでリセットされる…と解釈できるのではないでしょうか。

私もこの映画を見たときには
「素体ってなに? その細胞にはどんなDNAが入ってると言うんだ?」と
内心激しく突っ込みましたが、
そういう設定なんだな、と割り切って見ると楽しめました。

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。

矛盾1については、了解しました。矛盾2については、A1が死ぬ寸前にクローンA2を作ったとした場合で考えると、問題は、A1という肉体の中からこの世界を見ていた「オレ」は、A2が出来たからと言って、A2の肉体の中からこの世界を見ることできるわけではないということです。すなわち、A1の中にいた「オレ」は、クローンA2が出来たとしても、二度とこの世で夕食を食べるという経験はできないわけです。すなわち、A1の「オレ」は、死んでしまうということです。A1の中にいた「オレ」が、そんな事態を受け入れられるとは、とても信じられないのですが。

A1やA2以外の地球上の全ての人間は、A1の「オレ」は、A2の「オレ」と同じ「オレ」だと信じて疑わないのですが、もし、A1の「オレ」の立場に立って考えれば、「そんな馬鹿な!」ということになります。現に、A1はA2と取っ組み合いしてたんですから。

補足日時:2005/11/24 21:25
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/26 09:21

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