日帰りバスツアー

新聞の折込に日帰りのバスツアーの広告がありました。
自分で出掛けることを考えると交通費にもならない費用で食事やお土産までつくようです。
どうしてこんなに安いんでしょうか？
何か事情があるのでしょうか？
暇な日に一人で参加しても楽しめるものでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： mn214 回答日時： 2005/11/27 10:21

以前そういう類の仕事に携わったことがあります。

最近のバスツアーは非常にお勧めですよ。

バスツアーを企画する会社は、当然ながら赤字にならないように考えて料金設定しているものです。
バス代金、高速料金、有料駐車場代金、昼食代、施設入場料等を原価計算した結果として料金設定しています。

例えば個人的にマイカーで同じコースを行かれると、とんでもなく高い代金になってしまう筈です。

安いには理由があります。
一般的な観光バスは正シート４５名乗りのタイプが多いものです。
しかしながら、観光バスの有料駐車場や高速代金などはマイカーの代金の４０倍もしません。

各施設では来るかどうか全く解らない個人客を期待するよりも、事前に予約の入っているバスツアー客に狙いを定めて準備します。
バスツアーの中高年女性客は非常に購買力の強い人達であり、例え高速のＳＡであっても一度バスが止まると、トイレに行き、缶ジュースやお土産などを買うものなのです。

昼食を提供する施設にしても、食事だけのことでしたら大した旨味がないのでしょうが、バスツアーの昼食場所はほとんどがお土産物なども販売している大型店舗が多いので、食事後にゆっくり買い物をしてもらうことを狙っているものなのです。

すなわち、個人客を相手にすることは普通の川や海で釣りをするようなものであって、それに比べてバスツアー客を相手にすることは業者にとっては釣堀で釣りをするようなものなのです。

もちろんバス１台当りの乗車率によって利益が変わりますので、ツアー企画会社としては定員４５名のバスであれば常に最低４０名位は確保したいと思うものです。
こうしたバスツアー企画は１ヶ月単位などのシリーズで企画されるものでしょうから、日によっては集客が悪く赤字になるような日もありますが、全体の日程を終えた段階で利益が出ればＯＫという考え方ですね。

特にバス会社自身が企画する場合は、観光バスの閑散期にバス（運転手・ガイド）を遊ばせないためにも、少々利幅を下げてもお値打ちなバスツアーを打ち出す場合もありますよ。

安いなりの理由はありますが、決して内容は悪くなく、むしろ個人ではなかなか経験できないようなものが体験できるなどの企画もあり、１日フルに遊んで数千円程度の金額でしたらお勧めと感じます。
もちろん一人でも充分堪能できますよ。

関係者による宣伝にみたいに思われるといけませんのでこれくらいで止めますが、気になるバスツアーがあったら思い切って一度参加されたらどうかと思います。

No.3 回答者： ku_umi 回答日時： 2005/11/27 23:08

日帰りバスツアーで添乗員をしております。

安さはですね！

実は格安にしてるのって結構限界なんですよ。

お買い物場所で、お客さんを送り込むからって条件で売り上げの10％とか頂いてるんです。

あとは社内販売やオプショナルの売り上げですね。

それも手数料なんですけど、添乗員がこれを頑張らないと儲けにならないんです。

一人参加のお客様は結構いらっしゃいますよ。

バスに１名参加は２組から３組毎回いますね。

バスないではガイドさんがトークを盛り上げてくださいますし、楽しめると思います。

私のとこではガイドさんなしのツアーとありのツアーがあります。

ガイドさんがいなくても、添乗員がベテランならば、ガイド兼添乗員って感じに、トークがあります。

ただ、新人とかだと旅程管理に夢中で話す余裕ないですね。

この回答へのお礼

皆様、ご回答ありがとうございます。
早速来月中旬のコースに申し込んでみました。
関係者皆が幸せになるには
料金が安い分たくさんお土産を買うとかでしょうか？
出発の日が楽しみです。

お礼日時：2005/11/30 20:10

No.2 回答者： yachan4480 回答日時： 2005/11/27 21:32

ちょっと暴露しますね。

ほとんどNo1のかたが回答しています。
企画自体は集客が少なければ赤字です。
集客を多くする為折込・DMなどで努力しています。
3000円する昼食を300人送客条件で2500円で仕入れ販売。
安いので500人集まる。さらに値引き交渉。
送客手数料一人50円を1000人送客条件で80円にする。

バスガイドを付けない。中小のバス会社は自社ガイドは非常に少ないのです。

昔は料金を徴収する側今は払う側。
絶対お得。オバタリアンパワー絶好調です。