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我が家の猫(推定2歳半・♀)はこの半年ほど肝障害で投薬を続けてきたのですが、近々肝臓の組織検査を受けさせる予定です。針を肝臓に刺して組織を採取することもできるようですが、それでは必ずしも病状が分かるとは限らないし、それで改めて開腹するのであれば、もう最初から開腹による検査をしてもらおうと思っています。体の負担は大きいかもしれませんが、精神的負担を考えると一度で済ませてやりたいと思います。そこで、針によるものまたは試験開腹でも構いませんが、経験された方がいらっしゃいましたら、生検によってどのようなことが分かったのか、検査結果による治療方法の変化、検査後の猫の様子など経験談をお聞かせ願えないでしょうか。
一日でも早く元気になってほしいという気持ちでいっぱいですが、検査を受けさせるのもまた不安です。

A 回答 (1件)

動物病院からの送られた検体も含め、病理組織学検査を担当しているものです。

組織検査について簡単にご説明いたしますね。

通常、動物病院では一般症状をはじめ血液検査や血液生化学検査、尿検査、X線写真により得られたデータを元に、病気の種類やその程度を判断しますが、それらのデータはあくまで診断の補助に過ぎません(あとは経験がものをいうというやつです)。病理組織学検査では病理組織診断を専門とする獣医師が直接細胞を見て診断を下すため、確定診断につながります(特に腫瘍では良性か悪性かなど、かなり正確に診断できます)。このように生検のメリットは細胞を直接観察するために病気の確定診断ができ、また現在の病態がどの程度なのかを把握できるところにあります。それにより、動物病院での今後の治療方針も的を突いたものになります。通常は組織を一部採取するだけですので動物への負担も少なくて済みます。
逆にデメリットもあります。それは採取してくる組織が臓器のごく一部でしかないということです。臓器全体に及んでいる病変であれば確実に採取できますが、点状に散在するような病変ではうまく病変部を採取できなく、組織検査をしても『正常』としてしまう可能性があります。

開腹してお腹の中を目視したからといって必ずしも病気を診断できるものでもありません。また組織検査には組織検査の長所、短所があります。かかりつけの獣医師さんとよく相談の上、これからの方針を決めていっていただきたいと思います。

以上、ご参考になりましたでしょうか。猫ちゃん、早く良くなってくれるといいですね。
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この回答へのお礼

分かり易く説明してくださってありがとうございます。「確定診断」こそ今までずっと求めてきたものだったようであり、また心のどこかでは知るのが恐かった気がします。完治しないとか短命であるとか、決定的なことを告げられるのは辛いし、ハードな検査を受けさせることにもなかなか踏み切れませんでした。でもやはり、少しでも適切な治療と給餌をするために一度きちんと検査する必要があるのだと思います。獣医師にも、改めて相談したいと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2006/02/25 15:15

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