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- 回答日時:
曹洞宗の僧侶です。
人は今生の滅後に六道のいずれかに転生すると考える、六道思想というものがあります。
六道とは天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つで、六地蔵さまはお一人おひとり担当する世界が決まっているとされています。善光寺の六地蔵さまの向かって右端のお地蔵さまは別名大定智悲地蔵菩薩と申され、担当されるのは地獄であるとされています。
善光寺のガイドさん方の定番の説明では「地獄に転生する者は人としての道から足を踏み外しており、その地獄を担当されるお地蔵さまの像もそれを表すために足を外して座っていらっしゃる」といわれていますが、これには経典などに根拠があるわけではありません。
また、このように一方の足、または両足を蓮台の外に出す座り方の像は”半跏椅像”と呼ばれ、古い時代の仏像を中心に案外たくさんあります。善光寺の六地蔵さまも古い時代の仏像の様式を受け継いでいるのではないかと思われます。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/03/20 22:39
ありがとうございます。
半跏椅像 ですね。
またいろいろ調べてみようと思います。
高校の修学旅行のときは、お寺を見ても
つまらないだけだったのですが、
今はいろいろなものを見ても興味があります。
意味や歴史背景などを知っていれば、楽しめるのになあ、、といまさらながら勉強しておけばよかった
と反省しています。
ありがとうございました。
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