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河合隼雄とか林道義はユングの紹介で有名ですが、実際にカウンセリングをしているのでしょうか。

A 回答 (2件)

ユング派やフロイト派の分析は医療の文脈で生み出されたものであり,


分析家が医師であろうと非医師であろうと,
父権的(=分析家が特権的地位に立つ)で侵襲性の強い「治療」です。
これに対し,
カウンセリングは元来医療とは別の文脈で発展してきたものであって,
ざっくり言うと「対話による援助」です。

両者の違いを十分承知しているはずの分析家が自らの臨床をカウンセリングなどと呼ぶのは,
医師法に抵触することを回避するための隠れ蓑か,
弟子たちの就職先(スクールカウンセラーなど)を確保するための方便のように感じられます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2006/04/27 07:01

河合隼雄氏はユング派の分析家としての臨床経験を有しており,


文化庁長官という肩書きを持ついまも複数のクライエントを抱えているはずです。

林道義氏が臨床家として活動しているかどうかは知りません。
林氏のサイトの略歴には

>昭和50年度から51年度にかけてドイツ・テュービンゲン大学に2年間留学。
>このときC・G・ユングの心理学に出会う。
>以後、心理療法を学んで、主に青少年を中心に心理療法・カウンセリングに従事。

とありますが,
臨床心理学の専門家としてのトレーニングを受けたわけではなく,
ユング派分析家の資格も持っていないはずです。

河合隼雄氏,秋山さと子氏,樋口和彦氏,林道義氏など日本のユング研究者第一世代に
基礎的な医学や心理学の教育を受けた人がいなかったのは幸か不幸か。
いずれにせよユング派の分析や(フロイト派の)精神分析を「カウンセリング」と呼ぶのは一種の欺瞞でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ユング派の分析や(フロイト派の)精神分析を「カウンセリング」と呼ぶのは一種の欺瞞でしょう。

と言われるのはどのような意味からでしょうか。

お礼日時:2006/04/26 10:06

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