小学4年生の娘の将来の夢は、小説家になることのようです。
私たち夫婦がジャンルを問わず本が好きということもあり、彼女は小さい頃からたくさんの本に囲まれて育ってきました。
最近では、パソコンを使って、何か児童文学のような小説を書くようになり、子ども用のコンクールがあれば投稿して欲しいといい始めました。
私としては、投稿して「あ~ダメだったねぇ」で終わりにするのではなく、小説家ってどんな生活をしてるのか、どのように作品を作っていくのか?何かもっと具体的なアドバイスをしてあげたいなぁ~と思い、悩んでいます。
もちろん小説家になるためには、本を読む以外にも、色んな事に興味を持ち体験する必要があると伝えています。
折りよくもうすぐ夏休み。普段とは違う体験を、彼女にさせてあげたいのですが、何かアドバイスお願いします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
どのやうな職業に就くにしても、大切なのは、「觀察力」です。
觀察力を磨くと、理解力、論理力なども共に磨かれて來ます。それを「表現する力」は、見たこと、聽いたこと、考へた事を、人に話す、文章にするなどを繰り返へすことで、磨かれます。判らない言葉、判らない事柄、不思議に思つた事などは、こまめに辭書を開き、字典を見て、あるいは人に訊くことです。お子樣が、小説家になりたいといふことでしたら、まづ、日記を書くことをお奨めします。また、日記以外に、作文を書いて、保存し、本人が後日、添削することです。
特別な體驗をする必要は無いでせう。自宅から學校までの通學徑路について、知らない人に説明するための作文を書いてみるのも良いでせう。一度、作文を書くと、次の日から、通學路は不思議なことどもが満ちてゐることに氣付くでせう。通學日記を書くのもお奨めです。
これらのことは、親御さんが率先して實行することです。親が興味を持つて、實行してゐれば、子はそれを見て、學ぶものです。
早速、娘にこのようなアドバイスをいただいた事を伝えました。日記は今までからもつけていたのですが、単に出来事だけを連ね、最後に楽しかった!で終わるスタイルが多くありました。
人の心を動かす文章を作るためには、今日一日の中で一番物語的だった事を、その時その場にいた人の様子や情景、その時の自分の心の動きに注意を払い文章にするといいよ、と伝えると目を輝かせて喜び、早速実行していました。
大変参考になりました。ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
ステキなお嬢さん、そして親御さんですね、将来を期待しています。
○経験
いろいろな経験、これはもう、それがなんであれ、あればあるだけ、将来にわたって人生の貴重な財産になります。
○知識
知識というものは経験がなくても、書物や雑誌、テレビやラジオ、あるいは人の言葉といったものからでもある程度まで得られます。もちろん知識が豊富であることは作文に際して大いに役立ちます。しかし、知識はこれから先、いつでも得ることができるものです。
大切なことは、まだ幼いお嬢さんに知識を押し付けてはならないということです。それよりは、ごく自然に、世の中のことなんでもを、親御さんの口から分りやすく説明してさし上げることではないかと思います。
○感動
それにもまして大切なことは、感動するということでしょう。ことにこの年代のお子さんにとっては、むしろ一番大切なことではないかと思います。モノを見てその姿や色や動きに感動を覚える、こうした素質は生来のものもありますが、親御さんの指導に負うところのほうがはるかに大きいとわたくしは信じています。
嬉しいこと、悲しいこと、恐ろしいこと、美しいと思うこと、こうしたことを素直に受け入れる心とでも言いましょうか、花を愛で、雨の輝きを楽しみ、風や稲妻の猛威を恐れ、季節の移り変わりを知って喜び悲しむ、そうした感性は、親御さんが態度と口で示してはじめてお子さんの中にも育っていくものだと思います。
○観察力
これも同じこと、モノを細かく観察する習慣は当然のことながら知識の幅を増すものですが、と同時に、その存在理由や原理にまでも理解を深めます。これもまた人生の大きな財産になりますが、それだけでなく、やがては洞察力といったより深い資質を育てる基礎にもなります。
○疑問を感じ答を求める
人は疑問を感じた時に進化する・・・と言います。なににつけても疑問を抱き、その答を自らの手で求めようとする習慣も大切なものでしょう。このような習慣こそ親御さんの日頃の態度が大きくものを言います。
○そのほか
わたくしに言わせていただければ、文章の上手下手だとか、コンテストとか、そういったことはまだ先のこととお考えになっていていいと思います。
今大切なのは基礎作り、この夏休みではまず「豊かな感性」を育むようなプランをお考えになってはいかがでしょうか。
何処に行くか、何処でもいいです。何をさせてあげたいか、なんでもいいです。雑草の小さな花がひとつあればいいですし、高い雲は動かず低い雲は流れる・・・その訳を親御さんのあなたが説明してさしあげられるなら。
お礼が遅くなり大変申し訳ございません。見渡せば、小説の題材になるような出来事・事件がたくさん転がっているのに気づきました。新たな発見です♪
今年の夏休みはお金をかけず、家族でたのしい思い出をたくさん作ろう!と今からワクワクしています。
私も子どもたちとともに、何かお話を作ってみたくなりました。
貴重なアドバイスありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
普段と違う体験ですが・・・。
彼女が好きな作家さんとかいませんか?
ある程度人気のある作家さんなら、新刊が出るときにサイン会が行われるケースがあります。
(コアなファン層がいる場合も案外ありますが)
そこへ行って、作家さん本人に会ってサインしてもらうとか?
ちょうどサイン会がないとダメですが、いかがでしょうか?
あと、古典的な方法なのですが。
昔、そこそこ著名な作家さん(誰だか忘れました)が少女時代に、小説家になりたくてしていたことをふと思い出しました。
まだ、パソコンはおろか、ワープロ機もなかった時代に、夏休みの製作(?)として、好きな作家の好きな作品を写本・装丁したそうです。
それはそれで、ひとつの作品なのですが、写本はよくしたそうです。
構成やストーリーの流れをつむぐ方法を手で覚えた、といってらっしゃいました。
読んでいるだけでは決してわからないことが見えてきたそうです。
人それぞれなんでしょうが、そんな話もあったなぁ~と。
参考になれば幸いです。
-----
小説に限らず。
たぶん、好きのレベルから上へ行こうとするとき、幾度となくカベにぶつかると思います。
基本的に本人が乗り越えてゆくものですが、たった独り、孤独なままでは乗り越えてゆけません。
そのとき、親としてどう対応するか、親としてどんなフォロー・アドバイスができるか、そこも頭の片隅においておいていただければ、と願います。
写本・装丁をまねするのはおもしろそうですね。
初めはなんでも尊敬する人の模写から始まるんですね!
田舎なので、著名な作家さんが来ることはないのですが、会える機会を探して見たいと思います。
参考になりました。ありがとうございます(*^-^*)
No.2
- 回答日時:
素敵な夢を持ったお子さんですね。
私も本が大好きです。ご両親も本好きとのことですし、既によい環境やアドバイスを与えておられると思います。
最近ですが、「ゲド戦記」の作者ル=グウィンの評論集を読む機会がありました。「夜の言葉」の中に「書くということ」というエッセイがあります。その中に、「体験・経験の豊富さよりは、一つ一つの体験・経験からどれだけ学びとるか感じ取るか」が大切という内容のことが書いてありました。作家は「感性」を養うことが重要なのかな?と感じました。
この夏休みはご家族で遠くではなくても「ゆっくり、のんびり」できるところをご旅行されたり、彼女が尊敬する作家の古里や作品の舞台を訪れたりするのはどうでしょうか?ドラマチックに描かれた舞台が意外に辺鄙なとこだったり、あるいは別なイメージがあったり・・・ご家族で色々話し合ったりすると楽しいのではないでしょうか。
早々のアドバイスありがとうございます。そういえば彼女の好きな作家はだれか?って気にかけたことがありませんでした。彼女の書きたいイメージをより膨らませる体験を持たせてやりたいと思います。
アドバイスありがとうございます(*^-^*)
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