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問題集に、
  ぼくは、中学三年生です。
     ̄  
とあるのですが、このときの「は」は副助詞になる
と書いてありました。僕は、主に体言について、下の語との関係を表すと参考書に書いてあるので、格助詞だと思うのですが…。でも、自分の間違いが分かりません。分かりやすくおしえてください。

A 回答 (6件)

まず格助詞と副助詞のちがいですが、



格助詞は体言およびそれに準ずる語について、格や準体格(例えば「僕は飲み物では冷たいのが好きだ」という文での「の」など)を示します。
これに対し副助詞は体言や用言などいろいろな語について、ついた語が副詞的にかかっていく働きをします。(例えば「父まで怒り出した」という文章での「まで」は、他にも怒っている者がいるが、さらに父まで、と付加の意味を付け加えます)

さて副助詞「は」は基本的にはついた語を他と取り立てて区別したり、強調したりして用います。
「は」には以下のような用法が数えられています。
1)主語の文節について、他と取り立てて言う。
例:雪は白い。
2)二つ以上のものを対照として取り立てる。
例:お茶は好きだが、コーヒーは嫌いだ。
3)連用修飾語について強意を示す。
例:よくは知らない。
4)補助される文節について強調する。
例:目が覚めてはいたが気づかなかった。
5)述語が連文節となっている語の主語を示す。
例:私は野球が好きだ。

ところで
>ぼくは、中学三年生です。
この文を見る限りでは主語を示しているだけのようにみえ、従って格助詞ではないか、と思われるのも当然かと思いますが。

例えば、「この部屋には、学生が沢山います」という文のあとに連なる文であるとしたらどうでしょう?
文は変わっていないので文法的にちがいはないはずですが、こうなると明らかに「は」の「他と区別する用法」が表面にでて来たのにお気づきと思います。

それで、こういう場合、主語を示す特殊な用法として副助詞の用法の一つに数えます。
他にも副助詞が主語を示す用法はあって、例えば、「花も散った」は強意の意味とその後が主語であることを同時に示します。

従ってこの二つの用法を認める点で「は」は副助詞として扱うのが適切、というのが現在の文法の考え方です。
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中学三年なら. 触れてもいいかな.


助詞の「は」は, 古文では係助詞になります. 「こそ」とかと同じ分類. で, 係助詞というものは現代文では副助詞に吸収されています. という観点からも副助詞が正解. その前にあるものを強調するという働きをもっています.
もちろん係助詞だから係り結びの法則はあって, 「こそ」が已然形を要求するように「は」は連体形を要求します.
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この回答へのお礼

皆さん、ありがとうございました。
テストがんばります。

お礼日時:2006/06/16 06:50

違った観点から。


(主語というといろいろ語弊があるのですが、ここではとりあえず主語とします)

「ぼくは、中学三年生です」の主語はなんでしょう?
この答えを考える前に、
「ぼくは黒い」
の主語(下の語との関係を)を考えてみましょう。   ちょっと違和感がありませんか。この文は、「ぼく」の全体が黒いのでしょうか? 一般的には考えられませんね。「黒い」の前に「髪が」とか「瞳が」とか「肌が」とかいう言葉がほしくなります。それが主語となるからです。「髪が黒い」で主語述語ですが、しかし、これだけだと何のことについて語っているのかがわかりません。つまり主題の提示が必要なのです。それが「ぼくは」なのです。「他の人の髪の色はさまざまだけど、ぼくはといえば、髪が黒いのですぐに見分けられます」というような文脈で使います。
 
 「ぼくは黒い」は、主語のない不自然な文です。主語がないとわかりません。
 一方「ぼくは中学三年生」は不自然ではありません。なので主語の存在に気づきにくいのです。つい「ぼくは」が主格のように感じてしまいます。しかし、これも実は「ぼくは、社会階位が中学三年生という存在です」ということなんです。
 日本語は、不要な主語は省略できるという合理的な言語です。「ぼくは髪が黒い」は省略できないので主語が必要、「ぼくは、社会階位が中学三年生という存在です」は省略できるので不要というこなんです。省略されているのではなく、不要なのでつけないのです。

そこが、
I am a junior high school student. の I と am などとは全然違うところなのです。
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「は」は副助詞で、「が」や「を」は格助詞です。

文法的には、異なった役割を持っています。
すなわち、「が」は、その前の語が「主格」であることを示す格助詞であり、「を」は、その前の語が「対格」であることを示す「格助詞」ですが、それに対し、「は」は、その前の語が「主題」であることを示す副助詞(あるいは、係助詞)です。

「は」が「主題」を示すということは、「○○は、~~~~」という文では、○○が、この文の主題だということです。意味的には、「○○について言えば、~~~~~」ということになります。ここで、混乱しやすいのは、「主題」が一般には、意味上の「主格」であることが多いので、「は」は、「が」と同様に「主格」を示す助詞なのだと勘違いしやすということがあります。

以下の例文で考えてみます。

(1)「彼は、そのリンゴを食べた」
(2)「彼は、日本人だ」
(3)「そのリンゴは、彼が食べた」
(4)「荷物は、昨日、発送した」
(5)「日本は、子供の数が減っている」

上記の(1)~(5)で、「は」はいずれも、「その前の語」が、それぞれの文の「主題」(「主格」ではない)であることを示しています。ただ、意味的には、(1)、(2)では、「は」の前の語が、それぞれの文の「主格」になっています。ただ、これは、たまたま、結果として、「意味上」の「主格」になっているだけで、文法上の「は」の機能ではありません。それが、証拠に、(3)、(4)、(5)のような文では、「は」の前の語は、意味上でも「主格」にはなっていません。すなわち、(3)、(4)では、意味上では、目的対象であり、(5)では、「~~の」のような補格になっています。すなわち、意味的には、「日本について言うと、”その”子供の数が減っている」になります。
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格助詞が 「下の語との関係を表す」 というのは、その助詞によって 「下の語との関係」 が決まるということです。


たとえば単純にいって、 「が」 なら主語、「を」 なら対象が表されることになります。

  ぼくが/おならを/した。
 (主語/対象を表す連用修飾語/述語)

ほかの格助詞についても同様です。格 (体言の文中でのはたらき) の種類は、主語、対象、時間、場所をはじめ、いろいろあります。ただし、ひとつの格助詞につきひとつの格が表されるというわけではありません。たとえば、 「が」 が対象を表す場合もあります。あるいは、 「に」 が表す格など、じつにさまざまです。

一方、「は」 は、特定の格を表すものではありません。どんな格にでもなることができます。だから格助詞ではないのです。
「は」 には、 「題目化」 といわれるはたらきがあります。

  ぼくは/おならをした。 (主格)
  おならは/ぼくがした。 (対格)
  庭には/2羽ニワトリがいる。 (場所格)
  君には/まいったな。 (原因・理由格)
  冬は/南に行きます。 (時間格)

格助詞にこのようなはたらきはありません。
「は」 が格助詞ではないということを、まずはしっかりとおさえてください。
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こんにちは。



格助詞が表す関係の他に意味を付け加えるものが副助詞です。

「ぼくが中学三年生です。」という文で、「ぼくが」を「ぼくも」にしたとすると、「が」という格助詞が表す関係以外に添加や並立という意味も表します。
「ぼくは」にしたなら、「が」という格助詞が表す関係以外に主題という意味も表します。
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