酵素電気泳動法についての質問です。
プロトコールが掲載されている文献を読むとSDS-PAGE後、SDSを取り除くために、Triton X-100を含む酢酸ナトリウムバッファー(pH5.0)中でインキュベートするようなのですが、この時に使うTriton X-100は脱イオンカラム(具体的には AG 501-X8, Bio Rad)を通して精製しておくと書いてありました。
質問は、何故、非イオン性界面活性剤であるTriton X-100を精製しなければいけないのかということなのですが、購入するものには結構イオン性物質が入っていてそれがSDSの除去を阻害するからなのでしょうか?それとも別な目的があるのでしょうか?また、やってみればいいのでしょうけど、精製しなければうまくいきづらいのでしょうか?
もし、わかる方がおられましたらよろしくお願いいたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
SDS-PAGEの後、どのようなことする実験系なのでしょうか?
Triton-X自体は試薬ではありますが、不純物が入っている場合もあるようです(工業製品ですし)。
普通に考えて、SDSの除去に悪影響を及ぼすのではないと思いますが。
ちなみに、SDSの除去は「インキュベート」だけでいいのですか? 透析やエレクトロエリューションのような方法ではないんですよね。
この回答への補足
ご回答ありがとうございました。
文献のほか、こちらの方の質問・回答も拝見しました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2174405
予めゲルの中に基質を入れておき、電気泳動後にゲル中で酵素の活性を見る方法(基質によって染色したり、UVを当てると酵素反応した部分が発光?しなくなったり)です。native-PAGEを使って酵素活性を見る方法もあるようですが、この方法(Triton X-100を使ってSDSを取り除く)だとSDS-PAGE後でも酵素活性をみることができるようです。上記の方の回答の中で「緩衝化していない Triton X-100 中でのインキュベーションにより、SDS はゲル (つまり、ザイモグラム) から除去され、」と書かれているので、購入するものには緩衝作用があるからTriton X-100を脱イオン処理しなければいけないのかと思ったのですが、はっきりはわかりません。文献には自分が質問した内容のように「脱イオンカラムを通して精製したTriton X-100を含む酢酸ナトリウムバッファー(pH5.0)中でインキュベートした」と書かれているだけで、どうして精製しなければいけないのかは書いていません。それにバッファー中でインキュベートと書いてありますし。
自分でも他の文献等を当たって調べたいと思います。
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