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ヴォート生化学に「近年使われる分離法のほとんどはクロマトグラフィーが原理である。混合物試料を液体またはガス状の移動相に溶かし、すき間である固相のカラムに通す。この固相を固定相といい、液体をつけてある場合もある」とあり、また、http://www.jp.amershambiosciences.com/technologi …のサイトに「ゲルろ過クロマトグラフィーはカラムにつめた担体にサンプルを通して、大きさの違いによって分子を分離する手法です。担体の間をすり抜けて分子は溶出されます。担体には小さな孔が開いており小さい分子はその孔に入り込んで寄り道するため、大きい分子より遅く溶出されます。この原理を利用して生体分子を分離します。」とあったのですが、担体と固定相の違いって何ですか?
どうか教えてくださいませんか?お願いします。

A 回答 (3件)

クロマトグラフィーは、固定相(固相)によって分離対象をトラップして(分離対象の移動速度を遅くして)、分離対象の溶出を遅らせることで、分離を行うものです。



サイト中にある、ゲルろ過クロマトグラフィーで言う「担体」は、ゲルで出来た微小な孔を有するものなのですが、まさに上記の固定相の役割を果たすものですので、「担体」=「固定相」と考えてよいと思います。

Wikipediaにも、「固定相または担体と呼ばれる物質」という記載があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD% …
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前半の記述は液体クロマトグラフィーおよびガスクロマトグラフィーのことですね。

それらの場合(すべてではないと思いますが)には、固定相担体として多孔質の固体(例えばセライトなど)をもちいます。これに分配平衡用の不揮発性液体(固定相液体:シリコン系の物質など)を吸着させたものを用います。ただし、シリカゲルなどの吸着平衡を利用するのであれば、固定相液体は不要です。
要するに、液体では流れてしまい固定できないので、それを固定するために用いるのが固定相担体ということになります。固定相担体自体が分離に関与するわけではありません。

また、後半のゲル濾過・・・は原理が違いますので、前半の部分とは用語の意味合いが違ってくると思います。

なお、前半のガスクロマトグラフィーに関しても最近ではキャピラリーカラムが用いられることが多く、その場合には固定相担体は用いないようです。よく知りませんが・・
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同じものをさすことが多いのでイコールと考えて読み進めていただいていいと思います。

理論的な説明を行うときは固相を固定相などと説明につかいます。実際に実験を行ってゲルとカラムに充填するときなどは、固定相などというよりは、ゲルとか担体などと呼ぶので、主にシチュエーションによっての使い分けかと思います。
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