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文節で区切る問題がいつもあいまいです。完璧になりたいのですが、何かポイントはありますか。「勉強した」の文は、ひとつのまとまりの文節なのに、「サッカーを」+「する」の文はわかれるのはどうしてですか。
自立語をさがす問題で、「勉強し」「た」とか、「行っ」+「た」の「た」は意味が通じないから自立語ではなく付属語になって、どうして「た」だけ文の途中で切れて「勉強し」が自立語になるのかわかりません。お願いします。

A 回答 (2件)

「勉強した」は、(複合)サ行変格活用動詞「勉強する」の連用形+助動詞「た」


「サッカーをする」は、名詞「サッカー」+助動詞「を」+サ行変格活用動詞「する」

この違いですね。
まだ一般には認められてはいないと思いますが、「サッカーする」という形で使えば、サ変動詞となりひとつの文節となります。


自立語と付属語なのですが、意味が通じる、通じるというような区切りで覚えるのではなく、「動詞」「形容詞」「形容動詞」「名詞」「代名詞(名詞の一部とする説あり)」「副詞」「連体詞」「感動詞」「接続詞」が、自立語で「助動詞」「助詞」が付属語という区切りが正確です。

「勉強した」や、「行った」の「た」は、「勉強する」や、「行く」についた助動詞です。助動詞だから付属語なのです。
一方、「勉強し」は、サ行変格活用動詞「勉強する」の連用形、「行っ」は、カ行五段活用動詞「行く」の連用形(促音便)だから自立語

というわけです。


まずは、動詞の活用をきちんと理解したり、品詞分解の練習、さらには、品詞の識別の練習をしたりしたほうがいいと思います。

そうしないと、間違えることがよくあります
今日は授業が「ない」(「ない」は、形容詞だから自立語)
今日は学校に行か「ない」(「ない」は助動詞だから付属語)
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この回答へのお礼

詳しく教えていただきましてありがとうございます。
意味が通じる目か通じないかだけで見分けていてはいけないことがわかりました。まずは動詞の活用を理解したいと思います。品詞分解がまったくだめですが、これをきっかけに頑張って挑戦してみたいです。ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/29 18:52

#1の方のご回答がまさに正論だと思います。



ただ、質問者の方がつまずいているのは、なぜ「勉強する」が一つの単語(自立語)なのか、ということではないでしょうか。つきつめれば、「単語」とは、「自立語」とは何か、ということになると思います。

「単語」については、ここでは置くとして(教科書や参考書にあたってください)、ここでは、「自立語」について考えてみましょう。

その前にまず、なぜサ変動詞は「一単語」なのかという点。この疑問に答えるのは、そう簡単ではありません。
文法大辞典でも「複合した全体を一語のサ変動詞とする」としか、説明していません。
ですから、まず「単語に「する」が直接ついているものは一語のサ変動詞」と覚えるしかないのです。

ただ、もちろんそれでは不満が残るでしょう。そこで、自立語とは何かに目を転じます。

自立語とは「単独で文節を作る単語」でしたね。
では文節とは何か。それは、
文の組み立てを考えるとき、働きを示す最小の単位
のことです。(ここが大事です。)

その「働き」とは、いうまでもなく、「主語」「述語」「修飾語」「接続語」「独立語」(あるいは「補助語」「並立語」)といったもの、つまり「成分」というものです。

次の文を見てください。

1私は勉強する。
2私は勉強をする。

1も2も、文の主語は「私は」です。では述語は何か。1は「勉強する」で、2は「する」です。

では、残った2の「勉強を」は何か。そう、連用修飾語です。連用修飾語ですから、これは「勉強を私はする。」と位置を入れ替えても、文として成り立ちます。意味的に考えると、2では「私」が何かを「する」、その何かとは「勉強」である、ということを表しているのです。

1はどうか。「私」が何かをするには違いがない。ただ、この場合は「勉強する」という、あるまとまった一つの意味を持つ行動を表しているのであって、「勉強を」と「する」は、別々のことと意識されていません。
(「勉強をする」が動詞+名詞do studyで、「勉強する」が一語の動詞studyになるといえば、わかりやすいでしょうか。)

よって、「勉強をする」は二つの文節(つまり二つの自立語)に分けられるのに対し、「勉強する」は一つの文節(一つの自立語)になるということになるのです。

また、上の例文でいえば、「を」はそれだけでは文の成分にはなれません(「を」だけで主語、なんてありえないでしょう?)。よって、これは成分になれる「自立語」ではなく、「付属語」ということになります。ご指摘の文の「た」も同じです。
#1の方もおっしゃるように、自立語・付属語は、意味よりも前に、文節になれるか(成分になれるか)、ということが、より本質的な分かれ目なのです。

また#1の方が最後に示された問題も、「授業がない」の「ない」は、単独で述語という成分になっているので、自立語の形容詞、「行かない」の「ない」は、単独で成分にはなれず、「行かなかった」の全体として初めて述語という成分になるので、付属語の助動詞、ということになります。

以上です。ご理解いただけたでしょうか。途中から、少し難しくなりましたね。今すぐ全部わかれ、とはいいません。
取り敢えず、「単語に「する」が直接ついているものはサ変動詞」と覚えてください。
そして、そのあとに書いた説明は、徐々に理解していけばいいでしょう。

なお、この説明を読んだ上で、まだわからないこと、疑問に思ったことがあれば、またご質問ください。でも、その前に、自分でとことんまで考えてみること。そうすれば、文法は単なる暗記物ではなく、思考する価値のある学問分野であることが、よくわかると思います。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただきましてありがとうございました。国語の学校の教材を見ると、単語には自立語と付属語があって・・・と表がかかれているのですが、その時はわかったような気がしても、実際に問題を解くと「なんで?」と思ってしまいました。この説明でなんとなくわかってきました。わかりかけたので、問題をといてみたいと思います。またわからない点が出てきたときは教えていただけますか。よろしくお願いします。

お礼日時:2006/08/29 18:45

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