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掲題のとおりですが、日本のムスリムの戒律の実態について興味を持ったため質問させていただきました。
日本では東京のモスク周辺等の一部を除きスーパーなど行っても戒律上食用を許されるハラルマークがないものがほとんどですよね。そうすると厳密には豚肉に限らず特に肉類はまず食べられないことになります。
また、今真っ盛りのラマダンですが、日本では一般に仕事が休みになるわけでもないので、日中の断食は相当苦痛、行者のように唾一滴飲まないでいるなど困難かと思われます。
また、曙や日の出の礼拝はともかく、日本企業で仕事をしている人なら11:45や15:00ごろの礼拝も法的にはともかく社会通念上かなりの困難を伴うと思われます。
私の身の回りですと、豚と酒だけは避けることにしているムスリムの方がほとんどで、日中の礼拝は避ける、昼食は栄養ドリンクだけはとる、等の自粛(緩和)を行うにとどまり、例外が見当たりません。

実は日本は特に敬虔なムスリムにとってかなり住みにくい社会なのではと思われますが、実際のところ日本のムスリムで特にこだわりを持って生活されている方はどこまで工夫して生活されているのでしょうか?エホバの証人なみにこだわりを持つ敬虔なムスリムはいないわけでもないでしょうから、疑問が残ったため質問を立ち上げました。

身近に関係者のいる方等、実体験のある方、特に大歓迎です。長くなりましたが、よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

イスラムの風習は、地域によって大きく異なります。


日本人がイメージするイスラム像は、かなり誇張されたものです。

実際過去に出会ったイスラムの人で、酒を飲んだり、ラマダンに加わらない人とか、礼拝をしない人でも、自分はムスリムだと称している人がいました。

これは、イスラム法解釈が、かなり自由に解釈できるためです。
つまり、個人個人で、ゆるく解釈する事も、厳格に解釈することもできるため、日本に居住している場合と、祖国での行動パターンが異なっても、問題にされないためです。

ただ、実際イスラムの習慣を確実に守ろうとすると、途方も無い労力が必要になります。
そのため、どこの国でも、イスラム系の住民は、コロニーを造り、そのコロニーを中心として生活します。
そういったコロニーが、イスラム過激派の温床になってはいるのですが。
現在の日本では、男性単独での出稼ぎが中心であり、家族を呼び寄せてコロニーができるところまでいっていません。
そのため、多くのイスラムの人は、解釈の変更で乗り切っているようです。
(ラマダンは、旅行者には免除されていますから、日本への滞在期間中は、旅行中と考えれば、守る必要は無いとか、酒は必ずしも禁止されているわけではないので、飲んでもかまわないとかです)
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この回答へのお礼

早速の詳細なご回答ありがとうございます。
やはり解釈によるシャリアの条件緩和でのりきっているのが多数でしょうね…。旅の恥はかき捨て、のような感覚は万国共通ということで。私の知人の中にも、ラマダンに働く場合は休みが許されない点で軍人と同じなのだ、という理由で今でも昼から牛のホルモン焼ばくばく食べていたりするものがいたりします(さすがに酒は飲みませんが)。
ただ、ある程度「出稼ぎ」が長期化している人の場合、旅人という解釈で対応するには無理があります。
東南アジアでも定住化した「出稼ぎ」ムスリムはある程度シャリアの条件緩和にて対応しているのでしょうが、それでも味の素一つでさえ不審であればボイコット運動を起こす人もいたり、クーデタ起こすのもラマダン3日前に滑り込みさせたりする人もいたりするわけであって、どこかに一線というのはあるはずです。
日本では一般にそれが豚・酒の絶食だけで済んでいるものなのかな、という趣旨で質問させていただきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/01 18:14

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