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私の記憶では、昔、御堂筋線は、屋根のパンタグラフから電気を採っていたと思うのですが、最近乗ったところ、架線がなくなって「下」から採っているようです。
 
私鉄乗り入れのことを考えたら、屋根パンタグラフのほうが便利だと思うのですが、わざわざ下採りするメリットはあるのでしょうか。(トンネルはすでに出来ているわけだから、その点ではメリットはない)

A 回答 (4件)

nozomi500さん、お世話になっております(笑)



第3軌条方式のことですね。
架線の高さの分、トンネルの断面積を小さくできるので、架線方式に比べてだいぶ工費が少なくて済むようです。東京の銀座線、丸の内線、大阪の御堂筋線、など、初期の地下鉄に多く採用されています。おそらく地上線との相直の計画が無い時期に作られたため、工費で有利な第3軌条方式となったのでしょう。

御堂筋線は最初から第3軌条方式ですよ。1970年の大阪万博の時、御堂筋線と相直している北大阪急行に乗りましたが、当時の写真にも架線は写っていません。(当時の私は初めて地下鉄に乗れると言うことでワクワクしましたが、新大阪から北はすべて地上というか高架線で、がっかりしました。)

大江戸線は第3軌条方式とは異なり、リニアモーター式だそうですが、やはり小さい車体と架線の無い分トンネルが小さく、建設費が従来の方式よりも圧縮されたと聞いています。これも他社線と相直しない前提があるからこそ、ですよね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

まったくの私の記憶違いでしたか・・。他の質問でもいい加減な記憶で御詫びの繰り返し(とくにスポーツ関係では・・)でしたが、ここでも。
最初っから「下どり」してたのか・・。すると、阪急や近鉄が乗り入れているほうの路線の方が、あとから出来たわけですね。私の記憶は、御堂筋線でなくて、四ツ橋線か谷町線か、そのへんの記憶だったのでしょう。

大阪地下鉄鶴見緑地線も、リニアで建設費を節約していますね。ランニングコストもリニアのほうが安いか?
京都地下鉄東西線は、京阪京津線のりいれにあわせて、車体は小さいけどパンタグラフです。のりいれを考えなければリニアだったか・・?

お礼日時:2002/04/19 08:22

さきに回答されている皆様の通りなんですが、ちょっと補足を。


いわゆる第三軌条式(サードレール方式とも)はイギリスの地下鉄がどうやら最初のようで、当時はトンネルの断面積を小さくするために架線をなくそうとしたのではなく、もともと蒸気機関車(!)が走っていたところを電化するために考え出された方式のようです。ですから外国のものを参考にしていた日本では、戦前につくられた地下鉄は第三軌条式しか計画になかったのに対し、戦後は大半が直通のために架線終電に切り替わったという方が説明がつきます(そのためか、戦前に計画・建設された営団銀座線や名古屋市営東山線・名城線などは電車も小型が多く、相互直通なんて全く考えられていない)。
その点、大阪は第三軌条式が中心で建設された割に電車も大型で、私鉄とあまり違和感がないのは、現在の御堂筋線を開通させた当時の市長が将来の大阪の発展を想定して、建設費がかさんででも大型の地下鉄を建設しておいた方が結局安上がりだという考え方で設計したからだといわれています。御堂筋線が開通した1933(昭和8)年からもう70年が経とうというのに大幅な改築をせずにここまで機能を果たしているのは先見の明としかいいようがありません。
大阪が第三軌条式にこだわったのは、ある意味御堂筋線が完成型であったために新たな規格をつくる必要がなく、各線で共通の電車を使うことができる長所を活かしたことにあり、私鉄と直通できない短所については、後から直通しようとした北急や近鉄東大阪線が第三軌条式で建設したことによって、「先輩」に合わせる形で解決しています。
ともあれ日本では、他線と直通する計画がある路線は架線方式で、直通する計画がないところでは昔は第三軌条式、現在はリニア地下鉄を選択するのが主流のようです。特にリニアは急曲線や急勾配に強いため、建設費をさらに抑えることができ、車両の保守も楽なため、特に注目されているようですね。
※直通を計画しているところでは、架線電圧や軌間を見れば直通相手が予想できます。たとえば仙台市営はどう考えてもJR、東京都営なんかは路線ごとに軌間がすべて違うなど調べてみるとなかなか面白いですよ(^v^)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうそう、最初の地下鉄はSLだったんですね。何かの本に写真がありました。
さすがに大阪人の商売熱心さ(損して得取れ)は見習いたいものですね。
(それにくらべたら、いまの大阪は、大阪オリンピックなんて、目先の公共工事のあとに借金しか残らないのが丸見えなのに、最後まで固執して、さらにその次まで狙う話もあるらしいけど・・。)

お礼日時:2002/04/19 23:31

>私鉄乗り入れのことを考えたら、屋根パンタグラフのほうが便利だと思うのですが、



第2次大戦前に、京浜急行電鉄は御堂筋線と同じ第3軌条方式の銀座線に乗り入れるため、パンタグラフと第3軌条の両方で走れる電車を計画していたようですが、第2次大戦下の統制経済の中で、京急が東急に統合され(戦後、分離)御破産になったようです.
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
地下鉄の方が合わせるのでなく、私鉄の方が地下鉄に合わせようというのがすごい発想ですね。いまでもあればすごいと思います。
「スーパーくろしお」「スーパーやくも」を可変ゲージで新幹線に乗り入れようというより・・。

お礼日時:2002/04/19 08:27

地下鉄にパンダグラフ式が少ないのは、水漏れ等での漏電を避けるためと


聞いたことがあります。
架線の近くで水漏れし、その水が壁を伝い下に流れる途中の部分を
手で触ると、感電するためらしいです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

屋外の電車でも、雨の中で作業する事もあるから、漏電の対策は出来ているんじゃないかと思うのですが、壁のほうは危険性がある、ということなのでしょうか。

お礼日時:2002/04/19 08:13

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