ハマっている「お菓子」を教えて!

次のような記事を発見しました。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0612/2701.html

NECはこのたび、拡張性に優れ、短期間での基地局増強を実現する第三世代(3G)携帯電話(W-CDMA方式)向けの無線基地局(Node-B)新製品「RS381、RS880シリーズ」を実用化し、投入を開始いたしました。
新製品(RS381、RS880シリーズ)は、基地局本体の制御部と、RRH(Remote Radio Head)と呼ぶ小型の屋外型の無線部を分離構造とし、RRHを制御部の近傍~数十km離れた場所に設置できることが最大の特長です。これにより、様々な置局条件に柔軟に対応できる仕組みになっております。制御部とRRHは既存の光ファイバで接続できるため、制御部を交換局などに集中配備して、RRHのみをサービスエリアに張り出す方法や、制御部から小型のRRHを複数分岐してビル内や電波の届きにくい場所に柔軟に配置することにより、基地局本体の設置場所を確保しにくいケースなどでも、簡易且つ迅速に3Gエリアを拡大・構築することができます。本装置の導入により、基地局の設置工事期間を約4分の1程度に短縮できます。

この記事を読んでいて思ったのですが「制御部とRRHは既存の光ファイバで接続できる」と書いてありましたが、光ファイバとはインターネットで使う光ファイバでしょうか?もしそうであれば、田舎などまだ光ファイバが敷設されていない地域などは、この基地局は設置できないのでしょうか?それとも「制御部から小型のRRHを複数分岐して」と書いてありますので光ファイバのない地域でも何かの線を使って設置は可能なのでしょうか?
この基地局を設置できない地域はあるのかどうか教えて頂きたいと思います。素人質問で申し訳ありませんがよろしく御願いいたします。

A 回答 (1件)

光ファイバ自体は、Bフレッツとか光One等FTTHのインターネットサービスに使用されるのと大差ありません。


通信用光ファイバは、大きく2種類あり、シングルモードファイバを使用します。(構内LANはマルチモードファイバを使用することが多い。)
FTTH用は普通のシングルモードファイバで、一部の基幹通信用にはDSFを使用します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E3%83%95% …

記事には、「基地局本体とRRHの間を光ファイバで接続できる」とあり、このためには、2地点を、自力または他の通信事業者(NTT・電力会社等)から設備を借りて(ダークファイバという)光ファイバで接続する必要があります。
ここが大変で、ダークファイバは、通信事業者の余りなので、FTTHや高速専用線サービスが提供エリアだとこれを使える可能性があります。FTTHは、通信事業者から提供を開始アナウンスがありますが、専用線は申し込みによる開始なので需要が無い(予定されない)ところには設置していません。
提供エリア外では、ファイバ敷設から始めるので、数ヶ月~1年位時間がかかります。
提供エリアは、例えば次のwebで電話番号から検索できます。
http://flets-w.com/bflets/index.html
http://www.ntt-west.co.jp/datatop/search/index.h …
ここで、エリア内と判定されても「一部」対象外となる場所がくせもので、そちら方面にはファイバが無いことになります。
結局、近くでFTTHが使えれば、RRHでサービスできる可能性大です。

可能性でいうと、ドコモやauがサービスをしている場合は既にファイバが引いてあるエリアと考えられます。(ドコモやKDDIはごく一部に無線でエリア拡張している場合があると思いますので例外あり。小笠原諸島や大東島でドコモが提供していますが、衛星経由なのでファイバはありませんし、距離が長く無理。)

注意していただきたいのは、光ファイバで接続するだけでは携帯電話サービスは提供できません。まず、ベース側となる制御部がある基地局本体が、元々サービスエリアである必要があります。つまり、ベース基地局側が、管制局というか中央局に接続されている必要があるので、今回の発表は、まったく新しいエリアに開始するためではなく、既存エリアの周囲に広げているために使うものと思います。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/10 21:16

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