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本を読むのは好きですが、ミステリーが中心で、いわゆる古典・名作の類はほとんど読んだことがないのがコンプレックスです。
古い作品は文体が読み辛く、ストーリーに入っていきにくいイメージがあります。
それでも少しずつ読んでみたいと思いますので、読みやすいオススメの名作を教えてください。

私の好みは、
○ミステリーが好きなことでもお分かりいただけるかと思いますが、ラストがすっきり解決するもの(抽象的な話、読者に判断がゆだねられるようなもの、まだ先が続くようなストーリーは、読後モヤモヤするので苦手です)
○キャラクターが魅力的なもの。
○国内・海外・ジャンルは問いません。(恋愛物は苦手。)
○できれば短編など短めのもの(長編でも、ぜひこれはというものがあれば教えて下さい。何巻も続くような大長編は厳しいですが…)

上記に当てはまらなくても、オススメでしたらぜひ教えて下さい。作品の特徴などを書いていただけると嬉しいです。

ちなみに好きな作家は、京極夏彦、有栖川有栖、宮部みゆき(時代物)、畠中恵、伊坂幸太郎、泡坂妻夫、江戸川乱歩、夢野久作、アガサ・クリスティなどです。他にも新本格系のミステリーを中心に読んでいます。
古典・名作物?では、“新潮文庫の100冊”などのキャンペーンで細々とチャレンジしているので、芥川龍之介の短編、川端康成の短編などを何作か、夏目漱石「我輩は猫である」、カフカ「変身」、ヘミングウェイ「老人と海」などを読んだことがあります。

漠然とした質問で申し訳ありませんが、私のようなものでも入門しやすい古典・名作について、アドバイスよろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

海外のものは古い翻訳に手を出さず、なるたけ新訳を手にとることをお勧めします。

岩波文庫だと、訳者が松平千秋、山崎章甫は読みやすかったです。

読みやすかった海外の古典・名作。

短いもので、好みにあいそうと思えたもの。

テオプラストス「人さまざま」岩波文庫 青609-1
ポオ「黒猫・モルグ街の殺人事件」岩波文庫 赤306-1
ラフカディオハーン「怪談」岩波文庫 赤244-1
ゴーゴリ「外套,鼻」講談社文芸文庫 コA-1

長いけど、好みにあうかも
デフォー「ロビンソンクルーソー」岩波文庫 赤208-1、2(上下二巻)

長いけど、好みにあうか分からない、新訳だから読みやすい
ゲーテ「ヴィルヘルムマイスターの修行時代」岩波文庫 赤405-2,3,4(全3巻、山崎章甫[訳])
ヘロトドス「歴史」岩波文庫 青405-1,2,3(全3巻、松平千秋[訳])
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
やはり新訳の方がいいですよね。「新訳」かどうかというのは、本を検索したりする時、どこを見れば分かるものなのでしょうか?発行年を見ればいいのでしょうか?

ご紹介いただいた本、「黒猫・モルグ街の殺人事件」と「怪談」は、昔読んだ記憶があります。確かに好みな系統なので、他のものもぜひ読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/12 16:18

ANo.6です。

確かに「ガダラの豚」は長いですが、一気に読めますよ。中島らもで普通の長さでは「水に似た感情」(集英社)がお勧めですね。前半が鬱状態で、後半が躁状態で書いたという珍しいタイプです。ミステリィの要素もあります。
 日本のミステリィと言えば外せないのが中井英夫「虚無への供物」ですが、私は「青髭公の城」と「チッペンデールの寝台」という短編を。前者はグザヴィレ・フォルヌレの「草叢のダイアモンド」に似た雰囲気があります。どこが?と言われてこれですと言えばネタバレしちゃうので言いません。
 島田荘司「北の夕鶴2/3の殺人」「水晶のピラミッド」「斜め屋敷の犯罪」などは紙殺人の典型で、今でもたまに読みます(「眩暈」は詐欺だし、グロすぎます)。
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この回答へのお礼

2度目のご回答、ありがとうございます。
「ガダラの豚」、そんなに惹きつける内容なのですね、ぜひ挑戦してみます。
らもさんは、エッセイと短編を少し読んだことがあります。「水に似た感情」も読んでみます。
「虚無への供物」はよく目にするタイトルですが、未読でした。「青髭公の城」と「チッペンデールの寝台」は短編とのことなので、いずれもぜひ試してみます。
島田荘司は、御手洗が海外に出てしまうまでのシリーズは全部読んでいます。一時はこの方の奇想天外なトリックに嵌ってました!
最近また思い出したように(^_^;)「ロシア幽霊軍艦事件」「ネジ式サゼツキー」など海外に出てからの御手洗物も少しずつ読んでますので、他のシリーズも挑戦してみます。
色々ありがとうございました。

まだまだ教えていただきたいところですが、たくさん作品も溜まってきたので、そろそろ締め切らせていただきたいと思います。
これで読書の幅が広がりそうです。皆様、どうもありがとうございました。
ポイントですが、どのご回答も興味深く、内容では甲乙付けられませんでしたので、二度ご投稿いただいたお二方に付けさせていただきたいと思います。付けられなかった方、本当に申し訳ありませんm(__)m

お礼日時:2007/03/30 13:28

ミステリではありませんが、やはり中勘助「銀の匙」(角川文庫にあります)は必読でしょうね。

心が洗われます。
 エンターティンメント系では、中島らも「ガダラの豚」(集英社文庫全3冊)も必読でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
「銀の匙」は、タイトルだけは聞き覚えがあったのですが、どんな内容か知らなかったので、アマゾンなどで調べてみたら、興味が湧いてきました。レビューで皆さんが絶賛されてますね。ぜひ読んでみます。
教えていただかないと手を出さなかったと思いますので、嬉しいです。
「ガダラの豚」、興味はあったのですが、長いので躊躇していたんです。これも読んでみた方がいいなと思いました。
どうもありがとうございました。


ご回答いただいたのが海外文学が多かったので、日本文学も教えて欲しいな~、と思っていました。
もうしばらく受け付けますので、こちらの質問をご覧いただいた方、引き続き、国内海外の作品問わず、オススメがありましたら教えて下さい。よろしくお願いします。

お礼日時:2007/03/24 12:46

#2のs_nakです。



新訳かどうかは発行年で分かります。書店で手にして一頁位読めば、読みやすさは分かりますが、名訳かどうかは分かりません。
訳評は読書家の友人より得ました。新訳が誤訳だらけのこともあります。
良訳探しは頭痛の種でして、今でも良い情報源を探しています。
現在使用している手段は下記の通り
1.友人からの情報
2.wikipediaに書かれる事のある訳の良し悪し
3.書評
4.中国古典文学に関する専門家の訳評
5.翻訳家による誤訳の指摘。例.別宮貞徳「誤訳 迷訳 欠陥翻訳」ちくま文庫

補足情報
「ヴィルヘルムマイスターの修行時代」山崎章甫2000年訳
「歴史」松平千秋1971、2年訳
1971、2年訳といえど、読みやすいのですが、新訳とは呼べないですね。ごめんなさい。

松平千秋による新訳は以下の2つでした。
ホメロス「イリアス」岩波文庫(上下巻、1992年訳)
ホメロス「オデュッセイア」岩波文庫(上下巻、1992年訳)
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この回答へのお礼

度々ありがとうございます。
やっぱり発行年を参考にするといいんですね。
誤訳も多いみたいで、翻訳物はどの翻訳を選ぶかによっても全く印象が違いそうで、難しいですね…。
まだ翻訳による違いにまで注意が及びませんが、意識して選ぶようにしたいと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/16 19:47

新訳が出ているので、どれか選んでみては?


私はこのシリーズはまだ読んでおりませんが。
『カラマーゾフの兄弟』(原卓也訳で読みました)はお勧めなんですが、長いんですよ。
まあ、殺人絡みで、サスペンス要素もありそうですが。父親殺しです。
http://www.kotensinyaku.jp/

新潮文庫の『白夜』は短いんですが、恋愛だしなあ。

ちょっとサスペンス的でもあり、社会派のようでもあり、職業倫理的でもあり、病気もの(?)でもある、カミュの『ペスト』(新潮社文庫)なんかどうでしょうか。
社会派と言ってもそう堅いのではなく、「どうなるんだろう、どうなっちゃうだろう」とドキドキ読みました。
1940年代のある年に仏領アルジェリアの港町オランでペストが発生し、街が封鎖された・・・という小説。フィクションですが、読み応えあります。
封鎖された街の中での人間模様。街の様子。
1940年代ですから中世みたいに閉じ込めて終わりでなく、政府から医師が派遣されたり、食料が配達されたり、ラジオ放送を受信できたりはするんですが、でもいつ封鎖が解除されるか分からないし、死人は出るし・・・・。
文庫本としては厚いですが、1巻完結です。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
便利なシリーズが出ているんですね!ここから手にとって見たいと思います。
『カラマーゾフの兄弟』、タイトルだけは…長いのでなかなか手が出ないんですが(汗)いつか挑戦してみたいと思います。
『白夜』も短いとのことなので、チェックしておきますね。
『ペスト』は、内容的にも、興味が出ました。ぜひ読んでみます。
どうもありがとうございました。

皆様にご紹介いただいた本は、できるだけ全部読みたいと思います。
引き続きアドバイスいただけますよう、もうしばらく受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。m(__)m

お礼日時:2007/03/12 16:38

私もミステリばかり読んできて(海外ミステリ専科ですが)、


古典・名作を後回しにして来た者です。

「危険な関係」ラクロ
「赤と黒」スタンダール
「高慢と偏見」オースティン
などは恋愛ものの範疇かもしれませんが、
いわゆる純愛ものなど薬にもしたくない人向けです。

上2作はフランスの作家だけあって、
恋愛とはゲームだという思想が根底にあります。

オースティンは英国の作家。
イギリス人らしいユーモアと皮肉のきいた作品です。

いずれも、人を観察する眼の確かさ、冷徹さに圧倒されます。

古い作品は取っ掛かりが難しいですが、ペースをつかめば、
さすがは名作、ぐいぐいと引き込まれます。
読書好きなら大丈夫だと考え、推薦します。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
同じような方がいらっしゃって心強いです。
(古典・名作をほとんど読んでいない私と“同じ”もないでしょうけど)
私の場合、物語に入っていけるかどうか、その取っ掛かりを掴むのに、古典は現代物や短編よりハードルが高い気がしてつい敬遠しまいますが、そこさえ乗り越えられてストーリーが面白ければ、本当は文体が少々古くても、長編でもあまり気になりません。
ミステリ好きの方のオススメということで、ぜひ読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/12 16:30

 入門者用というわけではありませんが



 華氏451:洋物の名作ですね 華氏451とは220℃であり
 書物が自然発火する温度で 近未来に書物を読む事が禁じられ
 書物が焼かれる焚書という事にちなんだタイトルです
 情報統制社会になる様子を表したものです。 
最近では華氏911なんて本もでましたが 教養として読んでおいても
いいのではないかと思います
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
「華氏451」、タイトルは聞いたことあります。
本好きとしては、興味をひかれる内容ですね、ぜひ読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/12 16:13

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