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現在、将棋界の公式な第一人者というのは誰なのでしょうか?
やはり羽生さんですか?

理由も教えていただけると助かります。

A 回答 (4件)

一般的に第一人者と呼ぶべきは、ここ10年くらいでなら羽生善治、


この1年なら佐藤康光といったあたりでしょうが、「公式な第一人者」
ということになると、日本将棋連盟の序列ということで、2人とも
微妙な状況になります。

結論的なことを先に言いますと、理屈では渡辺明、しかしなぜか
日本将棋連盟側では森内俊之を第一人者として位置づけているようです。

以下、順を追って整理しましたのでご覧ください。

1)竜王と名人
日本将棋連盟では竜王と名人を他とは別格のタイトルとして
位置づけており、この2つをとれば間違いなくトップです。
逆にどちらも持っていない羽生さんは、残念ながら第一人者から
外れるということになります。

2)竜王か名人か?
もともとは竜王がトップタイトルでしたが、徐々に契約金が上昇した
名人が、いつの間にか同格として扱われるようになりました。
しかし去年の連盟総会で「竜王がトップ」ということが確認されて
おり、この理屈からすると渡辺竜王こそが将棋界のトップとなります。
ところが日本将棋連盟のHPを見ると森内名人がトップに
位置されています。
http://www.shogi.or.jp/syoukai/index.html

3)棋士番号と名人の今後
森内名人がトップの位置づけという理由として「同格のタイトル保持の
場合、棋士番号が若い(プロ入りが先)ほうが上」という規定が適用
されていることと、名人のタイトルは毎日新聞と朝日新聞の共催に
なることが決定しており、順位戦と合わせた契約金では竜王を
上回るということが考えられます。
また、渡辺竜王はときおり問題発言などがあるため品格などの点や、
過去の森内名人の実績を考慮して「森内と渡辺なら、総合的に
森内が上」といった判断がされているのかもしれません。
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本当は公式な第一人者という言い方はよくありません。


第一人者は文句なく羽生くんなのです。

しかし、公式の序列は竜王一位、名人二位、以下と続きます。
連盟が公式な第一人者を公示すれば序列との軋轢が生じます。
したがって公式にはタブーとなり発表も慎重になります。
ですが誰しもが心の中では羽生!と非公式に思っています。

第一人者というものの指標にするとすれば通算タイトル数でしょう。
羽生くんの強さは驚異的であり、現役のA級では2位以下に
大きく差をつけています。

これはどの年代でもコンスタントに勝ち続けてきた証しです。
一時の好不調でなく常に主役の座に居続けるのです。

一括りに羽生世代といいますが、この世代は羽生という
絶対的な求心力を軸に切磋琢磨してきた非常に珍しい世代です。
文献によりますとそれは小学校の時から続いていたらしい。

佐藤、森内両くんにしても丸山くんにしても
それぞれが一時代を築けたであろう力量を持っています。
その結果、かつての時代ならタイトルをもう少し取れたであろう
A級下位の棋士達は完全に圏外に吹き飛ばされています。

今こうしてレベルの高い試合を見られる我々は幸せかもしれません。
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最強は羽生(今年度タイトル3、優勝2)、


次いで、今年度だけで言えば佐藤(康)(今年度タイトル2、優勝2)
だと思いますが、公式の序列では、そうなりません。

竜王と名人が最上位です。

両者の地位は同格とされています。
両者が最上位である理由は、

竜王
 = 賞金が最も多い。(読売新聞社主催)
   1組~6組の昇級降級と、どの棋士にもその年度に竜王を取るチャンスがあるという複合的なシステム。

名人
 = 最も伝統がある棋戦。賞金も竜王についで2番目(と思われる)。
   A級~C級2組(~フリークラス)、1局の持ち時間(順位戦・番勝負とも)も最長という過酷な予選システム。

段級位の免状には、会長(米長)のほか、竜王と名人が揮毫します。
(下記の写真参照)
http://www.shogi.or.jp/nintei/main.html
竜王と名人は「特別に偉い人」というわけです。

竜王や名人が他のタイトルも併せ持っていても、呼称には入れません。
例えば、ついこの間まで、森内名人は棋王と併せて二冠でしたが、呼称は「森内名人」でした。
羽生が七冠であったときも、呼称は「羽生竜王名人」でした。

竜王と名人は同格とされていますが、事実上、(賞金が多い)竜王の方が僅かに上です。
しかしながら、少なくとも、棋王も保持していた森内名人の方が序列は上とするのは当然のことと思います。
上記リンクの写真の免状でも、右から、米長会長、森内名人、渡辺竜王となっています。

森内名人の棋王失冠に伴って、序列が渡辺竜王の方が僅かに上となるかどうかは不明です。


ちなみに、
名人戦に次いで伝統のあるタイトルは、1950年から始まった九段戦(竜王戦の前身)と王将戦ですが、
王将戦は7大タイトルの中で最下位です。
以下、憶測で書きます。
これは賞金が最も少ないからだと思われます。
毎日新聞は、名人戦と王将戦の両方を主催しているので、王将戦には多額の賞金を出せないのでしょう。
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公式のナンバーワンは最上位「名人」のタイトルを持つ


森内名人か佐藤2冠か羽生3冠の3名が双璧です。
強いていえば、最優秀賞を受賞した佐藤2冠です。


なお、将棋連盟の各賞受賞者とタイトル保持者
第34回将棋大賞
■最優秀棋士賞  佐藤康光 (初)
■優秀棋士賞  羽生善治 (初)
■最多勝利賞  佐藤康光 57勝 (13年ぶり2回目)

<タイトル>
名人・森内俊之
王将・羽生善治
王位・羽生善治
棋聖・ 佐藤康光
竜王・渡辺 明
王座・羽生善治
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