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『マネー経済には、お金の流れを活発にすることでモノの売り買い、
つまり実物経済を活発にさせるという効果がある。だから存在している。』
こう覚えています。なんとなく納得してしまいそうな説明ですが、
実は具体的な話が全く浮かんできません。


(1)その具体例を思いつくだけ羅列してもらえますか?
  1つだけ知ってます。
   お金を借りた人が事業を起こして、資材を仕入れたり、人を雇ったりすれば
   お金が動くし、雇われた人がその給与でモノを買えば金の流れがスムーズになる。


(2)個人投資家や機関投資家同士がやっていることには実物経済を活発にさせる効果
 はあるのですか?あるとしたら、こちらも思いつくだけ実例を挙げて欲しいです。

A 回答 (3件)

> 『マネー経済には、お金の流れを活発にすることでモノの売り買い、


つまり実物経済を活発にさせるという効果がある。だから存在している。』

マネタリスト理論ですか。1980年代に流行った経済理論ですね。実際、現実世界への当てはまりはあまり良くないのですが。

> (1)その具体例を思いつくだけ羅列してもらえますか?
質問者の方の挙げた例は「流動性制約の緩和」として知られています。簡単にいえば、お金を借りれば事業ができる人がお金を借りられる状況にすることによって、実物経済が発展する、ということです。

これ以外の例としては「インフレ期待」が挙げられます。貨幣を大量に増発すると貨幣価値が下がりインフレになると予想されるのですが、たとえば今、金が100g1万円で買えたとして、来年には2万円になると予想されるとすれば、多くの人が金を買うわけです。このように、貨幣増発が実物経済のうち、特に投機筋を加熱させる可能性があります。
また、このような資産価格の高騰は資産の増加を伴い、それによる消費増をもたらす可能性があります。実際に起きた例としてはバブル期の土地・証券バブルと、それによる物価高騰、消費拡大等が挙げられます。

> 2)個人投資家や機関投資家同士がやっていることには実物経済を活発にさせる効果はあるのですか?
基本的にはありません。彼らがやっているのは所詮マネーゲームにすぎませんし、新たな価値を生み出しているわけでもありません。彼らが実物経済を活性化させるのは
1.企業などをファイナンス面でサポートした効果
2.投資収益に伴う消費の増加の効果
3.個人投資家・機関投資家へのサービス供給増の効果
のいずれかであると考えられます。このうち1はアメリカの研究によれば効果が非常に疑わしいものですし、2や3はその大きさが非常に限定的です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

となると、うーんあまりマネー経済の存在に必要性を感じなくなっちゃいます。
今更それらを引っ込める(止めさせる)わけにはいかないんでしょうが。

現物株に関しては、一番最初の公募が企業の資金になったり、その後の株価の動きが
その企業の評価を高めて銀行からお金を借りやすくなったりと、実体経済への効果も
分かるような気がします。
先物も、具体的にパッと説明はできませんが、なんとなく世のため(実体経済のため)
に必要なのは分かる気がします。
信用はどうでしょう?実体経済への効果がある現物の世界を流動的にさせるための
金融派生商品ということで、これも引いては世のため(実体経済のため)ということに
なるんでしょうか。

個人投資家や機関投資家同士がやっていることには実体経済のためには、あまり
なっていないということですね?
あるとしたら、挙げて頂いた1、2、3の例、あとは公募で現物株を買った場合
は企業の資金になることと、株価が企業の評価になることくらいですか?

お礼日時:2007/04/11 09:10

#1です。

ちょっとだけ補足。

> となると、うーんあまりマネー経済の存在に必要性を感じなくなっちゃいます。今更それらを引っ込める(止めさせる)わけにはいかないんでしょうが。

とありますが、貨幣は交換手段・価値保存手段・価値評価手段という三つの役割を担っているので、貨幣経済自体は必要性がないわけではありません。例えば貨幣経済を止めれば物々交換をする他はないのですが、交換が成立するには、自分が余ったものを相手がほしがり、自分が欲しいものが相手に余っているという二重の偶然が必要となります。
このように、貨幣は取引を円滑化するという意味でも重要ですが、ある程度普及してしまえば実物経済への影響は限定的になります。

先物については、リスクを多くの人が分け合う、という役割を果たしています。
これは例えばある企業がある品物を仕入れる際に、今100万円の物が来月150万円か50万円のいずれかになるという状況で、ある団体と来月の購入代金を肩代わりするという契約を今月100万円で結ぶ、という契約です。
このことは来月どの様になるか分からないというリスクから企業を、ある団体に肩代わりして貰うことで解放する、という役割を担っています。
このような活動により実物経済が活性化されるかは議論が分かれるところですが、私の認識ではこれらは原材料品と株が主なので、あまり活性化されるものでもないと思います。

> 個人投資家や機関投資家同士がやっていることには実体経済のためには、あまりなっていないということですね?

なっていないと言い切るつもりはありませんが、その通りです。例えば株取引ですが、株が上昇しても企業にカネが振り込まれるわけではありませんし、銀行への自社株担保借入は非常に限定的ですからね。
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この回答へのお礼

「マネー経済」とは貨幣を使用することも示しているのですね。。。
私は「マネー経済」というのは株式・先物・デリバティブ・為替などのことと思って
質問してたのですが、、ちょっとこちらの本来聞きたかったことと少しズレていた
かもしれません

先物とトレードの説明ありがとうございました。よくわかりました。

お礼日時:2007/04/13 08:16

まずマネー経済なしならば我々未だに古墳時代の経済レベルでえっちらほっちらやっていたはずです。


今、肥満を気にしなければいけないほど食べられるのも、冬は暖かく夏は涼しく暮らせるのも、80まで生きられるのも、パソコン、電気があるのも、全て貨幣のおかげです。貨幣だけではないでしょうが、貨幣無しにはありえなかった事です。

それはさておき解答します。
1.
例え起業家や企業に能力があっても資本がなければ何も出来ません。
お金の流れを活発にすると資本の調達(借金や株の発行)が容易になります。例えば借金をするときにも低い金利で沢山貸してくれるわけです。
そうすると資本を調達した企業Aは調達した資本を使い、別の企業Bから生産設備を購入します。
そうすると生産設備を販売した企業Bにはお金が入ります。そのお金は別の何かをまた別の企業Cから購入するのに使われるでしょう。
そうすると企業Cも何かを購入するのにそのお金を使います。
このくり返しで経済は活発化するわけです。

2.
色々いわれていますが、あると思います。
例えば質問者さんが株式を買いたいとします。そのときすぐに買いたい株を買えるのはデイトレイダーのような売ってくれる人が居るからです。

またハゲタカといわれるファンドにも(理論上は)それなりに価値があります。
まずファンドのような油断ならない人たちがいるからこそ、企業の経営陣は資産を塩漬けで眠らせている事が出来なくなりました。
そもそも資産を最大限活用して企業価値を最大化していれば、株価は適正な水準になる筈ですのでファンドのような人たちが儲ける隙などないのです。ファンドに儲ける余地があるという時点で何かしらの経営資源を無駄遣いしているわけです。
次に企業再生改革という面で、強引なファンドが企業をバラバラにしてしまう事も多いようですが、それなりに上手くやっている時も多いと思います。経営に乗り出して失敗すれば損をするのは出資したファンドの方なのですからリスクをとって経営に乗り出しているということは認めるべきです。

総会屋紛いの手段で金をむしりとろうとするフォンドが存在する事も確かだと思います。
しかし無菌温室な市場で腐らせるよりは、油断ならない存在が徘徊する市場で油断なく切磋琢磨させるほうが最終的には企業にとっても社会にとっても良いのだと思います。

バブル前の日本は家族経営の名の元に華麗なる一族のような経営をやっていたわけですからね…。
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この回答へのお礼

NO.1さんもおっしゃってましたが「マネー経済」とは貨幣を使用することも
示しているのですね。。。
私は「マネー経済」というのは株式・先物・デリバティブ・為替などのことと思って
質問してたのですが、、ちょっとこちらの本来聞きたかったこととズレていたかもしれません


【株式・先物・デリバティブ・為替などが実体経済を活発にさせる具体例は?】
【株式・先物・デリバティブ・為替などの社会における存在意義は?】
>投資家からの資本金調達とそれの運用に伴う連鎖作用
>油断ならない存在が徘徊する市場で油断なく切磋琢磨させる
ご回答ありがとうございます。
もっと沢山複雑にあるのかと思っていたのですが、
株式・先物・デリバティブ・為替などの社会における存在意義は基本的な
ことなのですね。

お礼日時:2007/04/13 08:12

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