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日本はなぜ経済成長できなかったのでしょうか?

A 回答 (25件中1~10件)

「バブル崩壊後」ですよね。

要因としてはいくつかあります。

時系列で追っていくと
①バブルが崩壊したこと
②バブル崩壊による負債処理スキームで「企業を倒産させない」ことを選択したこと

これにより、日本の企業は長い時間をかけて利益を負債返済に充てるようになり、大胆な新規開発や研究投資・設備投資が行われなくなりました。

この時期はちょうどIT革命・ネット革命が起きた時で、世界中がDXを始めたのに日本だけ変革が遅れることになりました。

③日本人自体がIT革命に乗り遅れたこと

③は上記の会社側の投資の問題ではなく、1995年から2000年代にかけて急速に普及したパソコンなどのITツールを日本人が使いこなせかったことです。

ただ、これは欧米に比べると致し方がない部分があって、それは「欧米は戦前からタイプライターの入力に慣れていたのに対して、手書き(せいぜいワープロ)からすべてをキーボードで入力するのは、特に当時50代以上の日本人とって非常にハードルが高かったことに由来します。

結局、日本人の寿命が延びたことで、この時代の50代が今80代ぐらい、コロナ禍でFAXによる集計が露呈したのは、30年前から「キーボードが苦手」な人たちがまだまだ現役だったからです。
 「自分はパソコンを触らない」と豪語したサイバーセキュリティー大臣の桜庭氏は2000年の時に50歳ですから、まさに「IT化を逃げ切った人たち」なわけです。

このような「IT化を拒否し、逃げ切った」人たちがバブル後ずっと企業や政治の権力者だったことが、日本のDXを妨げた大きな要因です。

④日本人が変革を嫌ったこと
 ②の企業や政治の選択を、当時の大多数の日本人が支持しました。つまり「企業がつぶれなければ、自分達も解雇されないから安心」ということです。
 この後ろ向きの選択が、今現在でも賃金が上がらない大きな要因です。つまり日本人の大多数が「低め安定」を選んだわけです。

⑤少子高齢化と消費税増税
 「子供が増える」ということは、それだけで消費が拡大します。親は家を買うし、子供服は成長に合わせて買う必要があるからです。
 
 政府は少子高齢化の社会負担を国民に転嫁するために消費税を導入し、ことあるごとに税率を上げていきます。この税率アップが微妙だとはいえ、経済復活しつつあった日本経済を減速させたのです。
これははっきりと数字に出ています。

⑥悪循環

結局、バブル崩壊後、日本人が経済に対して後ろ向きになり、変革を嫌ったことが「失われた30年」のきっかけです。この点は2008年のリーマンショック後のアメリカの負債処理のスキルを見ればハッキリわかります。
 リーマンショックでアメリカ経済は一旦落ち込みましたが、そこからすぐに成長軌道に戻っています。つまり「成長しないお荷物企業を整理して、成長するものだけ残した」からです。

グーグルやFacebookの発展的な成長は2008年以降だし、初代iPhoneの発売は2007年、アマゾンが欧米や日本以外の国に進出したのも2010年代です。
要するにGAFAは2008年以降に世界レベルに成長した企業であるわけです。

⑦成長のためのリソースの喪失

日本企業の内部留保を見ると2012年あたりから伸びが加速しています。つまり大多数の企業でバブルの後始末が終わったのです。

興味深いのは2015年に東芝の不正経理問題が明るみになったことです。つまりバブルの後始末を経理的に誤魔化しながらやってきて、他の企業は終わったのに東芝は終わっておらず市場の目が厳しくなったことに由来するのだと推測しています。

また消費税は2014年に8%になりました。せっかく企業の内部留保が増えるぐらい成長の余力が出てきたのに、また政策が水を差したわけです。

その後消費税は2019年に10%に引き上げられたことで、アベノミクスも腰折れし、成長のためのリソースを完全に失って現在に至るのだと私は考えています。

で、総括して「日本はなぜ経済成長できなかったのでしょうか?」という点についていえば、やはり「日本人が変革を嫌ったから」だと私は考えています。

2011年の民主党政権は東日本大震災が無ければ、もう少し続いたでしょうし、良くも悪くも政策転換してそれが成長のきっかけ(または反面教師)になっただろうと推測しています。

今、この時点で日本がなにをすれば成長軌道に乗るのか?といえば「マインドを変え、国内消費需要を上げる」しかないと思います。

そのためにはベーシックインカムを導入するとか、一人子供が生まれたら1000万円支給するとか、本気で日本人の意識を変える政策を行う必要があるでしょう。

じゃなければ、電力高騰し、物価も高騰し、他の先進国と物価水準で差が開いて「日本に韓国客は来るけど、日本人は海外旅行できなくなった」ことに日本人が怒ってマインドが変わるまでこのままだと思います。

もしそうなると成長軌道に乗るのに、後10年ぐらいはかかると思います。
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あなたのような人間が多いからです。


あと 非正規独身オジサン 笑
以上参考になれば。
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この回答へのお礼

俺、年収600万円以上稼ぐフリーランサーなんすけど…

お礼日時:2023/05/21 06:31

平和だ平和だと23年も気持ちの悪い公明党と連立を組んでいるからです。

スパイ防止法も反対し「経済安全保障推進法案」すら、公明党は、事業者らを対象とする罰則規定の一部を削除、情報は垂れ流し状態が続き日本の知的財産は侵害され、これで経済が成長するはずがありません。
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様々な意見がありどれが正しいとは言えないと思いますが、戦後復興で経済成長しバブル経済時には東京との土地価格でアメリカ全土が買えるなんてことが言われ、日本は昭和から平成初期にかけて世界一の経済大国となりました。


山高ければ谷深し”という格言がありますが、総量規制によってバブルは崩壊し、失われた30年と言われる時間を過ごすことになりました。

現在ですと、国際政治のバックに軍事力があるため、核を保有する大国がペースを握る業況であると思います。
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すべては政治。

そして国民が選んだ、おバカ政権のせいです。

80年代の半ば、一時は国際競争力NO1になりました。

Japan as NO1

これが当時の日本称賛のキーワードです。

ところが、歴史を追っていくと、残念ながらこれは偶然だったことがわかります。日本が近代国家になるまでに、自分たちの社会をどうしよう・・・とか、リーダーをだれにしないと、政策・国家戦略をどうしないと、国が滅びる・・・という状況に追い込まれ、自問自答した経験がほとんどありません。島国ゆえのお花畑。国際情勢に疎いのは、伝統です。

明治維新は、司馬遼太郎史観が浸透しすぎて、革命が起きたかのようにとらえ、坂本龍馬などがヒーローになっていますが、実態はまったく別です。長州が国をイギリスに売り、売国奴のうえでの倒幕。天皇を利用し、利権を独占。日清・日露で勝って勘違いし、その後は暴走して敗戦です。つまり、市民も国民もいない。ただ、長州が、黒船を利用して、自分たちが国の管理権をとった、それが明治であり大正です。

結局は、アメリカに負け、中国、ロシアにも負けて日本はボロボロ。アメリカの植民地となりました。そこから、本当なら日本の独立を勝ち取るべきが、またもや長州の残党がアメリカにすりよって、敗戦国日本の管理権を、大国アメリカから得たのが自民党です。明治維新の売国奴戦略とそっくりですね。もはや長州の伝統でしょう。安倍も、麻生も、自民党の世襲ボンボンは、すべてこの流れです。北朝鮮と同じ。売国奴が自由主義の代表のふりして、今も日本を牛耳る。こんな国が発展するわけがありません。

ところが偶然が起こります。軍事戦略をもがれ、その技術が、自動車、電気に流れたのです。円安と、低価格、高品質、大量生産が求められる時代。日本人の、革新的なアイデアはないが、目標が見えるとチームワークで頑張る気質が幸いして、80年代に一時競争力世界一になったことは誇りですね。
でも、偶然です。単なるラッキーです。今の老人たちは、その夢よ再びで動くから、うまくいくはずがないのです。日本人の、根拠なきプライドのもとは、これが原因です。

その後はアメリカも戦略を変え、プラザ合意で円高誘導、貿易不均衡にプレッシャーをかけ、現地生産を必須にし、外資が自由に日本で商売できるようにしました。結果、ITや金融は外資の草刈り場、メーカは壊滅、サービスもみんなものまね。日本は30年で国際競争力1位から30位に転落。平均年収も、平均時給も、最低時給も、もはや韓国以下なのを、ほとんどの日本人は知らない。20年給与が上がらない先進国は日本だけ、貧困率はもはや後進国並です。

でも人はかつての成功体験を支持、自民党が政権でありつづけ、野党をいっさい育てず、失われた30年をいまも応援し続ける。今もオワコンの原発を燃料が余ったので押し付けられ、リスク承知でワクチンを買わされ、古い戦闘機を無制限にいいねで購買、命令されればウクライナに首相がとんで、国会の承認もなしにカネをあちこにばらまく。安倍の悪しき伝統は続きます。

一票の格差は違憲なのにスルー。首相が犯罪しても逮捕も起訴もされない。お友達と既得権優遇、オリンピックを私物化して大儲けと私服を肥やし、税金を地方と既得権企業に還元して、日本沈没ですが、国民はバカだから気が付かない。この政権が続く限り、日本が成長軌道に戻ることは、絶対にありません。政治を変えないと日本は沈没します。
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簡単です。


日本は世界一のリサイクル国家だからです。
SDGsです。
新しい物を買わない。
自分で作れる物は自分で作る事ができる、優れた個人の能力。
経済は人々の思いによって影響されるので、古代から伝わる日本人が受け継いだリサイクルの精神は変わらない。
式年遷宮の精神です。
だから、物が売れない。
そして、インフレやデフレも超越する。リサイクルの精神。
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周囲が海の日本の地理と宗教観の構造上では



「周囲の他人」が「競争相手や敵」になるのが必然であり
助け合う結果など期待できない。

殆どの人が「他者に勝る為」に時間とカネと労力を費やしていく。

助け合いよりも他者の足を引っ張りあうことに傾く。

そして建前や社交辞令といった嘘や矛盾を放置・容認する因習も
社会の循環を抑圧する。

腐敗した政治家の都合や利益を守る為に時間や労力やカネが費やさ
れてきた。成長なんて無理。
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回答No.17への追記(参考情報)です。



中小企業基本法の定義による中小企業(製造業は資本金が3億円以下、または従業員が300人以下)は全企業の99.7%を占めています。働き手の約7割になる3,220万人を中小企業が雇用しています。

2020年の平均年収は、従業員数が10~99人の企業では409万円、100~999人では476万円、1,000人以上では591万円になっていて、働く人の多く(儲からない中小企業に勤めている)は年収が少ないわけ。
資本金が1億円未満の企業は全体の99%を占めますが、営業利益の内訳では17%しか稼げていません。
製造業の従業員が生み出す付加価値は、大企業では一人当たり1,367万円なのに、中小企業では554万円しかないんです。
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アベノミクスの失敗なんて書いている人がいますが、安倍内閣が発足したのは2012年12月ですからね。



日本の国際競争力が落ち始めたのは1992年、日本人の実質平均賃金が横ばいになったのは1997年からですから、アベノミクスが始まるはるか前から日本はおかしくなってきたんです。これは失われた30年と言われています。

日本が経済成長できなくなった主たる原因は、IT化やAI化などの合理化やイノベーション(改革)を怠ったからです。それを進めた韓国や中国には大きく遅れることになりました。

では、なぜ合理化が進まなかったか、ですが…それは日本には中小企業が極めて多く、取引先の大企業から値上げを認めてくれず、飼い殺しになっており、青息吐息の状態で儲からず、合理化やイノベーションに割く資金も人材も技術も情熱も余裕もなかったからです。儲かっているのは大企業だけです。

しかも中小企業は「多重下請け構造」になっていて、大企業を頂点に1次、2次…と中小企業が下請けの形でぶら下がる構造になっていて、高度成長期に発展しました。
途中で利ザヤを抜かれるため、末端の企業ほど利益は出にくいわけ。また取引先が1社になっていることも多く、仕事はそこに依存しがち(飼い殺しの状態)なんです。
なので、事業に独自性がなく、立場が弱くて価格交渉力がありません。合理化やイノベーションをやろうにも、資金も人材も技術も情熱も余裕もなく、ないない尽くしなんです。

高度成長期は世界に冠たる中小企業のモノづくりの力で大企業がその恩恵を受け、日本は飛躍的に成長してきましたが、いまやその社会構造が裏目になって日本の成長の足かせになっています。
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デフレスパイラルに陥ったため。


金融緩和を25年間(そのうち10年は異次元緩和)を続けて2%の物価目標を達成できないなんて、普通ありえないです。今は3%くらいありますが、今後は1%付近まで下がる見通しですし、まだデフレ払拭とまでは言えません。
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