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訪問着の柄合わせについて教えてください。

来月、従姉妹の結婚式に招待されています。
ここ最近、親戚の結婚式が続き、毎回同じ着物で写真に写るのもイヤなので、伯母から訪問着を借りて着る方向で考えています。

ただこの訪問着なんですが、柄が合っていない(繋がっていない)のです…。
正確には、柄がダブっている状態です。
柄が合っていない部分は両脇の縫い目の部分と正面の衿の部分です。
(正面の衿の部分は、胸元だけに目立ちます)

伯母は、「この程度はよくあること」というのですが、私の持っている訪問着は、全て柄が合っています。
このような着物は、実際よくあるのでしょうか?
また、この着物で結婚式に出席するのは、失礼にならないのでしょうか?
詳しい方、よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

#1です。



>裄が69cmもありました!
そこで私のサイズ(裄63cm)に合わせてお直ししてくれたのですが、やっぱり柄が合っていない(重なった)ままなのです。。。
 どこの部分を詰めてくれたのかしら??と思っています。

裄をを直したのなら、身幅は何も変わりません。
裄というのは肩での背骨からの長さ。
直すのは袖を取って、身頃の持ち出し(斜めに肩巾がせり出してくる分)があれば、これをまっすぐにする。
更に、袖巾が広いようならこれも1寸まではつまめるなら、つまむ。

「身幅を狭く、裄もつめる」と指示しないと「裄」だけのことを言えば
身幅はいじりません。
ダッテ、大変だから。
解いて、脇の線をすそから全部、裏表やり直しです。

更にいうなら、オバ様のきものおそらく前巾もかなり出している。
それも、バストの辺り。
だから、おくみ下がりの位置で、柄が妙になっているのです。
このあたり、本来なら、少しずつ、巾が狭くなって、柄がちゃんと見えるようになります。
これをおそらく、おくみ巾と前巾で1寸(4CM)ぐらい出した?
縫い代として、互いに5分ほども余分なのでしょう。
だから、柄がだぶっているように見える。

ウーン、どうして、こんな風な仕立てにするようなものを呉服屋さんがお勧めしたのかわかりません。
おそらく、縫った人は悩んだでしょう。

直すなら、脇をすそから全部裏表つまんでやり直し。
更に、前巾のおくみ下がりのあたりもおかしいみたいなのでこれも、本来の斜めになるように戻す。
もちろん裏表直します。
この位置を直すためには、襟をはずさないとできません。
最終的な長さが変わらなければ、全部をはずすことはないでしょうが襟の部分的な付け直しは必要。

デ、今回の裄直しで袖巾をモシ、狭くしてあったら、
お手持ちの長じゅばんともしかしたら、袖巾があってないかも知れないです。
裄をつめるために袖巾を余分につまんだら、またそれも、出しなおさないといけなくなる。

ほとんど、背縫い以外は全部やり直しに近いです。

裄直しをやってくれた人に「身幅が広いので」と必ず言って、
直してもらう。
呉服屋さんとか染物ヤサンなどでやってくれるでしょうか?

>そこでもう一点、質問させてください。
今回はもう時間がありませんので、このまま着用するつもりですが、後日、着物の柄合わせをお直ししたいと思っています。
しかし、実際、そのようなお願いをする人っているんでしょうか

ウーン、基本は柄はちゃんとあわせて縫製としての仕事ですから、
これでもいいと言ってア・エ・テつくる人はまれでしょう。
そいう人用にある身幅が広くなってる、あるいは狭くなっているものを最初から反物としてすすめるのが普通。
あるいは、思い入れのあるもので昔は着られたものを、
仕立て直しするときにどうしてもと広く縫ってと依頼することはあるでしょう。
が、新品でコノ状態でつくるというのは、考えられません。

でも、柄あわせ自体は、新品を仕立てるときも、洗い張り後も同じ作業をするので別に特殊な作業ではありません。
幸いなのは、出すのではなく、つまむ、細くするので多少は仕事は楽です。
出すのは、出した分の色が違っていたり、元の線が消えにくかったり、
縫いこまれていた部分との違いが気になりますがつまむのはそういう心配はナイ。
いずれにしても、新規に仕立てるのに近い金額がかかるのでしょう。
プロに頼むと、どう考えても解く手間もありますので2万以下でやってくれるかなぁ・・・・。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
裄を直せば身幅も一緒に短くなるとばかり思っていました。
ちなみに、長襦袢の袖幅と着物の袖幅は合わせてもらったので、
大丈夫です。
今回は丁寧にありがとうございました。
本当とても勉強になりました!

お礼日時:2007/04/12 20:07

着物については素人ですが、着付けをさせていただいている美容師からの意見です。


柄合わせがずれていても、着物の種類が「訪問着」であるなら、結婚式へは堂々と出られますし、なんら失礼には当たりません。
先の回答者さまがおっしゃるように、体格などによって仕立て具合で柄がずれたり、
柄は合っていても着付け方で(しわや折り目部分内に)隠れてしまうこともあるからです。
できれば結婚式への訪問着の場合には半衿は白に、帯や草履を袋帯や箔物になされば格式が高くなりますし
帯揚げには、絞り、ぼかし、箔置などを使えば問題なく、さらにその着物に紋が入っているならば文句無く着る事ができます。
ただ、訪問着にも「付け下げ訪問着」といって、模様が普通の訪問着より地味めのがありますが、
それならば披露宴には大丈夫ですが「結婚式」になると、少し格下になってしまうので控えた方がいいと思います。
従姉妹さんということなので訪問着でもかまいませんが
既婚女性の第一礼装はやはり黒留袖か、色留袖になりますので、ご兄弟(姉妹)やお子様の結婚式では訪問着は、正式にはだめとお考え下さい。
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この回答へのお礼

現場で着物を扱われている方からのご回答、ありがとうございます。
今回は、あまり気にせずにこのまま着用しようと思っています。

お礼日時:2007/04/12 20:08

本当の訪問着・留袖は絵羽。


あなたが言われるようにすべての縫い目で柄が
つながるようになっています。

必然的に寸法が縦横、実は最初から決まっている。

>正確には、柄がダブっている状態です。
柄が合っていない部分は両脇の縫い目の部分と正面の衿の部分です。
(正面の衿の部分は、胸元だけに目立ちます)

おそらく身幅を出しているのではないでしょうか?
つまりは、元の規定されている訪問着の寸法より身巾を出した。
オバ様は太っていませんか?

仕立てているとわかるのですが、後ろ巾8寸のものと7寸5分のものがあります。
これに前巾が6寸と6寸5分のものがあるのはよくあること。
デ、これはめったにナイノデスが、オクミ巾が本来4寸なのが3寸5分まで狭いのもないこともない。

これを横の縫い目で規定される巾では不足なので出してる。

すると、たとえば、半分づつ花柄が縫い目で合わさって一つの花のように見えるはず。
巾だし(5分出すと前後で1寸、柄が余分に4cmぐらいでてくることになります。
すると双子の花の様になる。
あるいは、巾の出し方、柄の大きさによっては中途半端に、重なって、
ずれてる。

つけ下げ訪問着というのもありますが、これは脇では絶対に柄が重ならない様な絵柄としてでデザインされているので、身幅は比較的自由に出せる。
ワキ縫いのところで若干の絵柄のない分部を作ることで身幅の自由度をつくっているのがつけ下げ。
見かけは訪問着ですが、見る人が見るとつけ下げ(柄の方向が下から上に一方方向という条件もあります、絵羽=柄ヅツキは前身ごろと、背縫いのところだけがつながっている)
はわかります。

脇はともかく、襟、胸元の柄がおかしいのは、トモ襟でだぶっているのではなくて身頃としておくみの位置がもしかしたら、いささかおかしいのかもしれない。
あるいはトモ襟を逆につけてしまったか?

いずれにしても、本来の身幅が狭いものを広く出してつくったので
生じた現象です。

それを着用するかどうかはあなた次第。

モトモト、訪問着などのようなものは、昔は、余裕のある人が贅沢で作ったもの。
柄が合わないハズはないのです。
よくあることではありません。

格安の反物を幅広に仕立てたのでは?(もしかしたら、柄巾が狭いものだった? 昔は小柄な人が多いので多いのです。 今の振袖などはかなり大きくできている、柄もそういう具合に絵ヅケされている)

>この着物で結婚式に出席するのは、失礼にならないのでしょうか?
詳しい方、よろしくお願い致します。

失礼かどうかはわかりません。
それしかないなら、懸命におしゃれをしてきたということでうるさいことを言うものどうかと。

わからなくなった人も多いので昨今では、左右の袖をつけ間違えているあるいは前後を間違えてる、のもあります。

お茶席でお手前するときに、柄が見えるようにということらしいですが
それが、右袖後にいい柄がくるのが無地になってる。

アチャーなこれ、実は結構、多いです。

気にしないというのもありでしょうか?

ただ、おかしいのはおかしいです。

ちなみに、わたしは趣味で和裁をします。
オークションでお安く落としてはいじるのが楽しい。

昔の人が格闘した後がわかるのですが、昔の人も
間違えているし、リサイクル?仕立て直しして、
本来の身幅を超えて、作り直しているのも・・・アル。
おそらく節約のためでしょうね。

考え方です。
本当は、染め替えて、自分に会わなくなったらあわせる、シャレがきものなのですが、今、もう、きられればそれでokのようにも思います。

この回答への補足

とても詳しいご説明ありがとうございます。大変参考になりました。

>オバ様は太っていませんか?
 そうなんです。裄が69cmもありました!
 そこで私のサイズ(裄63cm)に合わせてお直ししてくれたのですが、やっぱり柄が合っていない(重なった)ままなのです。。。
 どこの部分を詰めてくれたのかしら??と思っています。

そこでもう一点、質問させてください。
今回はもう時間がありませんので、このまま着用するつもりですが、後日、着物の柄合わせをお直ししたいと思っています。
しかし、実際、そのようなお願いをする人っているんでしょうか?
ご存じでしたら、ぜひ教えてください。よろしくお願い致します。

補足日時:2007/04/12 11:57
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