一回も披露したことのない豆知識

先日の夕刻、まだ私が仕事から帰宅していない時間帯に近所の子供たちが予告なく我が家を訪れ、「いのこ」をしてもよいか、と尋ねたそうです。よい、と家内が応じると、子供たちは藁でつくった箒のようなもので地面をはらいつつ、数え歌のようなものを歌うパフォーマンスをしてくれたそうです。

一緒にいた大人の説明によると、これは五穀豊穣や家内安全を祈願する儀式だそうです。われわれはスケジュールを何も聞かされておらず、そもそもそういう習慣が存在することさえ知らなかったため、家内はもてなしの準備をしていないことをわびることしかできなかったそうです。

これは粗相でした。

われわれは古い農家住宅を借りて地元民のように暮らしていますが、昨年引っ越してきたばかりの新参者で、地域の知識がありません。地域の人たちは親切でやさしく、「組」と呼ばれる町内会組織に加入していないわれわれにも何かと世話を焼いてくれるのです。

で、今後の「亥の子」のスケジュールは町内会か市役所に確認するとして、「亥の子」に来た子供たちには何を振舞えばよいのでしょう。「地蔵盆」や「Trick or Treat」みたいにお菓子をあげればよいのでしょうか。あるいはお正月のように小袋にお小遣いでしょうか。その場合の金額はいくらくらいでしょう?はたまた、座敷にあがってもらって茶菓でしょうか。。

経験者のかた、お作法ご教授願います。

A 回答 (1件)

地域によってそれぞれですが、「亥の子」のスケジュールは地区(字単位)ごとに異なっています。

 原則として子供たちが決めるので、地域の人も知らないことが多いです。

元々、「亥の子」 は旧暦の10月亥の日の夜 に、子供(男の子)だけで行われる行事で、大人は介入しないモノでした。
子供たちは 予告なく夕方(日没後)~夜間に掛けて各家を訪問し、餅や菓子をもらう行事です。
(ハローウィンと似ていますが Trick or Treat ではなく、亥の子を祝わない家は災難を招くぞと脅す「亥の子歌」もあります)
最近は子供の数が減り、大人の力を借りないと出来なくなり、地域によっては保護者が仕切っているところもあります。

さて、元来の作法は 「ご苦労さん」といって、餅や菓子を差し出す事ですが、昭和30年代頃からは「現金」に変わってきて、今ではどこも現金が当たり前の状態でしょう。
地域の方に相談されれるのが一番良い方法ですが、次回からは
「ご苦労さん、誰に渡したらいいかな」といいながら、千円程度を軽く包んで子供に差し出されるのが良い対応だと思います。
 

余談ですが「亥の子歌」は各地区、地域で様々で、それを収集するとおもしろいですよ。
同じ小学校区で「亥の子歌」が数種類あり学校で調べて驚いた地域もあります。
子供たちも他地区の「亥の子歌」を知らないことが普通です。
 
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この回答へのお礼

なるほど。千円程度ですね。
ありがとうございます。

職場で亥の子の話をすると、地元出身の人がいくつか亥の子歌を歌ってくれました。

お礼日時:2007/11/07 23:46

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