
A 回答 (2件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.2
- 回答日時:
ドライエッチは複雑な現象なので,質問の情報だけでは答えることが難しいのですが,一般論的な話をします。
圧力が高いとプラズマ密度が高くなりますが,カソード側のイオンシースのできる位置がカソード面から離れることにより,被エッチング膜へ入射するイオンのエネルギーが小さくなってしまいます。
一般的にSiO2などの膜は純粋なラジカル反応だけではエッチングができず,ある程度の運動エネルギーを伴うスパッタ作用が必要とされています。圧力を下げるとエッチングレートが高くなるのはこれを示しています。
一方SiやSiNはFのラジカル反応だけでもエッチングが進むので,比較的圧力が高くても高いエッチングレートを保つはずです。
なおシリコン系の膜はすべて
FラジカルによるSiF4(沸点-94.8℃)が形成されて揮発することによる反応がエッチングの主たる反応です。Oや,Nはもともと室温近傍では気体ですから,Siから切り離されてしまうと,固相にいることはできません。
この回答へのお礼
お礼日時:2007/12/08 23:56
ご回答ありがとうございました。とても参考になりました。
均一性がよくなることについても面内の圧力勾配を考えると説明がつくような気がします。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報