
昔の日本人の文章を見ると、いかに志が高く高潔であったかに、日本人である自分自身が驚いていたりします。
勿論、昔の日本を全賛美する訳ではなく、そうでない人間も多々見られますが、
現代の日本に置いてはそうした人間が少なくなってきているのかな、
という印象を拭い切れません。
現在の日本人にはある程度その精神を残しつつも、戦前のそうした気概が徐々に衰退しつつあると考えているのですが、
今後、日本に戦前の高潔な精神を取り戻すのにはどうすれば良いか、漠然とした不安のみが残るのみで具体的な回答を得るまでには至っておりません。
皆様のお考えで良い意見等ありましたら、是非お聞かせ頂きたく。
尚、質問のカテゴリーを
「学問/心理学」「学問/歴史」「社会/社会問題」「社会/行政」
にもしようかと思っておりましたが、
最終的にこのカテゴリーに質問を投下させて頂く事にしました。
尚余談ですが、この質問をしたのは、下記サイトに記載してある戦後マッカーサーによる日本の統治政策(一応フィクションのようです)の文面を見て考えさせられた為です。
http://big-hug.at.webry.info/200506/article_11.h …
No.13ベストアンサー
- 回答日時:
11番です。
先の安部内閣の愛国心教育は戦後教育からの脱却の一歩と成り得たのですが、大変残念ですね。
政策に関しては教育制度の抜本的見直しです。
まず教員の選別として、言い方は悪いですがレッドパージの実行です。
教師は生徒児童のお手本でなければならないため、思想的に問題のある方々には辞めていただく他ありません。
手始めが日教組の解体と、加入していた方の追放処分です。
次に教科としての道徳の必須化です。
教材は昔に習い儒学・朱子学でよいかと。
これに関しては小学校以前、公立私立を問わず幼稚園・保育園から暗誦をさせるのが良いと考えています。
中学・高校・大学入試においても、必須科目扱いにし、繰り返し刷り込み教育を行うことにより道徳を理解することが出来るようになるかと。
3つ目に、会藩の什や薩藩の郷中をモデルとした、地域の同世代及び異なる学年における組織化と実践的な道徳教育の義務化です。
友達同士の中においても、互いに道徳的であるように努力仕合、正しい行為や作法を心身に叩き込むことが可能となります。
また小組織内では競い合い、また他の組織との競争と、他の組織との競争に勝つために協力し合うことが身につきます。
教育改革が社会に影響するのには60年前後の歳月がかかり気の遠い話ですが、日本が日本であり続けるためには避けられないことなんですよね。
(3世代ないし現役世代が同一の教育を受け終わるまでの期間であるため、晩婚化が進めばより長く、戦前のように早婚であれば短くなります)
ちなみに現在は戦後教育から60年が経過していますし、戦前でも国家総動員法あたりから全体色が強くなりすぎて着ましたがこれに至るまでに48年、勅語の出る前から教育制度では既にこの考え方は導入されており、そこから考えると約60年が経過しています。
教育勅語は山縣卿の軍事思想が強く入りすぎていたため、最終的に全体主義に陥ってしまいましたが、そこを除けば大変良い内容だと思っております。
この回答への補足
思う所があって長文を書かせて頂きました。ご容赦下さい。
過激な論ですが、レッドパージは必要という部分は意見が同じです。
No.11で回答を頂いている様に、ウチは犯罪者の家系なんだ、と教えられている件については大きく頷きました。
現在の教師達が、本当に日本の為、引いては百歩譲って中国の為になるには、日本自身が元気を取り戻さなければならないのに、
犯罪者の家系を主意とした教育を覚えこませる事は、日本国益の損失と共産国利益にはなっても日本に利する事は無いですから。
森首相に続き、安倍内閣も教育改革を唱えたのですが、教育改革を唱えると短期政権に終わる傾向があるようです。
日教組ですが、2005年には、加入率が29.5%と教員全体の3割しか加入していない実態が報告され、日教組の原動力となった団塊世代の退職により更に縮小化が進むようです。
これを鑑み、2015年辺りには更に縮小化している事を予想すれば、レッドパージの断行はせず、ここを目標に新たなアクションを起こした方が国内政略的・資材的・時間的にも良いのではと思っております。
古典の暗誦ですが、私的には暗誦の利が少し分からないので、参考意見として受け止めておきます。
例えば、武者小路実篤が書いた『愛と死』では、主人公の愛の深さを知るべきなのに、
テストでは、「『愛と死』を書いたのは誰か」というような内容も何も関係無いような、
これでは何の為に教育を子供達に与えているのか分からないような本末転倒の問題が出されており、
その延長上に暗誦を連想してしまっている為、暗誦の利が分からないのです。
> 友達同士の中においても、互いに道徳的であるように努力仕合、正しい行為や作法を心身に叩き込むことが可能となります。
同意致します。こうした切磋琢磨こそ必要だと感じています。
が、現状の子供達を見ると、「しらけ」という雰囲気が漂っており、努力する者・目立つ者が白い目で見られて正しく評価されない、故に努力をしないという悪習があるようです。
こうした現状を打破する為に、匿名での読書感想文等を学校側が用意したBlogシステムで書かせ、個人の匿名性に配慮しつつも名誉欲、認知欲を満たせるような、新しい教育の方向を個人的に模索しております。
> 教育改革が社会に影響するのには60年前後の歳月がかかり気の遠い話ですが、日本が日本であり続けるためには避けられないことなんですよね。
そうですね。鎖国時代ならまだしも、100年の計を現実に実践してくる中国とまともに張り合う為には、こちらも長期運用を考えなければなりません。
> 教育勅語は(中略)大変良い内容だと思っております。
恥ずかしながら、教育勅語の存在は知っておりますが文面そのものは見た事がありません。
こちらも研究材料の一つとしていきます。
------------------------------------------------------------------------------------
余談ですが、戦後教育を受けた私としては、やはり中国人から見た被戦というものは日本人として反省しなければならない、と感じているのですが、
・柴五郎の話などを見るにつけ中国人が日本人への攻撃をしていた。
・中国人というものは、理由がどうあれ引かば押し、事由がどうあれ押さば引く性質
なので、心情的な部分はある程度内面に保ちつつも、こと外交に絡む歴史的国際問題については、こちらがどれだけ悪かろうとも中国の無法な攻勢から守る為、無法には無法という形で突っぱねなければならないという事を感じております。
戦後教育にはこうしたものも必要でしょう。
現地中国人を相手に商売する時に、堂々と論陣を張れずに不利益を蒙るケースも多々あるようです。
また、高潔な日本人を育成する為、道徳の必須化というのは同意致します。
この他、金銭・交渉・ディベートなどの項目も検討項目に入れるべきだと私は考えております。
管理・運営等も必要だと思いますが、大学の経営学かもしくはそれに順ずる独立科目でやれば良いかな。
No.12
- 回答日時:
「1.>文明への憧憬です。
これはどこで知られましたか? これが分かる本などあればご紹介頂きたく。
2.>「学ぶべきもの」は必要です。
成る程、向上心こそが人間の資質を高めるのだと解しました。
という事になると、次に目指すべき、勉強すべき対象は何になるでしょうか?」
うーん。どこで知ったというよりか、明治期の留学や外国人教師の招聘であるとか、あるいは奈良時代の仏教伝来など。
それと江戸時代の朱子学から国学について展開されたパターンを紹介しておきます。
まず、伊藤仁斎が幕府御用学問とは異なる論語解釈を行なう。仁論やったかな?次に、荻生徂徠が古文辞学と称し、現代語の意味でそのまま読んでも本当の論語の解釈はできないとし、孔子の時代の言葉の意味を研究。そして本居宣長が古文辞学の方法でもって古事記、源氏物語などを研究し、国学が大きく展開し、平田篤胤によりキリスト教の要素も採り入れられて行く‥‥。これを三段ロケットになぞらえ、江戸思想史の理解の助けとしている。
近代は欧化政策に始まり、そのうちに絶対から相対へと移行し、そして特に戦中は鎖国状態となる。川端康成はこの時期に源氏物語など古典を読み続け、戦後「美しき日本」(やったかな?)へと展開する。
現代もまた、アメリカナイズの時期から「日本的なるもの」へと移行する流れがあるが、鎖国しきれないためにすっきりしないわけである。この地球において今ひとつ生命力に溢れた活動をしているという実感がない。
結論めいたことを言えば、鎖国は土台無理としても、思想史的な展開が必要であろう。学ぶべきものは格好良く言うと「既にここに在る」。ちょっとご質問と外れましたかな。
とりあえず、山本七平、柄谷行人の著作が参考になるかな。
成る程、大変参考になります。
偶然にも、回答頂いた日に山本七平の本は購入しておりました。
柄谷行人は初耳でしたので、こちらも参考にさせて頂きます。
uozaさんは、古典に戻れという解釈ですが、回答に頂いた通り鎖国はし切れず、更に言えば新しい未来へ跳躍しなければならない訳ですから、古典のエッセンスを凝縮し、そこから新時代を切り開ける、新しいものを発見できるようなものを教本とすべきではないか、というのが私の意見であります。
回答ありがとうございました。
No.11
- 回答日時:
昔と今とで比べると、昔は大義の為なら私心を捨て自らを犠牲に出来る人々が存在していたと思います。
このあたりの原因は戦後教育に全てが帰すると考えています。
戦後教育の一番の問題点は日本は悪い国であったと教え込む事です。
国では無く家族として考えればわかりやすいのですが、親から繰り返しうちの家は犯罪者だったんだと言われて育てば、自己形成に多大な問題が応じるのは目に見えていますよね。
仮に犯罪ではないとして正当防衛であっても、何らかにより人を殺してしまったとしていて、人殺しの家庭なんだと家族自体が教えていれば、自己形成に大きな問題が生じることでしょう。
少なくても家族であれば、正当防衛であったことを正しく教え、周りに何を言われても正しいことであったのだから、少なくても他に余地が無かったのだから、気にすることなく自分に誇りを持つようにというはずでしょう。
日本の戦後教育はこれの将に逆を行っているのです。
日本は戦争で悪いことばかりをしてきた、アジアの国々に多大な迷惑をかけたとばかりを。
あの当時の世界情勢や日本の取りえた立場も教えることなく、ただひたすら日本は悪かったとばかり教え込んでいます。
小学校から繰り返しこのような事ばかりを教え込まれてしまうと、多くの人は自分たちの住む国、日本に対して誇りを抱き得ることは難しく、当然否定的になってしまいます。
多くの日本人が、日本をひとつの国として意識するようになったのは維新の少し前からです。
西洋列強の手により印度や中国が落とされ、アジアの国の多くが植民地化されつつある現状を把握した各地の下級武士達が動き出した辺りから、それ以前の藩などに割拠されているものから1つの国としての考えが出てきました。
他のアジアの国々のように植民地化されないためにはどうすればいいのかを考え、行動に移ったのが幕末から明治維新です。
考え方は異なっていても、日本と言う国が独立した国であり続けることを望み、自らの命や家族さえを犠牲にしてでもこの志をとげようとしていました。
また勢力が東軍・西軍に2分されてからも、双方共に外国の侵略の口実を与えることを避けることを重視した行動を取り、妥協すべきところは妥協してでも1つの国を作り上げました。
名が残った人もそうでない人も、この時代に命をかけた多くの人々にあったのは、日本と言う国を思うことだったと思います。
今の日本人から完全に失われてしまった考え方です。
もう一つが人間教育を行う上で大切な精神的骨子となるものが戦後教育ではなくなってしまったことです。
明治以降戦前までであれば教育勅語であり、江戸時代であれば儒学朱子学がこれにあたります。
人としてどうするべきか、何をしてはならないこのかと言う道徳的な支柱が以前には存在していたのです。
海外に目を向ければ、この道徳的な支柱は存在しております。
キリスト教国であれば聖書であり、イスラム国であればコーランです。
知識としてではなく、人間としての善悪であり、良いこと悪いことを教え、自らが万能では無いことを悟ります。
日本の戦後教育では、宗教自体も悪であるかのごとく見做し、精神的な骨子となりうるものを全て捨ててしまった状態であると言えます。
道徳心も精神的骨子も与えらない教育を施していたのが戦後教育と言えるのです。
さらにこのような状態で個々の尊厳と平等主義が移入されてしまいました。
こうなってしまうと、高潔さなどは簡単に消えうせてしまいます。
物事の善悪の基準は各人が勝手に決めればよく、また互いに平等であるからそれを止める手立てもなくなってしまいます。
親と子供、教師と生徒の関係も平等であると考えてしまっているのが現在の日本です。
気概が徐々に低下しているのは、戦後教育がそれだけ浸透したからだと言えます。
今の大学生以下の親世代は戦後教育を受けた世代になりますし、教員に至っても戦後教育を受けた世代となります。
例としては若干範疇を超えていますが、最近増えているモンスターペアレントも戦後教育の浸透が生み出したものだと考えています。
現在の生徒の親の世代の時代では、学校教育自体は戦後教育であっても、その親にあっては戦前の教育を受けた世代が多かったはずです。
このため、子供に対し教師の事を表立って悪く言うことはなく、逆に尊敬すべきだという考えを持っていたからです。
現在の親世代はこのような戦後教育世代であるため、自己の善悪の基準を正しいと思うがため、このような現象が増えているのかと。
現在では、現役世代はほぼ全てが戦後教育世代であり、大きく影響を受けた社会になってしまっています。
これが高潔さを失わせてしまった原因ではないでしょうか。
回答ありがとうございます。
正しくその通りです。
それでは、これを踏まえこれからの日本に対してどうすべきか、という事なのですが、戦後教育からの脱出、という点においては皆さん意見が一致する事かと思います。
マッカーサーを代表とするGHQの思惑がボディーブローのようにどんどんと効いているのですね。
「うぬ、マッカーサーの野郎」と戦後の私も思ってしまうのです。
話しが逸れましたが、志の高い日本人を育成するには教育を変えなければならないとした場合、政策としてどうすべきか、という事を知りたいのです。
それがここのカテゴリーに投下した理由です。
No.10
- 回答日時:
質問者のおっしゃる高潔な日本、日本人とはどのような国か、どのような日本人なのか具体的に指していただかないと答えに窮します。
昔と言ってもいつの時代なのかはっきりしていませんね。「戦前の高潔な精神」とは取りようによっては軍国主義が高潔であったかのようにも取られます。それはさておいて政治の世界においては聖人君子のごとく清廉潔白、一点の非の打ち所のない人物が政治にあたるべきだと言う主張なのでしょうか。そうだとしたら質問者さんがカテゴリーの選択を迷われたように、政治の分野では高潔な人間は住みにくいところで、特に外交となると化かし合いの世界です。最近のニュースによると中国との外交文書でお互いに話し合いの上調印されたはずなのに、一部が削除されていたということです。韓国は竹島を、ロシアは北方領土を掠め取ったし。中国は尖閣列島を占有しようとし、あわよくば石油をだまし取ろうとしています。そのような汚らしい世界で高潔なキリストのような人物が通用するはずがありません。それは現在の世の中では理想にすぎません。質問のカテゴリーは宗教あたりに選ぶべきでしたね。
今日本の政治で必要な人物は「気骨のある人物」です。「高潔の人」ではだめです。明治の元勲と言われた人物はすべて気骨の人でした。このような人物が、日本が植民地になることを救ったのです。
理不尽な申し出はすべてはねつける気概に満ちた行動をとることです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071211/ …
参考URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071211/ …
この回答への補足
少し補足させて頂きますと、
・日本人として、そうした志が高い気概や、誠意を貫き通すには具体的に何をやるべきか?
という主観的な事ではなく、
・そうした日本をこれから育てていくにはどうすれば良いか?
というこれからの社会に向けての質問になります。
宜しくお願い致します。
>具体的に指していただかないと答えに窮します。
失礼しました。
質問した当初は、昔の人間は志が高かった、人を思いやる気概があってそれを取り戻すには、と書きたかったのですが、高潔という言葉の使用法が方向性として若干誤っていたようです。申し訳ありません。
時代としては明治から昭和中期でしょうか。
私個人の意見は、当時の首相が「偏見の多い新聞になんぞ会見したくない! 」と言ってテレビ中継のみやっていた頃までですかね。
>一点の非の打ち所のない人物が政治にあたるべきだと言う主張なのでしょうか。
そこは大丈夫です。そう思ってはいません。
お札にもなった伊藤博文などは女好きで有名で、童門冬二の「新説 伊藤博文」等を見ていると、フィクションとは分かっていながらも本当にどうしようも無いな、と思ってしまったりするのです。
あとは、外交に長けていた薩摩の西郷隆盛はその状況に応じて約束を反故にしたり言を左右に振ったりする術を見につけていましたが、実直な性格である他のお国の人間は信用しなかったそうですね。
私の言っている「高潔」とは精錬潔白の事ではなく、いかに志が高いか、誠に通ずるかを言いたかったのですが、今でも適当な言葉が浮かびません。
>今日本の政治で必要な人物は「気骨のある人物」です。
>明治の元勲と言われた人物はすべて気骨の人でした。このような人物が、日本が植民地になることを救ったのです。
>理不尽な申し出はすべてはねつける気概に満ちた行動をとることです。
全く以ってそうです。ただ、私がこのカテゴリーに投下したのは、現状を憂いるのではなく、それでは次のアクションとしてどう行動すれば良いか、どういった政策が必要なのかを知りたかった為です。
No.9
- 回答日時:
日本人を向上させてきたものは、文明への憧憬です。
(国際政治的には、それは「外圧」かも知れませんが)、文明の良い所を認識し、積極的に採り入れてきました。文明の悪い所も批判してきました。要するに、「学ぶべきもの」を知っていたということでしょう。ところが、文明がある程度相対化できるようになると、向上しようという動機すらなくなります。世代が代るたびに劣悪化していくわけです。吉兆がいい例です。こうなると悪貨が良貨を駆逐する方式通り、「皆がやっているから自分も許される」ということで、昨日の被害者と今日の加害者は同一人物という地獄図が展開しています。これが本来の日本人の姿でしょう。
「学ぶべきもの」は必要です。
回答ありがとうございます。
重ねての質問で恐縮ですが、下記を教えて頂きたく。
1.
>文明への憧憬です。
これはどこで知られましたか? これが分かる本などあればご紹介頂きたく。
2.
>「学ぶべきもの」は必要です。
成る程、向上心こそが人間の資質を高めるのだと解しました。
という事になると、次に目指すべき、勉強すべき対象は何になるでしょうか?
これが、この質問での本質の部分になります。
宜しくお願いいたします。
No.7
- 回答日時:
私もNo.6さんと似たような感じなのですが、もうちょっと言うと…
当時の中でも「高潔な文章」「高潔なもの」だけが現代まで伝えられているから、今が悪いように思えるのだと思います。
明治維新後の日本の政治状況、社会状況などを見て現在と比較をすれば、とてもではないですが、昔、高潔な人が多かった、などと言う妄言を信じることは出来ません。
過去の「選りすぐりの高潔な文章」と、現在の「普通の人々の意見」を比較したところで、意味がありません。
そのようなことで、現在を不要に卑下することこそ、最もダメなことではないでしょうか?
反対意見ありがとうございます。
貴重なご意見として受け止めています。
>昔、高潔な人が多かった、などと言う妄言を信じることは出来ません。
成る程、勉強になります。というより私が勉強不足でありました。
私の親父などが、「昔は今日の様な変な犯罪は無かった。特高がいたおかげだ。特高が復活すれば防げるのかもしれん。」などと過激な事を言っていたので、それに毒されたのかもしれません。
>現在を不要に卑下することこそ、最もダメなことではないでしょうか?
耳が最も痛い意見でありましたが、心の奥底にパンチを効かせて貰いました。
ただ、良くも悪くも、昔と比べて今の日本人というものは「カドが取れて丸くなった」と感じるのです。
立ちション癖のある人が巡査に捕まり、恐縮して罰金を差し出した後、さらに金を出して「あともうこれだけの分、さして下され」と言って立小便を続けた明治の頃とは違うように感じるのです。
・・・等と自分で書いておきながら、どんどん昔の人間がモラルもへったくりも無いように思えてきました。
昔のトップと今の民間人を比べるという誤りを犯してしまいましたが、それでは昔のトップと今のトップを比べるとどうか、という点において、
私の視点から見れば、信念は細く、志も低くなってしまっているのでは無いか、と思っているのです。
ともあれ、貴重なご意見ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
御期待どおりの回答でなくて申し訳ないのですが、私は、昔の日本人に比べて
今の日本人が高潔でないとは思えません。
確かに、昔の人の書いた文章は素晴らしいと思えるものもありますが、
それは「目立つ立場だった人が高潔だった」ということもあるかと思います。
今だって、日本を黙って影で支えている官僚や「企業戦士」と呼ばれる人々は黙々と働いていて、その人たちが戦前に劣っているとはとても思えません。
ただ、その人たちは「縁の下の力持ち」的存在なので、目立った事を書いてないだけかと思います。
この回答への補足
余談1.
官僚に素晴らしい人間が多数存在するのが確かで、それらが表に出てこないのは、彼らの意思や省庁の性質なので仕方が無いとは言え、非常に残念な限りであります。
もっとテレビや新聞等で功績を発表しても良いのではと、官庁に勤めた事のない私が素人考えで思案してしまったりするのです。
余談2.
昔の人の言葉を引用致します。
http://www.infosnow.ne.jp/~sevas/adult/japan/jap …
から、日墨協働会社の理想を。
「世間には、無学でも富を得て、珍味を食べて酒を飲み女性と戯れることに憧れる者がいるが、我々の理想はそんな卑しいものではない。
各人の利益は少なくとも、人々が安泰に暮らし、完全な児童教育をなし、100年後の日本民族発展を希望するという遠大なる理想を持ち続けなければならない」
反論は私が求める答えの本質に近づく為の貴重な意見です。
ありがたく受け止めております。
>確かに、昔の人の書いた文章は素晴らしいと思えるものもありますが、
>それは「目立つ立場だった人が高潔だった」ということもあるかと思います。
成程、そうですね。裾野には本当に素晴らしい人間も多数います。
※著名人が高潔であったかどうかについては、私自身、質問をした後に「伊藤博文はあんなに女好きであったから、昔の人間が皆完璧か、高潔かと問うと、そうではないなあ」などと思ってしまいました。
>ただ、その人たちは「縁の下の力持ち」的存在なので、目立った事を書いてないだけかと思います。
そうですね。社会人になると真面目になるケースが多々ありますね。
企業に限れば、その素晴らしい人間の資質の比率はグンと上がるのですが、それでは世情全体を見渡して見ると、特に若い世代にその人的資質が落ちてしまうように思えてならないのです。
彼らが潜在的に人間として良いものを持っているのに対し、堕落して行く様を見ると勿体無い、と思うのです。
日本人はまだまだ腐りきっておらず、剣が峰で踏ん張ってはおりますが、こうした、戦前に比べて緩やかに退廃する世情や日本人の志について、個人のこうした懸念ではどうしようも無いかも知れないが、今からでも何らかの対策を打つべきかと思い、質問致しました。
No.5
- 回答日時:
>今後、日本に戦前の高潔な精神を取り戻すのにはどうすれば良いか
一言で言えば、「反省心の醸成」だと思います。
反省心を持ち、何事に対しても謙虚であることで、人としての尊厳が出てくるものと考えます。
高潔:人柄がりっぱで、利欲のために心を動かさないこと(大辞泉)
人は、本能として欲望というものを持っていますが、その欲望をコントロールし、全ての行動に対して”潔さ”を持つことで、「高潔」という状態に到達するものと考えます。
高いレベルの潔さを持つ為には、錬磨した反省心を己の中に確立していくしか方法がないと考えます。また、人は、反省という機会でのみしか成長できない、ということを現代人は真摯に認め、受け入れるべきだと思います。
反省心と欲望のコントロールですね。
この言葉は久々に真正面から聞きました。
政治のカテゴリーに投下したので、
将来的にどういった事を実施しなければならないかという事を
聞きたかったのですが、
精神論として私個人の参考になりました。
回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
戦後の焼け野原から立ち上がった日本国民は、その器用さと勤勉さを生かし、すざましい復興を遂げてきました。
おかげで、現在では衣食住が足りてきております。
次は、礼節を知るために努力すべき時期に来ているのでは無いでしょうか。
そのためには、「教育の改革」が重要な要素となって来ております。
時代に応じた、現代版「教育勅語」、現代版「武士道」を復活させ、国民全体の品格を上げ、融和団結して国際社会の「平和と発展」に取り組んで行く必要があると思われます。
回答ありがとうございます。
私の考えに一番近いです。
このカテゴリーに投下したのは、
「どういった政策を取るのがベストか」
という意見を聞きたかったので、具体案を出して頂き大変参考になりました。
と、言うよりむしろ指針に近い案を出して頂き、感銘を受けています。
>おかげで、現在では衣食住が足りてきております。
>次は、礼節を知るために努力すべき時期に来ているのでは無いでしょうか。
全くその通りです。
ただ、教育勅語、武士道はいきなり出されても旧態依然のものであり、
どう現代版にするか、というのがネックとなるでしょう。
そもそも教える教師や、その周りの私を含む大人達全員は、
例え武士道に感銘できてもそれを教えられるような気概は最早残っていないように思われます。
また、上記サイトのフィクションを鵜呑みにすれば、
アメリカが日本が精神的に気骨ある国民性になるのを防いでいる為、
それをも場合によってはかいくぐる必要がありますね。
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