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これといって身内に結婚式があるという訳ではありませんが、手頃な訪問着仕立ての色留袖を見付けたので購入しようかと思っています。未婚の実兄と義妹がいますが、結婚の意思はわかりません…。(比翼は白い伊達衿で間に合わせたとして)紋が入っていないので染め抜き三つ紋を入れて準礼装の色留袖にしようか、活用の場が多いであろう一つ紋(略礼装になるのでしょうか?)にしようか悩んでいます。叙勲で宮中にいくことは無いと思うので一つ紋か三つ紋でいいと思っていますが、どちらの方が着る機会が多いのかアドバイス下さい。ちなみにフォーマル系の手持ちは茜色の色無地一つ紋入りと紋の入っていない訪問着です。また張り紋というのがあるそうですが、簡単に貼ったり剥がしたり何度も再利用できるものなのでしょうか?間に合わせに張り紋を使ったりするのはどんなものでしょうか?

A 回答 (4件)

>また張り紋というのがあるそうですが、簡単に貼ったり剥がしたり何度も再利用できるものなのでしょうか?間に合わせに張り紋を使ったりするのはどんなものでしょうか?



どうも、張り紋というのを誤解されているようですが、
あれは、ワッペンのようなものであれ自体が「シャレ」ではなく
間に合わせなのです。

お祝い事に紋に張り紋するぐらいなら、しないほうがいいです。
これは不祝儀に限っての、必殺技としてのピンチヒッターのようなものですが、とりあえず、バッターボックスに立ったというだけのものです。
ないとダメだから、というだけのものです。

どうしてか理由を説明するとわかるのですが、お祝い事の紋付は事前に当然用意をしておく。
お祝い事はあったほうがいいから。

準備してない人はみっともない、そういうお支度も持っていない、晴れ着がないという、ですから、これに張り紋をするということは目立つことですから、非常に体裁の悪いという目印。

不祝儀黒)にはどうして許されるかというと、誰も不幸を予測していないから、結婚したときに持っていくかそれ以外は、準備すると、
人が死ぬとか(縁起カツギ)、
死ぬのを待つ(呪い?)ようで、
遠慮しているうちになくなるようなことがあると、緊急で
張り紋をして間に合わせるのです。
デ、「私は張り紋」というのは、準備をしてないが、待っているわけではなかったという一種の言い訳? だから、この場合はみっともないが、恥ずかしくはないといういいわけになるのです。
それ以降は紋を入れてもいいのです。

今はそのようなことも余りなく、レンタルなら、ほとんどが五三の桐で済ませてしまいますので、張り紋自体が自分のものと言うことで
こだわりに見えるのかも知れないですが・・・・。

伊達襟と比翼は同じ意味から始まっているのですが、
2枚重ねてきているという目印ではあるのですが、
比翼はあくまでも重ねてきている下が白の着物であるということが必要なのです。
だから、あくまでも、白の着物を演出する必要がある。
見えるところに、「白」を全部見せる。
本来2枚きているべきなのをインチキしているのですから。
伊達襟というのは、ただ、しゃれとして残るなら、襟を見せればいいということで襟が残った、儀式としての意味はないから。

どうして、白だと着ているというのにこだわるかというと、あれは、
切腹とか、討ち入りとか、あだ討ちとかするときに白を着るでしょう、時代劇では。
あれと、同じ意味なのです。
つまりは、そういう覚悟で望む儀式だから、白の着物をきている。

ただの、しゃれではないから、すそにも「白」、袖のふりにも「白」
襟にも「白」とこだわる。

紋は「紋」だから、簡単に替えられるというのは本来×なので、
格も下。
染が上で、刺繍は下(解けるから)なのです。

それからいうと、「紋」が張物で替えられるというのがどういうことか
わかるでしょう?
旗色を替えるというのと同じ意味なのです。
元は、武家の風習だから。
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この回答へのお礼

とっても勉強になりました。着たあとの手入れのことも考えると必要な時にレンタルした方が良さそうですね。

お礼日時:2008/01/20 05:56

張り紋については既出の回答の通りでおすすめできる物ではありません。



ところで訪問着仕立ての色留袖とは、上半身に柄のない訪問着、であって色留袖として着るには無理があります。
つまり訪問着の扱いでしか実質は着られません。
これを着る用途として考えられるのは身内以外の結婚式や茶席、立食パーティー等や高級店でのお食事、といったところでしょうか。
以上にあげた場で紋が必要なのは茶席のみです。
もしお茶をなさっている方なら初釜やかしこまった茶会等での需要がありますので一つ紋を入れておいてもいいでしょう。
そうでない場合、いたずらに紋を入れても着る機会を減らすだけです。

上半身に柄がありませんから、普通の訪問着よりも控えめでキリッとした風情で着られると思います。
しかし後ろ姿がどことなく寂しいのも事実ですので、ここは家紋にこだわらず好きなデザインの加賀紋、飾り紋と言われるものを刺繍してもらうのも一案です。

三つ紋の色留袖というのは、わざわざ誂えてまで必要のない物です。とてもハンパな着物だからです。
色留袖として着るなら染め抜き五つ紋、白比翼に裾回し、共八掛けと、黒留袖同様の仕様にしておくのが無難です。
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この回答へのお礼

お茶も習っていないのでとりあえず今手持ちのもので何かと間に合いそうなので、色留袖は必要な時にレンタルにしようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/23 11:25

訪問着仕立ての色留袖??の意味がよくわかりませんが、比翼仕立てになっていないと解釈します。

と、すれば一つ紋をおすすめします。比翼がついていないので、略礼装になります。比翼仕立てとは衿だけではなく、身頃の下半分に重ねて縫い付けたものです。昔は二枚重ねて着たのを現代は簡略化して、一見二枚着ているように見せかけたものですよ。一つ紋入りの色無地をお持ちのようですので、着ていく場所を広げるという意味では地色より少し濃い色の縫い紋を入れたらどうでしょう。そうすればちょっとしたパーティーにも着れます。貼り紋は、やめておいたほうがよいでしょう。これは借り物に苦肉の策で考えられたことです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
色留袖で比翼仕立てと記載されていないので、そうなのだと思います。縫い紋にするとかしこまりすぎず、華やかになるんですね。

お礼日時:2008/01/18 16:30

こんにちは。


30代後半の着物好きです。

>手頃な訪問着仕立ての色留袖
これは羽二重・比翼仕立てなしの色留袖という意味でしょうか?

>比翼は白い伊達衿で間に合わせた
伊達衿では比翼の代わりにはならないと思います。
胸元だけならともかく、裾から共八掛だけが覗くのでは?

>どちらの方が着る機会が多い
親御さんか旦那さまのご実家がよっぽど大家族で無い限り、略礼装の方が出番は多いでしょうね。
友人知人、仕事の関係、旦那さまの付き合い関係など、略礼装なら出番はたくさんありそうです。

最近の準礼装は3親等内の結婚式でもない限りはほとんど着る機会はないと思っていいでしょう。

私も三つ紋、五つ紋は持っていますが、今まで一度も着てません。

>茜色の色無地一つ紋入りと紋の入っていない訪問着
どちらも略礼装ですね。
でしたら、準礼装でもいいかと思いますが・・・着る機会を考えるともったいない気もしますよね。

私なら。
着ない着物は買いたくないという考えなので、たぶん加賀紋での一つ紋くらいにして
着倒すと思います。

>簡単に貼ったり剥がしたり何度も再利用できるもの
貼るのは簡単ですが、きれいにはがすのは難しいですね。
繊維がケバだったりします。
また、使用も一度っきりです。

>間に合わせに張り紋を使ったりするのはどんなものでしょうか?
まれ~に見かけますが、微妙ですね。
ちらっと見ただけでモロに「貼ってま~す」ってわかるような代物もありますし、本人に聞くまで気づかないような精緻な仕上がりのものもあります。

このあたりの差は価格に出ています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
白い伊達衿だけではだめなのですねー。きちんと比翼仕立てしていないものは色留袖に含まれないのでしょうか?
もし「貼り紋もよく出来ていてわかりませんよー。」と言った回答なら、活用の多い一つ紋にして・・・。と思っていたのですが、三つ紋が必要になった時に貼り紋を検討してみて、「えっ。」と思った場合に紋入れに出そうと思います。
でも購入はもう少し考えてからにします。

お礼日時:2008/01/18 14:30

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