
まず始めに、私は化学初級者なのでよろしくご指導願います。
二酸化硫黄ってパルプ工場などからでる煙に含まれてるやつですよね。で、それが雲となり酸性雨のもととなる。とっても有害。
硫化水素はゴミや下水などから発生する。
よく同じものと認識されることがありますが、においも違うし、まったくの別物ということが分かりました。
でもこの2つ(二酸化硫黄と硫化水素)って関連あるんですよね?なにかに「パルプ工場から硫化水素が副生成物として発生する」と書いていたのですが。これって、
・煙には二酸化硫黄の他に硫化水素も含まれているってことなんでしょうか?
・それとも二酸化硫黄が変化して硫化水素になるってことなのでしょうか?
たくさん調べたのですが、寄せ集めの情報だけではこの2つの関連が見えないのです。
詳しい方教えてください。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
日常における化学反応を紙上で特定するのはとても難しいことです。
そこには多くの化学物質が存在しますし,また人間の鼻は微量成分に対して敏感ですからね(特に硫黄系や窒素系などは)。腐敗臭といっても色々ありますからね。ある種の含硫黄有機化合物も同様の腐敗臭を放ちますし,低分子量の炭化水素も腐敗臭を放ちます。
もし,実際に何かの腐敗が伴っている場合,それは微生物の起こす化学反応となり,推測はより一層難しくなります。
興味の範囲を超え,においの原因を特定する必要があるのでしたら,一度専門業者に依頼されては如何でしょうか?
No.5
- 回答日時:
> ・パルプの煙には二酸化硫黄(ほぼ亜硫酸ガス)が含まれている。
これはどうでしょうか? 私には分かりません。
> ・温泉のにおいは硫化水素である。二酸化硫黄の場合は刺激臭。
その通りですね。二酸化硫黄はツーンとくる臭いで,硫化水素はタンパクの腐った様な臭いですね。ただし硫化水素以外にも,硫化物で似た様な臭いを発するものはあります。
> 二酸化硫黄がなにか変化して硫化水素になったのかなー?
この反応は,仰るような条件では恐らく起こり得ません。
ところで,機器収納箱に納められている材質鉄の状態はどうなっていますか?
もし本当に二酸化硫黄ですと,それは空気中で酸化し,水分を呼んで硫酸になりますので,鉄は猛烈に腐食しそうです。逆に硫化水素ですと,還元性雰囲気になりますので,鉄は決して錆びないでしょう。また硫化水素の場合は,硫黄の黄色い粉をふいている可能性があります。
> >硫化水素はそのまま溶け
> 溶けて、なにになるのですか?
そのままです。が,あまり溶けません。水中でどのような状態になっているかは詳しくは分かりません。水素結合を作ったり水和は起こすでしょうが…。
ありがとうございます。
>もし本当に二酸化硫黄ですと,それは空気中で酸化し,水分を呼んで硫酸になりますので,鉄は猛烈に腐食しそうです。
そのとおりです!中は錆でボロボロでした。
二酸化硫黄が溜まっていることも考えていたので、発錆しているのはある程度予測していましたが、気にいらないのが蓋を開けたとき腐敗臭がしたということです。
さっぱりわかりません。
No.4
- 回答日時:
> 両者とも水に溶けるのですか?
溶けます。硫化水素はそのまま溶け,二酸化硫黄は溶けて亜硫酸になります。
> 両者に直接的なつながりはないということでよろしいのでしょうか。
ku-che さんの質問の背景がわからないと,あるともないとも言えません。「つながり」の意味によります。
> 私は二酸化硫黄がなにかしら反応を起こし硫化水素にもなるとかってによんでいました。
両者は別物ですが,相互に変換は可能です。この反応が起こるかどうかは,反応条件によります。
たびたび回答ありがとうございます。助かります。
>質問の背景がわからないと,あるともないとも言えません。「つながり」の意味によります。
ある屋外機器のメンテナンス業務に携わっているのですが、先日パルプ工場に隣接する場所にいき材質鉄の機器収納箱(通気性若干あり)の蓋を開けてみたところ腐敗臭(温泉のにおい)がしました。私がこの時点でもっている知識は
・パルプの煙には二酸化硫黄(ほぼ亜硫酸ガス)が含まれている。
・温泉のにおいは硫化水素である。二酸化硫黄の場合は刺激臭。
と、この程度。
別に周辺に下水道などはないので硫化水素が発生する要因はないのになぜあのにおいがしたのだろう? 二酸化硫黄がなにか変化して硫化水素になったのかなー? この2つには関係(つながり)があるのかも?!
こんな感じで調べまくりましたが... 解決できませんでした。 寝れません。
>硫化水素はそのまま溶け
溶けて、なにになるのですか?
No.2
- 回答日時:
二酸化硫黄は SO2 で,工場や車,火山などから排出されます。
大気中で硫酸 (H2SO4) になり,これは酸性雨の原因物質の一つです。硫化水素は H2S で,生ゴミの腐敗や,また火山などからも排出されます。硫化水素そのものは有毒ですが,大気中に放出されると酸素と反応し,硫黄 (S8) の黄色い粉末を生じます。温泉地で売っている「湯の花」が,その硫黄です。
ご承知のとおり両者は別物です。しかし,どちらも硫黄原子からなる化合物であり,二酸化硫黄は硫黄の「酸化体」,硫化水素は硫黄の「還元体」に相当します。兄弟のようなものですね。
> ・煙には二酸化硫黄の他に硫化水素も含まれているってことなんでしょうか?
同じ煙突に両者の煙が含まれていると,直ちに化学反応を起こし,硫黄を生成すると思います(自信なし)。硫黄を大量に扱う工場(パルプ工場がそうであるかは自信なし)では,その酸化体である二酸化硫黄を排出する可能性もあるし,還元体である硫化水素を排出する可能性もある,という意味ではないでしょうか。
> ・それとも二酸化硫黄が変化して硫化水素になるってことなのでしょうか?
そのような反応が大気中で自然に起こることはありません。強い還元性雰囲気下で,触媒を用いるか高温に晒すかする必要があると思います。
ありがとうございます。
ということは、両者に直接的なつながりはないということでよろしいのでしょうか。(私は二酸化硫黄がなにかしら反応を起こし硫化水素にもなると かってによんでいました。)
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