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先日、古いアンプを購入しました。
内部を開けたところ大量の接点復活剤をかけた跡があり、
内部はベタベタの状態でした。
過度の接点復活剤は埃や汚れの付着を促しますし、部品の劣化や故障の原因になるなど百害あって一利無し。私としては古い接点復活剤を洗浄したいと考えています。市販の製品としてはどのような洗浄剤が適切でしょうか?また、どのような処置が適当でしょうか。
どうかアドバイスをお願いいたします。

A 回答 (2件)

電子機器メーカーではんだ付ラインの生産技術者をしております。


ベタベタなのは基板だけでなく、シャシーやトランスなども濡れていませんか? 全体に接点復活剤をかけるとは思われません。また接点復活剤は通常サラサラした液体です。なにかジュースなど甘いものをこぼした跡ではないでしょうか。なぜ気にするかというと、使用する溶剤が変わってくるからです。

もし、基板だけベタベタなのであれば、噴流はんだ付するときのフラックス(はんだ付助剤)である可能性があります。もちろん、これも無きにこしたことはないのですが、放置しても問題ありません。一方、水溶性の汚れは吸湿して部品を腐食させます。ぜひとも洗浄したいです。

運悪く、トランスなども汚れているのなら、その汚れを掻き取ってチェックする必要があります。でも、洗うことができるのは基板のみでトランスとか端子類は洗えません。
なお、拭くことは、汚れをどこかに集めるだけで無くすことはできません。お勧めしません。

最初に、2枚の浅い皿に一方は水道水,一方は無水エタノール(薬局で500ml700円くらい)を入れて、掻き取った汚れを浸して、どちらに良く溶けるか確認します。汚れが水溶性か油溶性かを調べるのです。

水溶性であれば、少し面倒ですが、リレー,ハーネス,可変抵抗器など水が入ってしまうと乾かないものは、はんだを溶かして全て外します。
40℃~60℃の湯をバットに用意して、基板を浸し、ブラシなどで洗浄します。
次に無水エタノールを入れたバットに浸して、水を置換します。風を当てないようにしてゆっくり乾かします。急激に乾かすと気化熱が奪われ基板が冷えて水がついてしまいます。

油溶性の汚れの場合、リレー,可変抵抗器は外しますが、ハーネスは付けたままでよいでしょう。洗浄方法は、第1ステップで湯の代わりに無水エタノールを使うことになります。その後は同じです。必ずきれいなエタノールで仕上げ洗浄してください。

電子素子は水洗浄は可能です。しかし、洗剤などは決して使用してはなりません。界面活性剤が残るとリーク不良になる可能性があります。
無水エタノールのほかに無水イソプロパノールでもいいです。昔はフロンR113やR225を使っていました。安全だからです。でも今は使えません。アルコールの方が洗浄力が強いのですが、危険です。火災には十分気をつけてください。
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反対意見もあると思うのですが…


あんまり埃や汚れがひどいなら、私なら、ズバリ「中性洗剤つけて基板丸々水洗い」します。
できれば、ボリューム等の可動部品は外してからやりますし、基板や部品が洗剤に触れる時間は短時間になるように…くらいは考えますが…
また、水に漬け込むのではなく、油性べたべたを落とす時は布なり柔らかいブラシなり…も使って、なるべく短時間で落とした上で、流水洗い…というよりは、屋外でシャワーざふざぶかける感じですね。

洗った後は、埃のかかりにくい場所でカラカラに乾くまで数日~1週間くらいは陰干ししなきゃならないので、冬の時期はちょっとキツイですけども。

もちろん、これでアンプの息の根が止まるのはある程度は覚悟の上で、また、ケースバイケースですが、ヤバそうな部品は交換することも視野に入れて…ってことは、言うまでもなくです。

ただ、もちろん一部の部品交換も行っての話ですが、この手でPA用アンプのジャンク品を3~4台復旧しているので、自分ではまんざら悪い方法でもないと思っています。ただし、カラカラに乾かさないと通電は怖いですし、2台は息の根止めてしまってます(^^ゞ
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