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開いていただきありがとうございます。
自分は趣味で各国語の命名法などを調べているのですが、いかんせん趣味の範疇ですのであまり頼りになる文献には巡り会っても手が届きません。ですので詳しい方などいらっしゃいましたら、ご教示願えれば幸いです。

まずは皇族の皆様なのですが、

ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア
ナナリー=ヴィ=ブリタニア
シャルル=ジ=ブリタニア
シュナイゼル=エル=ブリタニア
オデュッセウス=ウ=ブリタニア
コーネリア=リ=ブリタニア
ユーフェミア=リ=ブリタニア
クロヴィス=ラ=ブリタニア

この非常に短いミドルネームのようなものを用いるというのは、どこかの国で実際に使われていた(いる)ものなのでしょうか。おそらくは本来の姓の略称だとは思いますが、作品の雰囲気作りのために独自に創作した命名法なのかどうかが知りたいです。日本語として見栄えがいい形になっているので創作のような気もしますが、個人的に大変魅力的なので、できれば実存してくれればうれしいかなって感じです。

ならびに……
ヴィレッタ・ヌゥ
この人はどの国に由来する名前なんでしょうか? ヌゥ?

A 回答 (1件)

これらは少なくとも「ヴィ」=Vのようなイニシャルではないようです。

さて現実にあり得るものとしては「定冠詞」「前置詞」「前置詞と定冠詞の融合」です。またミドルネーム自体が本来短い名前ということもあります。

di : イタリア語の前置詞 (=of)
la : フランス語、イタリア語、スペイン語などの定冠詞(女性名詞)
el : スペイン語の定冠詞(男性名詞)。姓以外に称号としても XX el Magno = XX the Great
gli(リ): イタリア語の定冠詞(男性名詞複数)

姓の前に前置詞がつくのは貴族とよく言われますが必ずしもそうではなく単に出身を表すだけのこともあります。

Leonardo da Vinci
Ludwig van Beethoven

これらは貴族ではありません。

この話の中では現実にあるものないものいろいろ取り混ぜて綴りもいかにもありそうに作っています。
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Code_Geass_ …
もっとも姓と名の語族が違うのもありますがご愛嬌でしょう。あまりに現実的では生々しくなり過ぎです。

vi, u は見たことありませんがスラブ系の В (v)「~の中の」, У (u)「~のそばの」からの着想かもしれません。スラブ系でこういう前置詞のある姓は知りませんが。

>ヴィレッタ・ヌゥ

やはり出ました「小さいゥ」。先日国語のカテでも書いたのですが架空の人名では「○ー」「○ウ」ではなく「○ゥ」とするのが流行のようです。
それはともかく [nu:] と発音する名前はそれほど不自然ではありません。フランスなら探せばあるかもしれません。 Noux, Nous, Nout, Noud...
もしかすると牛科の動物 Gnu から取ったのかもしれません。色黒ですし。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%BC
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いつも横からのぞかせていただき「こういう解釈ができるんだ。へえ」などと勉強させていただいております。さすがに語学のところに落としてくるのはためらわれたのですが、まさか個人的に一番お世話になっている人に回答いただけるとは思ってもみませんでした。

自分も姓名でばらばらだったりしているので「このミドルネームっぽいのも結構適当なのかな」と考えてはいましたが、これだけの可能性が考え得るのですね。
ほかの分野での深さなどからいっても、個人的に「それらをベースとしていたとしても、細部は結構適当につけてる」的な気分が深まりました。特にviは耳障りというかキャラのイメージを優先して決定したっぽいですね。

RE: 小さいゥ
失礼ながらそちらの回答の方は確認しておりませんでした。
なるほど。音引きでも大文字でもなく小文字であるというところから、なにかしらの意味が含まれているのではないかと思いましたが、流行なら仕方ないですね(笑)。

いずれにしても語学知識達者でうらやましい限りです。自分など最近ようやく日本語に対して自信が持ててきたというありさまで、大学卒業までに三カ国語を満足行くほど習得できるか怪しいものです。

このたびはありがとうございました。今後共によろしくお願いいたします。

お礼日時:2008/06/14 00:17

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