大人になっても苦手な食べ物、ありますか?

演歌、艶歌…といわれる音楽を時折街中で聞こえてくることがありますが、
私にはどれも同じ様に聞こえます。
正確に言えば似ている曲がおおいように思われます。
(けっして全てとは言いません)
これは私に音楽の才能がなく見極める能力の問題なのかもしれませんが、
どれも変わらない節回しに聞こえてしまいます。

演歌の世界には盗作問題はないのでしょうか?
少なくともメロデーや最後のあたりはそっくりとしか感じられません。

詳しい方教えて下さい。
文学の世界ではあれほど似ていたら間違いなく盗作と思いますが。

A 回答 (1件)

あまり関心がないものは違いが目立たないという心理面もあります。

高齢の人の中には若者の音楽がどれも同じに聞こえるという人がいます。
しかし演歌は似ているように、俗に「ド演歌」と呼ばれるジャンルは特にそう感じられる理由があるようです。

音楽的なことを言うと、まずドレミファが全部使えないということがあります。

5音音階、俗に「ヨナ(47)抜き」と言われる「ドレミソラ」だけを使うためどうしても一般のポップスに比べメロディーが似通ってきます。また「最後のあたりがそっくり」というのは、ハ長調の場合最後が「ド」出終わるのですが(この点はポップスも同じ。ただポップスは「ド」以外でも終われる)、「ソ→ラ→ド」とくることが多くこれがいかにも日本的な、悪く言えば田舎的な感じを出します。西洋音楽的な理論では曲の終止は「G7 - C」となるのが基本でこれに合わせてメロディも「シ→ド/ソ→ド」が一番落ち着くとされますが演歌はメロディに合わせて「G7 - F - C」となりこれが各コーラスの最後、曲のエンディングに現れます。
(短調では「ラシドミファ」の5音です)

また楽器編成もあまり思い切ったことはできません。

ジャンルとしての「らしさ」を保とうとすれば枠組みからあまりはみ出すことはできないわけです。これは枠組みから少しずつはみ出させていけばだんだん演歌らしさは薄まり、ポップスに近づいてくるのです。

歌詞の内容も年齢層を考えると、酒だ、男と女だ、ふるさとだ、などどうしてもそちらの方に傾きがちになります。しかし昔は演歌風の曲調で青春を歌った曲もありました。

古い歌謡曲やときにはGSまで今の基準なら演歌になりそうなものがあり、またそれがヒットしたこともあります。

これは一つには、民族には本来聞いて落ち着くようなメロディがあるからです。しかし世界中からいろいろなものが入ってくれば若い世代を中心にして、聞く側も作る側も新しいものを求めていくものです。今世界中ではやっているポップスは、源流は英米かもしれませんがもはや無国籍と言ってもいいようなものです。

制約のある中である意味「お約束」をまもっているジャンルですから似通ってくるのは仕方ないのです。先細りするのも運命なのかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2008/07/30 10:54

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