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K1を観ているとオランダ勢が優勝を重ねているので、
オランダを格闘技王国として紹介していますが、
私はそれについて少し疑問に思ってます。

何故なら、私の知る限りのお話しで失礼致しますが、
オランダはK1では大活躍してますし、柔道では
メダリストをそこそこ輩出しているようですが、
他の格闘技においては、
オランダ人のボクシング世界王者というのは聞いたことが
ありませんし、オランダ人のレスリングメダリストや
テコンドーメダリスト、フルコンタクト空手世界王者
というのも聞いたことがありません。
柔道とK1だけの実績で、オランダを格闘技王国とするのは
はたして妥当なのかな?と思っているのですが、
皆様はどのようなご意見をお持ちですか?
貴重なご意見をお待ちしております。

A 回答 (1件)

 格闘技界を分類するやりかたはたくさんあるでしょうが、伝統的な格闘技と新興格闘技の二つに分けたとすると伝統的な格闘技はレスリングとボクシングです。

新興的な格闘技は空手やキックボクシングや柔道やその他の格闘技になります。柔道や空手が新興にはいっているのは競技化が明治以降で西洋に普及したのはもっと後だからです。日本における格闘技界といった分類は柔道を除いた新興格闘技のことをさす場合が多いと。これは感覚的な話ですが、20年以上格闘技にたずさわっている人間は納得すると思います。レスリングやボクシングはもともとオリンピック競技としての地位を獲得しており、いわゆる格闘技とは別格の存在でした。また、柔道も普及が目覚ましく世界的にも重い地位を獲得しています。つまりボクシング界、レスリング界、柔道界とあってその他の格闘技が格闘技界となるわけです。例えるなら、可愛いペットという本があったとして、そこで扱われるのはハムスターやウサギや鳥などで犬猫は殆ど扱われないのと同じだと思えば理解できるでしょう。そういったわけで、今の格闘技界を運営している年代の人たちはそういう意識を持っているはずです。
 
 そういった事情以外でも、オランダ自体は国土が小さく人口もさほど多くはありません。つまり競技人口の分母はあまりありません。それにもかかわらず幾多の名選手を輩出しています。まず、オランダの格闘家家で有名なのはカレンバッチ氏、柔道ではヘーシング、サンボではクリス・ドールマン、キックボクシングではラモン・デッカーやロブ・カーマン、フルコンタクト空手ではミッシェル・ウェーデルやジェラルド・ゴルドーやピーター・スミットがいますね。こうしてみると名前があがったのはすべて新興格闘技の人であって伝統的格闘技の人はいませんね。それでも上記の定義だと十分に格闘技に強いといえるでしょう。

 オランダが格闘技王国と言われる所以はこのように、オリンピックでヘーシングがメダルを取ってから、フルコンタクト空手ではカレンバッチ氏が来日してから、日本の格闘技界を脅かす選手が多くいたためと考えられます。そして日本格闘技界とオランダの格闘技界のパイプが太い(極真空手、オランダメジロジム、柔道など)ためオランダの強豪選手が来日しやすかったこともあるでしょう。つまりあくまで日本にとってのオランダの印象といったところではないでしょうか。
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この回答へのお礼

勉強になりました。いつも貴重なご回答誠にありがとうございます。

お礼日時:2008/08/16 16:40

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